けしぶ

オクラホマシティサンダーについてあれこれお話しする場所です

23-24シーズンの1月を追いかけて

23-24シーズンを追いかけてシリーズ1月編です。

1月は11勝6敗です。インシーズントーナメントのせいで11月12月の試合数が少なかったんですが、そのしわ寄せが来ましたね。選手達の負担をもっと分散させえよNBA

 

目次です。

 

本題行きます。

 

2024/1/1 vsBKL 124-108 Win 22-9

試合のリンク

勝ちたいゲームに勝てました。

立ち上がりこそビハインドを背負いましたが、ゲーム全体を通して余裕を持ってプレー出来ていたような気がします。スリーが入っていたBKLに対して余計なプレッシャーを感じずに落ち着いており、まずは相手のシュートを難しくすることに集中してディフェンスが出来ていました。攻撃面ではOKCがやりたかった相手のターンオーバーを誘う展開に出来ませんでしたが、それに頼り切らずに作ったオープンショットを決めることできっちりとゲームを締めることが出来ました。あんだけ気持ちよく打たせてくれればそれなりに入るさ。

BKLは大エースがいないチームなのでみんなでボールをシェアする戦術を取るのかなぁと思っていて実際観てもそんな印象を受けたんですが、それにより的を絞りにくくなっていたような気がします。そのせいでパスの出どころだったりシュートのタイミングだったりが予想しにくくて結局ターンオーバーを誘発することが出来なかったんじゃないかなーと思います。最近はスター選手と周りを固めるロールプレーヤー達っていうチームと試合をすることが多かったので観ていて新鮮な気分になりましたが、その辺の違いにも対応出来ちゃう今のOKCはなかなかに優秀です。ラス時代は無理だった気がする

 

今回はギディのジョブチェンジについて少し語ります。ここ数試合調子が良いギディですが、その理由を語るために下のsplit statsを見てみます。

ギディの月毎のシューティングsplit statsです。12月から明らかに増えているのがスリーによる得点率です。それもアシストのつくスリーが87.5%ということからキャッチ&スリーが多く、これはつまりスポットアップシューティングの役割を担うことが増えてきているということになります。更にはツーポイントショットにもアシスト付きのものが増えていることを考えると、オフボールからのシュートがぐっと増えていることが伺えます。

元来ギディは「6'8のPG」という触れ込みでのNBA入りでしたが、結局PGをやるには色々と技術が足りませんでした。それでもなおPGの役割を担おうとした10月と11月でしたがやはりというべきかうまくいかず、OKCファンの中でもアンチギディ派が生まれたりしましたし純粋にチームの方向性に馴染めないせいでプレータイムも減りました。

そこで12月に入ったあたりから少しずつ上記のような役割にシフトしていきます。ハンドラーをやらずにコーナーで待っていたり、スクリーナーとして体を張ったり、今まではオフェンスに注いでいた体力をディフェンスに回すようになり、これまでのスター候補のピカピカなギディから泥んこ上等の汚れ役ギディに変わっていきました。

その変化によって彼のスキルセットも再び輝きを取り戻します。こんなスタメンの5人目みたいな役割の選手がバックドアパスを出したり嫌なタイミングでのカッティングをしたりしてくるなんて相手チームからすると嫌でしょうがないでしょうし、なんやかんやギディも上手いのでシェイやDubだけに集中していた相手チームの裏を突くようなプレーもみせてくれます。このようなギディの自己犠牲メンタルによって最近のOKCはより盤石となり、勿論このBKL戦でもでもその恩恵を受けて勝てましたし、ギディもギディでOKCになくてはならない重要なピースへと返り咲いたのでした。

21歳になったばかりの若手には難しいアジャストだったと思います。彼の努力に感謝して、これからもしっかりサポートしていきたいと思います。

 

ということで現地時間は2023年ラストゲーム、日本時間では2024年のファーストゲームになったBKL戦は気持ちの良い勝ち方が出来ました。

その象徴のようなドート劇場で締めます。お疲れ皆の衆、次のBOS戦も頑張れよ!

