けしぶ

オクラホマシティサンダーについてあれこれお話しする場所です

24-25シーズンへの期待を込めて

いつも通りまとまりのない形式で語ります。テーマはタイトル通り、今のぼくが今シーズンのOKCに対して期待していることを中心に書き連ねていき、たまに脱線します。

 

まずは今シーズンのOKCに対する捉え方を改めて確認します。今シーズンのOKCは完全なるWinNowチームです。昨シーズンまではなんやかんや100%優勝狙い~っていう姿勢ではなかった一方で、今年からは目先の勝利を狙うロスターを組んで組織全体で頂点を目指す形を整えたと思うので、ここの認識をきっちりと改めようと思います。

その認識のアップデートを受けてぼくの中でどんな変化があるかというと、これまでは選手/チーム育成を目的にセットしていたロスター構成やミニッツ配分などのことを優勝を目的にセットし直す、ということに賛成の立場を取るようにしようと思っています。シボドーメソッドのようにローテ8人平均38分とかそういうことをして欲しいわけではないんですが、ある程度勝利を目指したローテーションを中心に据えて、その結果若手のミニッツが減ることが起こったとしてもそれについて反対しません。勿論ルーキーやその他の若者達が自分でミニッツを勝ち取ってくれることは大歓迎ですが、普通に年齢関係なく「強い選手」が主に起用されることが優先されるべきだという思想を持つようにします。よってデイグノートさんには勝利のためのベンチマネジメントをお願いしたいですし、それをがっつり実行して欲しいと思います。

 

次にぼくが今の時点で持っている意見をシェアさせていただきたいのですが、正直なところ世間が言うほどOKCの勝ち星は伸びないんじゃないかなって思っています。何故なら、今シーズンは昨シーズン成功したやり方から色々と変える必要があり、その変化量も今シーズン中にいい感じに整理しきれるようなものではないかもしれないと思っているからです。

まず第一に純Cのハーティ獲得によって戦術をある程度変える必要があります。昨シーズンまで執っていた5人全員でのドライブ&キック作戦をそのままやりたいのであればハーティは試合に出さずにカルーソやその他既存メンバーを重用するか、もしくはハーティがギディ並みにドライブするかWill並みにスリーを打つかしかありません。まずはここの変化に対するアジャストにどれだけ時間がかかるか、どうアジャストするのかがとても大切になります。ハーティの怪我によって更にアジャストに時間がかかることになりましたしね…。それにチェットやDubの役割もメンバーの変化や彼ら自身のパフォーマンスレベルによって昨シーズンから変わる可能性もあるでしょうし、そうなるとこれまたアジャストを強いられる時間が増えることになります。さらにさらに、OKCに対するスカウティングがもっとなされることや他チームも普通に強くなっているという現実を考慮すると、昨シーズンのような勝ち星の積み重ね方は難しいんじゃないの?というのがぼくの意見なのです。

しかし、いくら面子が変わろうが戦術が変わろうが調子の良し悪しが変わろうが、OKCのチーム力や選手個々人の実力のベースは確実に高いです。世間のOKCに対する高評価の理由も恐らくはそこ由来なんでしょう。ぼくだってこの点については思いっきり首を縦に振りますし、いくら変化に対するアジャストが大変でも流石にプレーオフは問答無用で出ると思っています。

ただ、「優勝候補筆頭」だの「西はOKCで決まり」だのの評価は高すぎると思います。ぼくの期待値としては群雄割拠の西の中でも強豪のひとつとしてカウントされるくらいの立場にいられて、そんな西でも50勝を目指せるチームであれば文句なし、というイメージです。色々な変化に正しくアジャストしながらも50勝くらいの結果は目指していって、そうして磨き上げた戦術とチーム力と身に着けた自信でプレーオフに乗り込む、そんなチームになれればレギュラーシーズに関しては文句なしです。仮にそれが出来れば十分優勝出来るくらいの地力はついていると思いますしね。

 

あともうひとつ語りたいことがありました。それは現ロスターの単純な実力だけでは優勝は出来ないという意見のシェアです。ついさっき「優勝出来る地力があるはず」みたいに書きましたが、それはあくまでレギュラーシーズンの中で想定通りのペースで成長出来たときという仮定の話であり、今言っているのはレギュラーシーズンで思ったよりも上手くいかなかった場合の話です。でもってその場合だとプレーオフで最後まで勝ち抜く強さには到達出来ないのでは、という主張になります。

今考えうるレギュラーシーズンで伸ばし切れないかもしれない部分を挙げると、シンプルに攻撃力です。ディフェンス面はハーティとカルーソの獲得によって大幅にアップグレードされました。2人とも頭が良くフィジカル的にも大変優れているのでディフェンス面のアップグレードは単純計算で結論付けていいと思いますし、それどころか総合的なディフェンス力ではリーグトップと言ってもいいレベルになったかもしれません。しかし彼らはスター選手ではなく、昨シーズンのプレーオフで明確に足りなかった「シェイ以外の誰か」というオフェンシブパワー不足問題の解決策にはなりません。両者攻撃面での武器も色々あるのでオフェンスでも活躍する場面は多いと思いますが、だからといってセカンドエースになれるのかっていうと違うじゃないですか。なのでもしそこをレギュラシーズン中に解決出来ないようであれば、今の西の混雑具合を鑑みると今シーズンもまた良くてWCSF、悪くて1回戦負けもあるんじゃないかと思っています。

OKCが優勝するための必要条件として次のふたつのうちのどちらを提唱したいと思います。ひとつ目は分かりやすく、「シェイ以外の誰かがASかその一歩手前くらいのにレベルなる」というものです。候補生はDubとチェットで、ありえそうなのはDubだと思います。ふたつ目はちょっと複雑ですが、「ロールプレーヤーのうち誰かが20mil契約選手並みの活躍をする」です。例えばアーロンがセカンドチームの大エースに成長して平均14点くらい取るようになるとか、ケイソンがドリューLiteになってオフェンスの役割を5倍くらい増やすとかが起こればこのふたつ目の条件をクリアしてきます。個人的に期待しているのはこの2人のステップアップなんですが、他の選手、例えばジョー様でもハーティでも誰でも全く問題ないです。大切なのはちょっとした活躍ではなく明確なステップアップで、イメージ的にはMILのボビーやDENのブルースブラウンが挙げられます。彼らはオールスターではないものの役割や任務遂行力の高さが期待以上だったと思うので、そういった選手がOKCからも出てきてくれると嬉しいな~という考えですね。

とまあぐだぐだ書きましたが、結局言いたいことをまとめるとシェイに次ぐ第二の矢が出てきてくれることを期待してるよってことです。もしくは視野の外から放たれるライトクロスカウンターのように、想定していないスーパーロールプレーヤーの活躍があるのもこれまた期待しています。これらがないとレギュラーシーズンはよくともプレーオフがきっついんだ。

勿論チームの戦術面でのアジャストは大前提なのでそこはチームみんなでよろしくやってもらいます。出来るだけ昨シーズンまでの戦術の良さを残しながら上手くハーティを組み込めると最高ね。

 

ということで、今シーズンのOKCへの期待値は世間的には高いですが、ぼく的にはこれまで通りアンダードッグなメンタルで挑んでいければなぁと思います。どんなときも挑戦者の気持ちで自分達のバスケをやり通すのみ。それが出来ればどんな結果でも胸を張れるぜ。

長いシーズン怪我無く頑張りましょう!

 

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⚡⚡⚡⚡ ThunderUp ⚡⚡⚡⚡

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