けしぶ

オクラホマシティサンダーについてあれこれお話しする場所です

サンキューOKC Guys Vol.3

Vol.3です。今回も各選手へちょっとずつコメントしていきます。

 

 

トップバッターはタイちゃんです。20-21シーズンに引き続き控えPGとして安定したプレータイムを勝ち取り、それなりに頑張ってくれていた印象でした。しかしシーズン全てで順調だったわけではなく、ASブレイク以降はヘルニアでお休みとなり、残念ながらそのままシーズンアウトとなってしまいました。

むらはあるもののディープでも打てるスリーポイントや堅実なパスがタイちゃんの得意技で、今年もそれは発揮されていたと思います。加えてギディの影響なのか技巧派アシストも増えたような気もします。ほんとに6'5も身長ある?

一方で昨シーズンから著しく向上した部分がそんなになかったというのもまた印象的でした。プレータイムの減少に伴ってスタッツも下がってますしスリーの確率は数字だけを見れば悪くなってます。これらは新加入のギディやトレの影響でボールタッチが減少したことによるものとも考えられますが、タッチが減るとパフォーマンスが落ちてしまう選手は今のOKCでは活躍しにくいです。OKCの現状としてガードが過多気味ということと、これからもドラフトで活きのいい将来有望な若手がじゃんじゃん入ってくることを考えると、タイちゃんのオフシーズンは少し荒れ模様となるかもしれません。

とはいえ昨シーズンも今シーズンもタイちゃんのスリーに助けられたことが何回もあったことは事実ですし他の選手ともすごく仲がいいみたいなので、どうなるにせよタイちゃんにはビッグ感謝です。来年も縁があればよろしくね!

 

次はマレドンだぁ。サマーリーグの時点でフィジカルとパスにおいて圧倒的成長を見せたマレドンでしたが、ギディの異次元の活躍やトレの成長スピードに押されてプレータイムが少なくなってしまいました。それでも、シーズン中に送り込まれたBlueでは大活躍し、加えてシーズン後半は怪我人が増えた影響でボールタッチも増えて見違えるほど良いパフォーマンスをみせてくれました。

しかし、進化したフィジカルを活かしたレイアップのフィニッシュ力は素晴らしいものでしたが、如何せんロサンゼルスの夕方並みに渋滞している相手のインサイドに切り込むのは難しく入らないスリーを何度も打つことになり、その結果何も出来ない選手に見えてしまって印象がより悪くなってしまうという最悪な事態となりました。後半の活躍でなんとかその印象は払拭出来たのではないかと思いますがフロントはどう思っているのやら。

フィジカルの強化は決して無駄ではなくチームメイトのセルビアン7フッターにもやらせろと言いたいくらい理想的なパワーアップでしたが、そこを活かすためにはさらなるスキルアップが必要かもしれません。ディフェンスはそんなに印象ないので話せませんが、On/Off Courtスタッツ見てる感じそんなにインパクトはなさそうです。

ドラフトでライバルがたくさん加入してきた2年目は思うような結果が残せなかったマレドン。シーズン後半にみせたパフォーマンスをNBAレベルの選手相手に続けられるのかが今後の注目点となります。トレよりも若いですし一気に爆発して一躍スターになるかもしれませんし、まだ様子見という感じでもいいような気がします。というか大なり小なり爆発せんと今後生き残っていくのは難しいぞ。

というわけで今年もタンクに付き合わせてごめんよ、そんでもってありがとうございました。今度こそフランス代表に呼ばれるといいね!

 

次はロビーです。マレドンと同じように新加入のJREとフェイブの影響でプレータイムが激減し、Blueでの無双を経てタンキングOKCを引っ張りました。AS後は非常に調子が良く、来年度に向けてこの上ないアピールが出来たのではないでしょうか。

ロビーの今シーズンを語る上でJREの存在を無視できません。同じようなサイズ感でセンターをやらされるところがそっくりでしたが、JREの方がPnPでの得点力と判断力、リバウンド力、全体的なディフェンスの上手さが優れており、その結果プレータイムが与えられたのはJREでした。さらにJREが怪我で抜けても空いた枠にはディアキテが入るなどロビーの時間がだんだんと減っていき、これは完全に構想外になってしまったか?と思ったのは否定できません。しかし、前述の通りAS後からは異常に調子を上げてきており、特にスリーがなんでか分かりませんがめちゃくちゃ入りました。そのせいでアンチタンクしちゃったりするくらい決めてくれましたが、ロビーも腐らずしっかり成長しているのが感じられてよかったと思います。

ロビーはリム周りでのタッチが優れておりロールマンとしては比較的優秀です。そこにこの好調なスリーが続けばなかなか面白い選手になれると思いますが果たして。その判断をするにはこのパフォーマンスを偶然と捉えるかどうかによりますし、誰を相手にこのパフォーマンスをしたのかも考慮するべきですからね。ディフェンスは出来ないわけじゃないけどちょっと余計なファールが多すぎる気がしますし、ロビーもオフシーズンどうなることやらですね。

マレドンと同じように最後の方までタンクに付き合わせてしまって申し訳なかったです。少なくとも弱い相手には十分通じる実力なのは分かりましたし、来年の進化に期待して感謝の言葉とさせていただきます。

 

次はケンリッチです。今年一年で本当にNBAが好きな人には周知されてしまったケニーハッスルは相変わらずの何でも屋さん具合でチームに貢献しました。誇張抜きで全てを担当していると言っても過言ではないほどの働きでした。

既にケンリッチについては記事も書いてますしそこで褒めちぎりまくってるのでこれ以上語ることもありません。そこで、今シーズン印象的だったケンリッチエピソードをふたつ書き残しておこうと思います。

ひとつ目はトレード噂で結構注目されてたことです。

NBA Trade Rumor Intel: Latest on Collins, Turner, McCollum, Grant, More | Bleacher Report | Latest News, Videos and Highlights

↑の記事はトレードやチームの方向性について色々取り上げています。「ATLはテコ入れするのか」「ロケッツの再建」などのようにタイトル付けされてそれら12個の話題に関して色々書いてる感じです。そんな記事の最後の話題が

 

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でした。ケンリッチに1巡目!?やっぱプレスティって強欲だし指名権大好きだな!なんてTwitterも盛り上がっていましたが、指名権なんてもらってもそれがケンリッチになるわけないし、ぼくは絶対に反対でした。最終的にはトレードも起きずで一安心。

ふたつ目はケンリッチがOKCで引退したいと言ってくれたことです。

これ見て嬉しすぎて泣きそうになりました。プレーオフチームのローテーションに入れる実力を持つケンリッチがこんなタンキングチームに閉じ込められてるのは本人にとって良くないことだという事実と彼を放出したくないという我儘に板挟みにされていたぼくにとってこの言葉は大変な救いとなりました。いつまでもOKCにいてね。

というわけで最高のヘアスタイルを兼ね備えるケンリッチウィリアムスが欲しいチームは見返りに24歳以下でかつオールスターに出た経験を持つ選手をください。というかケンリッチがOKCで引退したいと言ってる時点で強奪するのは人の道を外れた行為になるのでやめてください。

ケンリッチの全てに感謝!

 

 

なかなかに長くなりました。なぜか今回は来シーズンに残れるか否かの境界線にいる選手が多くなり大変でしたが、彼らなくして今のOKCはないわけですから全員にリスペクトと再度感謝ですね。

それでは、Vol.4に続きます!