最近書く時間が確保できて嬉しい。
前回記事を書いている途中にNBA.comのスタッツを色々見てたんですけど、ちょっと書き残しておきたいことがありましたので書きます。なおデータは11月24日現在のものです。アウェイでATLに負けたあとです。
触れたかったのはこれです
OFFRTG=99.5
これは今シーズン29位です。今どきOFFRTGが100切るっていうのはなかなかあるもんじゃありません。ちなみに去年のOKCのOFFRTGは102.8でした。ということは今年のヤングOKCは去年の暗黒OKCよりも非効率なオフェンスを展開しているわけです。
自由研究の記事でも触れましたがOFFRTGは勝率に大きく関係のあるスタッツです。よって現在OKCが勝てていない原因はずばりオフェンスにあるといってもよいでしょう。
ところでディフェンスのスタッツはどうなんでしょう。DFFRTGはリーグ15位でDFリバウンドもリーグ1位、その他のディフェンスに関するスタッツは、
- 相手のEFG%:15位
- 相手の(フリースローの数/ポゼッション数)の少なさ:3位!!
- 相手の(ターンオーバー数/ポゼッション数)の多さ:24位
- スティール:23位
- ブロック:24位
- 相手のTOからの失点の少なさ:15位
- 相手のセカンドチャンスポイントの少なさ:4位!
- 相手のファストブレイクポイントの少なさ:1位!!!!
- 相手のペイントエリアからの得点の少なさ:4位!
- ディフレクションの多さ:28位
- ルーズボールの確保数の多さ:25位
- ドローチャージの多さ:24位
- 2PTショットをコンテストした数の多さ:12位
- 3PTをコンテストした数の多さ:2位!!!
- ショット全体をコンテストした数の多さ:2位!!!
こんなのもスタッツに残ってんのかと思いながらたくさんまとめました。褒めて
全体的にみると若手ばかりのチームの割には優秀なんじゃないかと思います。よってOKCの弱点はオフェンスにあるという主張の説得力が上がりました。
先ほどOFFRTGが100を切るのはやばいって言いましたが、どれほどやばいことなのかを示すのにこんなのはどうでしょう。
今年のOKCのOFFRTGは76-77シーズンの平均と全く同じである。そして77年以降平均OFFRTGが100を切った年はない。
参考:basketball-reference.com
76-77シーズンのMVPはカリームアブドゥルジャバーで、wikiによるとABAがNBAに吸収された年で、ロバートパリッシュがドラフトされたシーズンです。その頃のバスケと同じ効率で今のOKCはバスケをしているのです。すごいでしょう?
とはいえ一応擁護するべき点もあります。近年NBAはオフェンス有利なルールでずっとやってきたせいでOFFRTGは上がり続けていました。そんななか今年はルール改正やボールの変更により4シーズンぶりにOFFRTGが前年と比べて下がりました。ですので昨シーズンよりもOKCのOFFRTGが下がるのはしょうがないともいえるのです。さらに、昨シーズンの平均OFFRTGは112.3で今年のは107.9ですのでその下げ幅は4.4です。一方でOKCの下げ幅は102.8-99.5=3.3なので、OKCは他チームに比べてむしろ変化に適応している方であるともいえます。
とはいえ、70年代のバスケと同じ効率で21年にやるのもどうかとは思いますし、早急なオフェンス改善が求められます。もういい加減シュート上手い人が欲しい。ATL戦でトレイがボグダンやガロ、ハーターにキックアウトしてるの観て羨ましかったですし、うちのギディが可哀想になりました。うちで一番シュート上手いのムスキーですよね?頼むよプレスティ様...
そんな感じです。明日のUTA戦頑張りましょう。
それでは!