 

 

2024/1/3 vsBOS 127-123 Win 23-9

試合のリンク

現地時間新年一発目はすんごい試合になりました。それでも勝っちゃったけどね~。

1Qは互いにオープンショットを落とさないヒリついた展開でした。グッディーを上回るグッドショットの応酬だったので、年明け早々大変なゲームをやってるなぁと苦笑いしながらの観戦となりました。流石にそんなハイペースは長くは続かず2Qになると少し落ち着きましたが、そうするとサイズで上回っているBOSがちょっとずつですが押し始めます。OKCも頑張って攻めたり守ったりするものの、チェットがいないと高さ不足の関係でリバウンドが取れなかったりしましたし相手のリムまで簡単に到達出来ない時間帯が続いたりしました。それでも今シーズンずっと継続してきている全員ディフェンスで被害を最小限に抑えて突き放されないように踏みとどまると、オフェンスでは引き続きオープンなショットを決めていくことでシーソーゲームのまま前半を終えられました。

3Qの頭に幸先よくスリーを2本決めて流れに乗るとそこからはギディ劇場が開催されたりセカンドチームの活躍があったりでリードを拡大、4Q半ば辺りまでOKCペースでした。しかしそこからリーグ最強チームが牙を向き、勝利が見えてきて逃げ腰になってしまったOKCの面々へ罰を与えるかのようにガチガチディフェンスBOSへと変貌すると、その勢いを生かして早いペースでの得点を重ねてきました。最後のホワイトのコーナースリーなんてもう褒める以外に出来ません。この時間帯は観ているのが辛くて辛くてため息をつきまくっていましたが、何とかみんなで得点をつないで結局逃げ切りエンドでした。いや~よかったね~凄いね~。

 

今回は最後の逃げ切りフェーズでの逃げ腰体勢に文句を言いたいと思います。一番文句を言いたいのはDubからハイポストにいたシェイへのパスがカットされたところで、Dubちゃん、君が攻めないと駄目じゃんよ。シェイから寄越せって言われてたのかもしれませんが、その時点で既にシェイ一辺倒オフェンスでうまくいってなかったんだから攻め方を変える必要がありましたし、Dubやその他の選手達の経験を積ませるという今のうちからやっておきたいお仕事もあったんですから、あの場面ではDubに攻めて欲しかったです。そしてそれをベンチからコーチ達からも指示してあげないといけないんじゃないのかなぁと思います。コーチマークもっと選手達を落ち着かせてあげてくれ。

実際Dubでいってみたらフリースローをもらえたりクラッチフローター(ジャンパー?)を決められたりしたわけで、相手だってシェイを離すわけにいかないんだから、Dubちゃんのスター性をもっと信頼していくようにチーム全体で意識して欲しいです。

それ以外はそこまで文句ないです。最後に追いつかれそうになったのもBOSが凄かったからでOKCが100%悪かったとは全く思えませんし、後半のランはとても良かったですもんね。でもマジで凄かったぜ本気のBOS。

 

ギディのアジャストとメンタル、ドートの究極3&D化、Dubとチェットのスター化によるスタメン強化以外にも、ジョー様のスリーだけじゃない攻守の貢献、ケニーアーロンケイソンの役立ち3人衆、いつの間にか何でも屋さんビッグになったWill、出たら絶対活躍するおじさんコンビベルタンとvasa、そしてMVPのシェイ、主に彼らの活躍に支えられたOKCは西の1位と3位に勝ち、今度はリーグ最高勝率のチームにも勝ちました。この良い雰囲気を維持しながらこれからも突き進んで行って欲しいですし、それを応援・サポートする準備は出来ています。正直WinNowモードのOKCを応援する準備は出来てないけどな、ちょっと最近強すぎだよ君達。

マジで頑張れ。勝敗はどうでもいいからこれからも良いバスケを継続してね。今本当に応援してて楽しい最高のバスケ出来てるから、これからもよろしくね。

 

 

2024/1/4 atATL 138-141 Lose 23-10

試合のリンク

敗北です。10敗、2桁だ…。

BOSとの死闘からのB2Bでかつオクラホマシティからアトランタまで移動しなければいけなかった、さらに聞いた話によると飛行機が少し遅延したとかで余計な疲れも蓄積した中でのATL戦でしたが、まあ当然のように入りがグダグダになりました。シュートが入らなさ過ぎてオフェンスがグダり、足が動かず反応も遅くでディフェンスもグダりました。

基本的にこちらが負けた試合のときはお相手さんが良かったと思うように意識しているんですが、流石にこの試合はOKCの自滅が原因だったと思います。

そんな中最も状態が悪かったのがチェットでした。今シーズンこんなに頼りないチェットをみたことがなかったのでびっくりしましたが、ディフェンスでのフットワークと反応が過去最低でした。もともと彼の弱点としてOKCファンの中でまことしやかに囁かれていた体力不足問題が表面化したことになりますが、こんなタフスケジュールじゃあしょうがないよねっていうのがぼくの感想です。怪我明けのルーキーにいつも通りのパフォーマンスを求める方が間違いですし、きっついスケジュールが続くNBAの洗礼を浴びたよい経験になったのではないかと思います。

