けしぶ

オクラホマシティサンダーについてあれこれお話しする場所です

ディフェンスを支える2人:ベイズとJRE

本当にあれもこれも語りたいことがあるんですけど文章にする時間がないので、今回はタイトルの通り最近DFでハッスルしている2人について思うことを語ります。

 

まずはベイズです。

彼は20-21シーズンでスタメンフォワードとして出場するようになり、役割もそこそこ与えられていました。シーズン序盤こそ調子良かったものの次第に上手くいかなくなり、そのせいでプレーに迷いが出てさらに上手くいかなくなるという悪循環に陥っていたような印象でした。

しかしシーズン変わったらやっぱり期待しちゃうもんで、21-22シーズンではもしかしてめっちゃ上手くなってるんじゃないか?なんてあわよくば期待を寄せていました。

 

結果的に、少し辛辣に言えば特に成長はありませんでした。安定感のないスリーも変わらずプレーの判断もイマイチのままだったので、ちょっと期待外れでした。OFに期待して今までスタメンで出し続けていたのにこんなに成長がないのは残念と言わざるを得ません。

そんな中、ベイズはAD、ポジョ、KDなどといったエースフォワードとマッチアップすることが増えました。勿論彼らを完全にシャットアウトすることは不可能です。さらにいくら頑張って守っても点を取られたりファールになってしまったりするため、ベイズ自身の調子にも影響していたように思います。BKN戦とか特に。

こうした1on1をばっちり止めることはできませんが、11/16のMIA戦辺りから何かが変わりました。明らかにベイズのDFのインテンシティが上がったのです。1on1以外にもヘルプやリムプロテクトといったあらゆるDFプレーに対して今までよりも集中力を見せるようになり、その結果ブロックのスタッツが記録されるようになっただけではなく、効果的なDFリバウンドがぐっと増えました。このおかげで相手の余計なセカンドチャンスを減らすことができ、チーム全体としてリズムよくOFへと繋げられるようになりました。

そして、DFに体力を使う分OFでの貢献が減りました。具体的には、コーナーへ広がることが増えて、トップやウイングからのドライブが減りました。MIL戦ではたまに1on1仕掛けてドライブしてましたが、思い出せるだけで2回TOしてたと思います(スタッツ確認したらTO=1になってましたが、2回は何らかの形でOFチャンスを潰してたと思います。観返すのはめんどいのでしませんが...)。

HOU戦ではウッド相手にプレッシャーをかけ続けて簡単にやらせませんでしたし、MIL戦ではヤニス相手にブロックを複数かましました。痺れるぜ。

DFでここまでインパクトを残せるのなら何故今までやらなかったの?と思ってしまいますが、頑張っているので不問とします。この際ベイズはDFに熱量を捧げてもらって、OFはコーナースリーとかカッティングで合わせるThe ロールプレーヤーになってもらいましょう。BOS戦では結構ドリブルこねたりしてたけどそこが強みじゃないって分かったので合わせで活躍して下さい。

因みに、今のところベイズの11月の10試合の3P%は1.3/3.5=37.1%です。3&Dとして割り切って徹してみてもいい数字だと思います。

 

 

次にJREだ!

ルーキーながら今やフェイブよりもスタメンにふさわしい男になっているような気がする。6'8のセンターはリバウンドやリムプロの面できついと思っていましたが、ボックスアウトなどの基礎を忠実に行うことでリバウンドをもぎ取り、大きな相手にも当たり負けせずに踏ん張ることでイージーショットを打たせません。ヤニス相手に押し込まれずにタフショットを打たせたりヘルプが来る時間を稼いだりできたのもJREのハッスルのおかげです。

前は彼のスイッチアビリティーを絶賛しましたが、リム周りでもしっかり守ってくれているということです。しっかり守ってくれていることはデータにも表れています。

対戦相手のオフェンスのうちFTになってしまった割合であるOPP FTA RATEがOKCはリーグで上位3位の0.191ですが、giddey-shai-dort-baze-JREの5人ではさらに数字が良くなり0.177になります。この5人の時間が圧倒的に多い中で余計なフリースローを与えない守りができていることが分かりますね。OPP EFG%はチーム全体より悪くなるのは内緒

JREの良さはそれだけにとどまりません。これも前から言ってますが、彼は常に首を振って声を出しており、ポジショニングやローテーションに気を配っています。このこともあってJREを見ていると「安定している」という風に感じるんだと思います。ペリメーターでドートが走り回ってJREが後ろを固めつつ常にサポートの準備をして、ベイズがその間でヘルプをするみたいな形ができると強くなれそう。というか面白そう。

今回はDFについて語りたかったから省略しますが、JREはOFでもそこそこ活躍してくれてます。2巡目で取れたからラッキーとかじゃなく、JREをドラフト出来てラッキーっていうのがぼくの認識です。

 

この2人(+ギディ)のおかげでOKCはリバウンドが得意なチームになりました。なななんと、いいんでしょうかOKCは平均リバウンド数リーグ1位です。OFリバウンドは9位なんですけどDFリバウンドが1位なんです。相手の2ndチャンスポイントも4位タイに少ないということでこれもまたDFリバウンドが取れていることによる影響が強いでしょう。

 

という感じで、個人的に感じていることとデータをごちゃまぜにしてあれこれ書いてみました。もしベイズが一流ヘルプディフェンダーになれて、JREがちょっと器用なPJタッカーにでもなれればこれもう優勝でしょ。

幸い今シーズンは今のところみんな一生懸命試合に取り組んでいて、どの試合も観どころたっぷりなので大変満足しております。試合に出ている選手も出られない選手もみんなで力を合わせて突き進んでいってほしいです。

 

それでは!