今回は、個人的にOKCのセンターに求めたい役割について語りたいと思います。
まずは現状整理です。
OKCは非常に若いチームで豊かな才能を持つ選手がたくさんいます。しかしその若手の中にはセンターポジションを担える人材がおらず、だからこそ2021ドラフトでビッグマン取ろう!って言ってたんですけど結局取らずで、今シーズン開幕時にはセンターはフェイブだけというような状態でした。昨シーズンはロビーを、今シーズンはJREをセンター起用しており、2人とも体を張って頑張ってくれていますがどうしてもサイズ不足になってしまうという欠点がありました。最近になってディアキテを10days契約で雇いほんの少しサイズアップし、彼も攻守でファイトしてくれています。多分ディアキテはJREの穴埋めとして雇われていますが、JRE復帰後も残してあげたいですね。
さて、ここでぼくが求めるセンターとはどんな仕事をしてくれる人なのかについてまとめます。あくまでも個人的な意見ですのでご了承ください。
ひとつ目はサイズです。よって最近のスモールに寄せているOKCのスタイルは正直好きではありません。サイズが正義なのは昨シーズンのMILを見れば明らかですし、逆にMILみたいなビッグチームを今のOKCでどうやって倒すんだっていう話です。
ふたつ目にディフェンス力です。チームで一番でかい奴が体を張らないでどうする。ディフェンス力といっても色々ありますが、最優先はペイントエリアをしっかり守ってくれることです。このタイプの究極系はゴベアですが、そこまで歴史的な支配力を求めているわけでは勿論なく、とにかく体を張って守備をしてくれることが大切です。ペリメーターも守れるフットワークを持っているのが現代的に理想とはいえ、ぼくの好みとしてまずはペイントを固めてほしいのです。
みっつ目はオフェンスでPnRのロールマンを果たすことです。とにかく上質なロールマンが欲しいんです。ギディを最高に活かすためにはロールマンが必須です。ついでに言えばトレもアリウープを狙ってる様子がサマーリーグのときから散見されます。この前のSAC戦ではディアキテにいい感じのロブを上げていました。
Tre Mann -> Mamadi Diakite Lob Dunk
— Jackson Lloyd (@JLloyd952) 2022年2月6日
Mann has intriguing ball skills... pic.twitter.com/iKGKaI9y6C
基本的にはこれらみっつの才能を持つビッグマンが欲しいです。要するにディフェンスもそこそこ出来るリムランナーが欲しいのです。因みに頭の良さは前提条件です。
なんでこんなにリムランセンターにこだわるのかというと、楽に点が取れますしその効率の良さをラスやクリスポの時代に何度も経験したからです。さらには派手なダンクはチームや会場の雰囲気を盛り上げてくれますし、相手への精神的なダメージも大きいという利点があります。これらのことを踏まえてぼくはリムラン系が欲しいのです。
理想を語るのであればスリーが打てたりオールスイッチが出来たりするビッグマンが最高ですが、そんな選手は簡単に手に入りませんし、シェイやギディらの上質なガードがいる時点でスーパースターのセンターじゃなくていいように感じます。多少スリーが打てるのは嬉しいけどね。
ぼくがOKCにいてくれたら嬉しいセンターのイメージはカペラやアレン、ホームズあたりの選手です。ストレッチが出来る選手ならブルックロペスだったり、ペリメーターを守れるならバムとかになるのかもしれませんが、ここまでに挙げた選手はみんな優秀な選手たちであり簡単に手に入るものではありません。
そこで潤沢な指名権を活用してたくさんの候補生の中から未来のビッグマンを育てるというプロセスを是非とも行ってほしいです。幸い今年のドラフトはビッグマンがたくさんいますし、大きいのからスキルフルな選手までよりどりみどりです。よろしくなプレスティ!
とはいえ、最近のOKCはスモール5を起用することが多いのでフロント陣はぼくと異なるバスケットボールフィロソフィーを持っているのかもしれません。ですが攻守においてどう考えても足りていないサイズの補給は急務だと思いますし、これからリングを狙う上でヤニスやADといった化け物達を止める選手は必須です。その中でぼくは上記のような才能を持つビッグマンを獲得して欲しいという話でした。
最後に、今後は少しづつドラフト候補生のまとめもしていけたらと思っています。去年まとめた有望ビッグマン記事で紹介した選手たちは残念ながら出場機会に恵まれず、その才能を見せつけることが出来ていない状況です。INDのアイザイアジャクソンはすごく良いと思います。
今年はウォーカーケスラー君のでかさと長さと頭の良さに惹かれています。それ以外ならコロコ君のフィジカルギフテッドさに惚れています。
それでは。