また、チェットが駄目だとディフェンスが崩壊するっていうのも分かりました。勿論チェット以外の選手達も動きが鈍い感じがありましたが、チェットのリムプロ力やそこからくるコート全体への影響力が落ちると今シーズンみんなでやってきたディフェンススキームを維持出来なくなってしまいました。すなわちチェットがいないと今のOKCの強さはないってことですね。いつもありがとなチェット。ゆっくり休む暇はないがなるべく無理せず休んでくれ。

他のみんなも今日に関してはどんなレベルのパフォーマンスでも責められません。そんな中でも試合の中でちょくちょくランを作れた時間帯があったことや最後の最後には追いつけそうなところまで持っていけたこと、それらはプレー内容にかかわらず手放しに褒めたいです。お疲れさまでした。

 

一般的に言われている(もしくはぼくが勝手に思っている)強豪チームのセオリーは「格下のチームとの試合を落とさない」です。OKCを強豪というのであれば勝率だけで言えば格下であるATLには勝たなくてはいけなかったわけですが、第一にOKCはそんな立場のチームではないというのと、むしろ今のOKCは格上との試合で全力を出してどこまで通用するのかを確かめたいはずなので、BOS戦で燃え尽きてしまったのはむしろ良かったんじゃないかと思います。本気で勝ちに行って良いパフォーマンスが出せれば今の時点でもBOSにだって勝てるんだぞっていうのを知れたその代償としてATL戦を落とすことになりましたが、全然OKということです。

ヘンテコOKCで試合に臨んですみませんでしたATLさん。勝ち星あげるから許してください。

 

 

2024/1/6 atBKL 115-124 Lose 23-11

試合のリンク

負けてしまいました。本音では勝ちたかったけど、BKLの対OKC策が効いていたと思うので今回は言い訳無用の完敗です。

試合を通じてとにかくみんなやりにくそうでした。具体的にどんなことをBKLがやってきたのかはぼくのBBIQでは解剖出来ないのですが、BKLのディフェンスはコートに出てる5人が一体となっていた気がします。つまりはBKLの選手達はみんなOKCに勝つ作戦を理解していてそれをコート上で正しく実行出来ていたわけです。1回OKCと試合をしただけですぐにカウンター出来ちゃうなんてやっぱりNBAってすごいね。

素直にこうやってお相手さんの適応力に見とれたいのですが、今後プレーオフを戦っていくはずのOKCにとってこういった形での敗戦は無視出来ません。相手のアジャストに対してアジャストし返せずに負けてしまうということは、プレーオフの7戦シリーズでも対応されやすく負けやすいということであり、もしそれがOKCの弱点なのだとしたら優勝なんて夢のまた夢になってしまいます。

でもね、こんなレギュラーシーズンの1試合で対応されて負けた~なんてことで憂う必要もまたないでしょう。何より1月のうちからこうやってひとつの対OKC策とやりあうという機会を得られたことの方が幸せです。これまでのOKCは相手のバスケについていくのでやっとだったと思うんですが、今シーズンからはとうとう今回のBKLのようにこちらに合わせたバスケをしてくる相手と戦い始めました。これまでにない相手の戦術に今は苦しむことが多いと思いますが、こういう試合から学んでどんどんどんどん成長していって欲しいです。わざわざ対OKC策を試してくれたBKLに感謝ぜ。

でもってそんだけ対策されまくっていたにもかかわらず孤軍大奮闘していたシェイは別格もいいとこでした。巷ではDubとチェットと合わせてBIG3だ!と呼ばれているようですが今んとこ完全にシェイの実力が飛び抜けています。SUPER1&BIG2です。チェットは方向性が違うかもしれないので置いておくとして、Dubちゃんは先輩のシェイについていけるように頑張ってね。シェイの兄貴は3年目のASブレイク後から今の神モードに入ったので同じ時期にそれなりの選手になっていられるようによろしくね。

 

東の5割以下チームに連敗するのは正直予想していませんでしたがこれもまた勉強です。選手達もそう捉えてくれているはずですし今はまだ何がなんでも勝たなきゃいけないモードというわけでもないので、1戦1戦を大切にしてこれからも頑張りましょう。

応援する側のぼくも0-0メンタリティを忘れないようにするぞ!

