けしぶ

オクラホマシティサンダーについてあれこれお話しする場所です

サンキューOKC Guys Vol.2

Vol.2からはそれなりに試合に出た選手達へということで、色々話したいことが増えそうです。

順番は合計出場時間の少ない順にします。

 

まずはディアキテへ。彼もコロナプロトコルによる人手不足の補強としての参加で、10days契約を何回も延長しながらの起用となりました。スタメンになることもあり、ビッグマンとしてはアンダーサイズながらも持ち前のフットワークとハッスルでその弱点をカバーしていました。OKCファンからは概ね好評だったような気がしますが、特別ロスターに残す理由もなく、プロトコルが明けて人が戻ってきたら即座にカットとなりました。短い間でしたがありがとうございました。

 

次にサーへ。Blueでの活躍が評価され2way契約を結ぶことになり、オールスター明けの怪我人多すぎOKCの中ではしっかりとプレータイムも貰うことが出来ました。選手としての印象は全体的に器用貧乏な感じでしたが、そもそも7フッターのCがいなかったOKCにとっては貴重な存在でした。タンクが進むにつれてスリーも積極的に打つようになって最後の方はそこそこ決めており、これもしかして来年も残れるか?と思わせるパフォーマンスを残しつつありましたが、フロントはそう思わずということだったんでしょうね。もう少しキャッチが上手ければオフェンスでもより戦力になり得たと思うのでそこが勿体なかったです。でもJREが帰ってきたからってばっさりカットしなくても…

そのサイズは立派な武器ですし、NBAに限らずどこかで必ず活躍出来ると思います。今シーズン短い間でしたがありがとうございました。

 

次はリンディ君だ。遂に現れたシューターです。Blueでの活躍が異常だったので彼がコールアップされたときは楽しみだったんですが、それに加えてオクラホマ州ノーマンで生まれ育ったという点、そのままオクラホマ州立大学、OKC Blueでプレイした点、ネイティブアメリカンというアイデンティティを持ちそれを誇りに思っている点、6'6というサイズ、イケメンな点などがぼくの好みにずばり刺さってマイフェイバリットになりました。

そんなリンディ君は最初の最初こそわずかなプレータイムしか貰えずシュートも打てませんでしたが、デビュー3試合目で初めて打ったシュート、それも武器であるスリーポイントシュートをきれいに沈め、いきなり見せつけてくれました。オールスターが明けて怪我人が増え始めてからは安定した時間を貰い、得意のスリーと意外と高い身体能力、やる気のあるディフェンスで貢献してくれました。コートの外でもネイティブアメリカンとして活動しており、同じルーツを持つ観客と交流したりイベントを開いたりしているようで、自分のルーツを大切にしている姿もまたかっこいいです。

ぼくは当たり前のように来年も残るだろうと思っていますが、彼のスキルセットやサイズが去年お世話になったスヴィと似ていて不安なところもあります。しかしスヴィよりもスリーが上手そうなので大丈夫なのかなとも思います。

何はともあれ金の都合がついたらジャージ買うからよろしくね!来年はシェイやギディの隣でプレーしてより効果的なプレーヤーになってね!

 

次がなんとムスカラさんです。出場時間少ないね。右足首靭帯の怪我で後半は全休でしたが、元々どこかの違和感でback to backの試合は片方休んだりしてたのでこんなに合計出場時間が短くなりました。

しかしながら少ない出場時間の中で残したインパクトは大きく、例を挙げればTOR戦でのクラッチスリーです。

リーグ全体でみてもスリーを70本以上決めた選手の中でアテンプトが一番少ないですし、その中でも3番目に確率が優れています。要するにリーグの中でもかなりシュートが上手い部類に入るわけです。

そんな感じでシューティングでチームを引っ張ってくれたムスカラさんですが、彼のゲームに対する姿勢や準備の仕方もまた若手にとっては模範となっているようです。ベイズとかがシーズン中に褒めてましたし、そういった意味でも大切なベテランとして今シーズンは非常にお世話になりました。というわけでオンコートでもオフコートでも頼りになるムスカラさんは当然来年も残るべき選手ですし残らないわけがないと思いますが、ひとまず今シーズンはお疲れさまでしたと伝えたいです。ありがとうございました。来年はアンチタンク砲じゃなくてFor the Win砲になりましょうね。

 

お次はフェイブ。UTAからのサラリー調整トレードでやってきたときからあなたの献身的なプレーや人間性は信頼してましたし、実際すごく頼りになりました。ちょっとレイアップ外しすぎだったけど…

ベテランとしてコートに立ったときは確実に一番堅実で実力派なセンターでした。いてほしいところにいてくれる、してほしいことをしてくれる、常に後ろから指示を出してくれる、こういったフェイブのサポートがあったからこそギディやその他のルーキーはNBAのバスケに適応しやすかったのだと思います。ベテランだというのに若手の控えになっても文句ひとつ言わずに常にアドバイスを送り、試合に出れば仕事をしっかりこなしてくれるのは流石の一言でした。

そんなフェイブも年齢的に考えて強豪チームへ動くのかな、なんて思ってましたが、なんとシーズン終わりの会見でOKCに戻ってくる発言をしました。これに対して全く反対の気持ちはありませんし、むしろOKCの組織や選手達を気に入ってくれて嬉しいとさえ思っています。フェイブのホームは当然UTAですしいつまでもOKCにいろとは言いませんが、プレスティとよく話して今後のキャリアを決めてもらって、もしOKCに残ってくれるのであればこれからもお世話になります。

 

今回最後はクレイチです。初得点したPHI戦の記事でも触れましたが、大怪我から復帰したチェコ人は6'8というサイズとクレバーな判断力、まだ粗いもののセンスを感じさせるスキルセット、スモールサンプルとはいえそれなりに入るスリーとこれからの成長に期待したくなる逸材でした。顔は少し怖いけど笑うとかわいいのもいいですね。ポクの逆で自分のスキルにまだ自信がないのか、自分でオフェンスを作り出すという姿勢がまだ弱くパスの判断が早すぎる気がします。しかし既にチームに数多くいるハンドラーの隣で活躍するうえではむしろボールを持たなくてもいいはずですし、オフボールでも常に考えて動いているように見えるので安心しています。ディフェンスもサイズあるしこれからもっと良くなるといいですね。

来年はよっぽど何か大々的にチームが変わらない限り残ると思いますが、どうでしょう。膝を怪我してたらしくそのリハビリにオフシーズンがとられるのは残念ですが、無理せずしっかり治してほしいです。そして来期は元々得意だった豪快なドライブをNBAでみせてくれることを期待しています。

最後になりますが、タンキングチームを引っ張ってくれてありがとうね!来年は勝利を目指したチームで頑張ろうね!

 

 

案の定少し長くなりましたしまだ選手がそこそこ残ってて不安です。頑張るぞ。

それでは。