でも正直WASには勝ちたいぞ!

 

 

2024/1/9 atWAS 136-128 Win 24-11

試合のリンク

勝ちはしました。128点も取られたけどね。

なんでこんなに競っちゃったんでしょうね。ぼくの中ではいい回答が見つけられなくて、だってリバウンドも取れてたし被2nd Chance Pointsも抑えられてたしスリーもよく入ってたしで分かりやすく数字で確認出来るところは概ね良かったと思うんですが、なんか競ってしまいました。やっぱり128点も取られたのが良くなかったんでしょうが、なんでかWASのオフェンスが止められなかったですね。WASもスリーがよく入ってたから~なんて単純なことじゃないと思うんですよね。

各チームの直近3試合限定スタッツで言うとリーグワーストのDEFRTGを記録しているOKCですが、何がそんなにきついんですかね?ATL戦はスケジュールの問題が大きかったと思いますが、まさかWASにも128点取られるとは思いもしませんでしたよ。

ロード連戦がきついのかな、きっとそうだよね。

 

ということでこの試合はそんなに語りたいことがないので内容については以上です。しいて言えばタイアスジョーンズめっちゃ上手い。

 

この試合1番の見所はムスカラさんとオモルイ、ジャレッドバトラーとの再会ですよ。

これは試合開始前だと思うんですが、試合が終わった後も選手達は勿論コーチングスタッフの皆さんもムスカラさんや他のみんなと話してました。

誇張抜きにして今のOKCがあるのはマイクムスカラのおかげです。ムスカラさんがベンチをまとめてくれて、試合に出ればどんなときもアンチタンク砲を撃ちまくったからこそ今のOKCの若手達がまともなバスケが出来るんです。

サンキュームスカラさん、試合中執拗に狙ってごめんね。

 

さて、これで終わるのもちょっとあれなので、ここ3試合のディフェンス悪についてぼんやりと考えてみます。特にあたりをつけないで直近3試合のOKCのOn/Off Courtスタッツを見てみると、Dubやギディがいる時間がましだったことが分かりました。2人とも最近頑張ってるもんね。

特にDubのオフコート時のスタッツの悪化が顕著で、攻守ともにガクッとレベルダウンしていることが分かります。オフェンスに関しては今はまだ色々試していきたい時期だと思うので取り合えず目をつぶるとしても、Dubがいないときのディフェンスの数字が激悪過ぎまして、これは流石に今すぐなんとかしないといけないんじゃないかと思います。どうすればいいのかは分からないけどね、早くジェング呼び戻して起用してみたいね。

また、この事実から今のOKCはDubの「1~4番まで守れる能力」というのに実は結構助けられているんじゃないかというのが想像出来ます。身長こそ6’5しかないものの7'2という驚異的なウイングスパンとパワフルな肉体で守るDubの守備力って実は凄いものなのかもしれない。

負けたBKLの試合の感想で「シェイに追いつけるように頑張れよDub」的な感じのことを書きましたが、よく考えたら2年目シーズンの半分弱でこの活躍してるだけで十分凄かったです。OKC1年目のシェイより凄い気がするし、やっぱりやばいねDubちゃんって。2wayなのが更にその凄さを際立たせてるわね。ひょえ~。

 

最後にWAS戦の話に戻りますが、勝てはしたのでよしとしましょう、というようなゲームでした。景気よく勝ってメインの選手達のミニッツを減らしてMIA戦に向けて鋭気を養っておきたかったのが本音ですが、まあとにかく勝てはしたのでよしだね。まだまだ勝つのが当たり前なチームじゃないですしね。

ということで次のMIA戦頑張りましょう。勝てたら嬉しいね~。

 

 

2024/1/11 atMIA 128-120 Win 25-11

試合のリンク

勝てました。やったぜい。

お相手さんがバトラーをはじめとする主要選手を何人か欠く状況だったので、手放しに「去年の東の覇者に勝った!俺ら最強!」とはなりません。しかし、どんな選手でも立派なNBA選手に仕立て上げることでいったら右に出るものはいないMIAですから、この試合のメンバーだって十分に手強い相手でした。なのでまずは昨シーズンシーズンスイープされていたMIAに勝てたことを素直に喜びたいと思います。

2回目のBKL戦のときと少し似ていますが、MIAは真に5人で一丸となってオフェンスもディフェンスも作ってきます。特にディフェンスに関してはサイズこそ小さめながらもバムというリーグ最高クラスのアンカーを中心に5人で堅い布陣を敷いてきました。やっぱりMIAの伝家の宝刀ゾーンディフェンスの練度が素晴らしすぎて、いつも通りのOKCならば攻撃のリズムを作ることが出来ずにずるずると負けてしまっていたような気がします。ところが、この試合のOKCは空いているスペースや選手へのパスをよく意識して、ゾーンディフェンスの隙間をアタックし続けることを心がけていたような印象を受けました。そのせいか分かりませんが、いつもならもっとリム付近まで強引に行ってしまうようなドライブでも早めに外に捌いたりカッティングしてきた選手にパスを合わせたりと、これまでの攻め方とは少し違った対MIA用のオフェンス方法にしていたような感じでした。合計アシスト数も36とまあまあ高めだったしね。

あとは、やっぱり作れたスリーを決められるとチーム全体の流れが良くなりますね。MIAもシュートが上手いチームでこの試合でもそれなりに決めてきましたが、後半になっても決めたいシュートを決められたOKCと決められなかったMIAの差が勝敗に現れたような結果となりました。

 

この試合でぼく含むOKCファンの皆様が感動していたのは、Vasaのゾーン崩しの上手さでした。毎回MIAのゾーンを完全に崩せていたわけでは勿論ないのですが、毎プレー毎プレーで0.3~0.6くらいのズレは生み出してくれていたような感じで、恐らくMIA側の誤算のひとつになっていたんじゃないかと思います。NBAよりもヨーロッパの方が組織だったプレースタイルだと思うので、多分あっちの方がゾーンディフェンスシステムも上手く構築されていて、そんな中で戦っていたVasaにとってはたとえMIAのゾーンだろうと隙が見えるのかもしれません。NBAの特徴である展開の速さにも対応している当たりやはりユーロMVPは伊達じゃないです。あと、同郷のヨビッチがマークマンのときにVasaらしくないパワフルドライブで押し込んでのレイアップをしていたのが良かったです。可愛い後輩をいじめてしまう嫌な先輩ですね。

それと前も言ったけどVasaのチームディフェンス、良いよね…。

 

Vasa以外にも、ジョー様やケンリッチアーロンケイソンの有能3人衆などのベンチ組の活躍にも助けられました。最近はSLAM5に注目が集まりやすいけどあなた達の活躍も大好きよ~。

 

ということで勝ててうれしかったMIA戦でした。東4試合遠征は2勝2敗という結果となりましたが、スケジュールを考慮すれば十分頑張ったんじゃないかと思います。

でもってまたB2Bで今度はOKCに戻ってのPOR戦です。大変やね。

実はこれ書いてるのPOR戦も終わった12日の夜だから結果も知ってるけどね。

 

 

2024/1/12 vsPOR 139-77 Win 26-11

試合のリンク

勝ちましたがなんちゅう試合を…。別に悪いわけじゃないけどさ…。

フロリダからオクラホマまでの長距離移動B2Bといういや~なスケジュールでしたが、こんな形で乗り越えることが出来てよかったです。今シーズンのPORの低迷具合は噂には聞いていたもののなかなか根深そう

レギュラーシーズンにおいてどうしても発生するB2Bをこういった形で消化出来て良かったといいましたが、度々あるスリーが入らない日もこの試合に当たりました。これで向こう5試合くらいはワイドオープン決め決めOKCになれます。

スタメン組は各自必死にスタッツを稼いでいました。特にシェイとギディ。まあちゃんと試合に勝てるなら何してもいいけどね。

 

また、この試合はキヨンテジョンソンのNBAデビュー、並びに初得点が生まれた試合なので、それについてはお祝いしないといけません。Thunderのジャージを着てペイコムセンターでバスケが出来てよかったね。Gリーグの方ではぶいぶい言わせているようだけど、この試合でもいい塩梅にエゴも出しつつ頑張ってくれたね。でもGだと余裕で通用するアタックがNBAでは通じないっていうのが分かっただろうキヨンテよ。この学びをこれからに生かすためにも、超優秀な先輩方から少しでもたくさんの技術を盗むんだよ。

 

正直に言えば、他のベンチメンバー達、トレやジェングなどのパフォーマンスの良し悪しについて議論出来るほどこの試合は価値のあるものではなかったです。なので、ベンチメンバーのみんなにはひとまとめに「主力選手達のミニッツを抑えるのを手伝ってくれてありがとうな」と伝えたいと思います。

 

はい、もう話すことがないです。こういう試合は観ててもそこまで面白くないしね。

怪我無く終われてよかったよ。

次の週末ゲームORL戦も頑張ろうね。

 

 

2024/1/14 vsORL 112-100 Win 27-11

試合のリンク

勝てました。週末ゲームにしては地味な内容だったね。

同時期に始めたタンクがひと段落ついてきた新鋭若手チーム同士の対決でしたが、お相手はマイアミからオクラホマまでの長距離移動かつB2B、しかも怪我人多しという状況だったので、OKCの方が100%強いから勝てたというわけではなさそうでした。前試合のコメントで言ったことを繰り返す部分もありますが、改めてこの試合の結果を考えるとMIAtoOKCのB2BをPOR戦で消化出来たのはOKCにとってラッキーでしたし、対してそんなタフスケジュールタフロスターな相手にはきっちりと勝てたので、総合的な感想としてはこの試合は拾えてホッとしたというところでした。

さて、この試合の見所としてはドートのフェザータッチファールでした。バンケロのドライブに対してドートがふわっとお腹で触ったところバンケロがボールロストしたんですがそれが何故かファールになり、さらにはチャレンジすらも失敗しました。バンケロもやっぱり良い選手ではありますしフィジカル的にも大変恵まれているので、いくらドートといえどもファールしないと止められないはず!とレフェリーは判断したんだと思います。それでいいのかNBAレフズ…。でもシェイへのファールもまあちゃんと吹いてくれたので一応許しましょう。

ということでシェイにも少し触れようと思いますが、アンドワン6本はやりすぎです。もともとこの試合では最初からシュートタッチが良かったと記憶しているんですが、それでもあれだけアンドワンを決めちゃうなんてやっぱりあんたは天才だ。でも最近ちょっと飛ばし過ぎじゃないかな?無理するなよ。

 

ちょっとネガティブを語るとすれば、先述の通り大変な状況のORL相手だったのにもかかわらず結局最後の方まで追いすがられてしまいました。お互いにスリーが思うように決まらない試合でしたが、ワイドオープンスリーを相手より12本も多く打っててこの確率なのは褒められません。ここいらで決めるべきシュートを決めるっていうのを改めて徹底していかないといけないですね。きっと出来ると信じてますのでみなさんよろしくお願いしますね。

あとこの試合でちょっと思ったんですけど、最近のデイグノート監督は育成ローテーションを採用することが多い気がします。その証拠にVasa-ジョー様-ケイソン-ドート-ケンリッチというシェイもDubもチェットもいない意味不ラインナップが一瞬使われたり、これまで通り少ないもののジェングのミニッツも取られてました。そもそもWinNowローテーションに切り替えたことの方が圧倒的に少ないのでそこまで気にする必要もないんでしょうが、今シーズンの勝ち星数の多さに引っ張られてどうしてもWinNowな気分になってしまっていたので少々気になってしまいました。でも一旦冷静になって、目先の勝利を優先しちゃおうなんておバカな考えは一切締め出したいと思います。

心頭滅却

ミネハハゴンザガブラザーズ

 

ということでこの試合は無事勝利でした。お疲れさまでしたORL、試合してくれてありがとうございましたORL、次はおたくのホームでお互い万全な状態で試合したいですねORL。だからじっくり怪我を治してねORL。

 

 

2024/1/16 atLAL 105-112 Lose 27-12

試合のリンク

負けました。う~ん…。

ひたすらにワイドオープンスリーを外し続けました。LALもLALで精力的なディフェンスはしていなかったのでOKCに大変多くの外角シュートを献上していたんですが、OKCは頂き物のそれらを見事に無駄にしました。

LALのディフェンスに関しては本当にぼくの言った通りで、OKCは今シーズン1試合平均23.3本のワイドオープンスリーを打っていてその本数もリーグ2位の多さなんですが、対LALの3試合に絞ると31.3本に跳ね上がります。つまりはLALの明らかに外捨て中固めディフェンスをしていて、それによってある意味省エネで効率的なディフェンスをしているわけです。言い換えるとノースサウスのフットワークをサボっているということでは?

そしてもってシーズン平均ワイドオープン3P%が39.4%のOKCが対LALになると30.9%にガタ落ちします。ワイドオープンなのに、だれにも邪魔されていないはずなのに、相手がBOSでもMINでもしっかり決められるのに、何故かLAL相手になると駄目になるんです。ぼくにはこの原因の解明は出来ないんですけど、3試合も同じ相手とやってて全部確率が1/3にすら満たないっていうのはやっぱりLALへの苦手意識があるっていうことなんですかね。う~ん…。

 

元々レブロンとADという超優秀ビッグプレイメーカーと超優秀リムランビッグのコンビはOKCには止められません。だからこそOKCは打たせてくれていて自分達の武器でもあるスリーポイントシュートをきっちり決めてオフェンスから流れを作っていく必要があるんですが、それが出来ないと今シーズンLALに負けてしまったふたつのゲームのような展開、じりじりと離されてしまって負けてしまいますよね。だって相手を止められないんだから。ディフェンスからリズムを作れない相手なんだから。

さらに、そんな感じでおさぼりディフェンスをしても相手が勝手にシュートを外してくれるんであれば、猫ちゃんのように気分屋さんのレブロンちゃんだって「俺も頑張っちゃおうかな?」ってなっちゃいますよね。そうなったらひょろっ子OKCにはもっと止められなくなるんだからさ…。

 

でもさっき言ったみたいに3試合もやってスリーが入らないっていうのは偶然じゃなくて何か理由があるかもしれないので、そこの解明はコーチの皆さんお願いしますと言いたいです。このまま調子良く上位シードでプレーオフに臨めるようだと、もしかしたらLALと1回戦からやらなきゃいけなくなってしまうかもしれないので、苦手意識なんてよく分からないことを言ってないでちゃんと言葉で原因を説明出来るようにしておいてください。

また、もし現状のOKCがスリーが入らないと何も出来なくなっちゃうようなチームなのであれば、それは本当に良くないことなので何とかしないといけません。これはコーチ陣の仕事ではなくフロントのチーム作りの方針も関わってくると思うので、そこんところも上手くやってくれよって感じです。伝統的にバスケットボールという競技はリングに近い所から点を取るのを目指す競技なんだから、外から駄目なら中からでも点が取れるようにチーム作りしときましょうよ。そうすることで中からの失点も減らせるかもしれないしさ、保険的な意味でもそういう選手1人はいてもいいよね?

つまり何が言いたいのか分かるよねサムちゃん?ね?ね?

ね?

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1/17追記

今日確認したらこの試合ワイドオープンスリー34本打って10本MADEでした。確率29.4%。ワイドオープンのはずなんですけどね。

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2024/1/17 atLAC 128-117 Lose 27-13

試合のリンク

完敗です。言い訳しようがない。

厳しいLAB2Bになりました。LAL戦のような情けなさは全くなくてみんな頑張りはしたんですが、LACのベテラン達のバスケ巧者っぷりに為すすべがありませんでした。ラス以外の元スーパースターベテランおじさん達はスピードがない分重さと技術があり、この試合では彼らの重々しいバスケをひょろ若OKCが止められませんでした。

とはいえ流石にLACのシュートタッチが良すぎたのはあります。LALのときとは違ってLACを相手にする場合はディフェンスから流れを作るべきだとぼくは思っていて、その理由は高さのディスアドバンデージがそこまでないからなんですが、だからこそ個々で相手をせずに運動量を生かしたチームディフェンスを遂行して良い流れに持っていきたかったんです。実際ゲームの中でもそれを実行しようとディフェンスのスキームを変えたり選手の組み合わせを変えたりして、チーム全体で色々トライしてたのも確認出来ました。ですがそれらの作戦上からを押しつぶしてくるかのようにLACのジャンパーが決まり続け、その所為でことごとくOKCの流れが断ち切られました。OKCだってさっき言ったみたいにディフェンスは頑張れていたと思いますしB2Bだったのを言い訳にせずにハッスルしてました。そうやって今出来ることはそれなりにやっていたうえでのこの結果だったわけなので、もう今回はシュートを沈めてきたLACに最大限のリスペクトを示すしかないです。ま~じで強かったLAC。

 

…と思ってたんですがLACのスタッツ見てみたらタイトスリーが7/13でした。流石にこれは入りすぎでしょ…。

 

さて、そろそろメッキが剝がれてきたかもしれないOKCですが、このLAB2Bを経て非OKCファンの方々は勿論OKCファンでも再び主張する方が増えたような気がします。

流石に体張れるビッグ取ろうよと。

ケンリッチセンター起用は無謀である、Willでも悪くないけどやっぱり高さが足りない、このままだとチェットが怪我するかもしれない、その他の選手達も高さのミスマッチを守らなきゃいけないのはハードすぎる、などなどの理由からくる上記の主張ですが、ぼくもやっぱりそう思っています。何も獲得したトラディショナルビッグを30分使わなきゃいけないわけじゃないんだし、お守りとしてベンチに置いておくだけでもいいわけですから、誰かは獲得しておいてもいいんじゃないのと思います。この試合もタイスの果敢なオフェンスリバウンドに対してOKCのガード陣が四苦八苦してましたし、相手のドライブへの対応が半歩遅れてリムに突っ込まれたときに後ろで待っている選手がかけるプレッシャーが弱くて止められないっていう場面が何回もあった気がします。こういったことを鑑みてもやっぱり体張れるビッグマンが1人はいてもいいと思うんですよね。

で、この話をするとOKCファンの中では次のような考えが湧き上がるんですよ。

でも5アウトでオールハンドラーオールパサーオールシューターのOKCにトラディショナルビッグは合わないのでは?

これを言い訳のようにして、OKCファンの皆様は「トラディショナルビッグ欲しい!でもOKCに合わないから取れないんだ!あ~残念!」と思っていたはずです。ぼくもちょっと前まではそう思ってたので分かります。

でも、今のOKCの戦術にハマらない選手でもいいからとにかくトラディショナルビッグを獲得することでとりあえず現状抱える弱点のいくつかは解決出来そうですし、何より彼らを獲得することでOKCの戦術の幅を広げるチャンスにもなるんじゃない?と思うようになってきたんです。ゴーストスクリーンやスリップが多い今のOKCにハードスクリーンをかけられる選手がくれば、オフボールスクリーンがもっとしっかりと張れるようになれば、スピードをつけた相手のドライブに完全に押し込まれることのない体重を持つビッグマンがリムを守ってくれれば、相手のボックスアウトに負けないパワーを持つビッグマンがリバウンドを取ってくれれば、それだけで周りのみんなが他の仕事が出来るようになると思うんです。それどころか今まで出来なかったプレーも出来るようになってくれるかもしれないわけですよ。例えばシェイのPnRとかね。そうやって色んな戦い方をどんどん学んでいって自分達の強みを増やす、トラディショナルビッグの獲得はそんなチャンスを与えてくれる気がするんです。

でも~今までのオールハンドラーな戦術が出来なくなっちゃう~と思っているプレスティちゃん、あのね、なにもそんなトラディショナルビッグをチームの主軸にする必要も別にないんだからさ。相手に合わないなと思ったら下げればいいし上手く機能してるなと思ったらミニッツを伸ばせばいいんだよ。だからさ、折角自分達のバスケの源流が出来てきたところに新しく水を流す良いチャンスなんだしさ、ちょっと真剣に考えてみようよ。そのおかげで元来ガードポジションのOKCの面々の負担も和らげられるんだからさ、ね?

 

ということでLAC戦の話からかけ離れた話をだらだらとしてしまいました。でもやっぱりぼくの中ではこの試合の敗因は①相手のシュートが決まっていたのと②フィジカル面での差だったと思うので、こんなところで今回のLAC戦の振り返りを終了したいと思います。

敗因①はしょうがない、敗因②は今のロスターじゃどうしようもない、です。だからこそちょちょっとロスターにメスを入れてみない?っていうことでした。

お疲れさまでしたOKCの選手達。ゆっくり休んでね。

 

 

2024/1/19 atUTA 134-129 Win 28-13

試合のリンク

勝てました。よく頑張りました!

最近やたらと勝ちまくっていたUTAを相手に、しかも向こうのホームで勝てたということでとても嬉しい勝利でした。1Qのディフェンスがハマって相手のターンオーバーを6つも誘うことができ、そこからPTS OFF TOを10点も稼げました。そのおかげでマックス19点差までつけられたんですが、そこから「ちょっと勿体ねぇ~」っていう小さなことを積み重ねた結果なんと追いつかれてしまい、1Qの楽勝ムードはどこへやら、最後の最後まで気の抜けないゲームになってしまったのでした。

 

まずはポジティブにいきましょう。この試合のポジティブと言えば、OKCが抱えるスターパワーを良い感じに発揮出来たということと、チーム全体として決めるべきシュートを結構決められたことが挙げられると思います。前者は勿論シェイとDubで、2人の果敢なアタックに救われる場面が多かったゲームでした。シェイはちょっとやりすぎなところもあった(ネガティブ参照)中でもやっぱり彼抜きではこの試合も落としてしまっていたでしょうし、DubはDubで文句なしのモンスターパフォーマンスを残して完全にUTAさんの意表を突きました。Dubのスリー・ミドル・ぶん投げフローターってなんであんなに入るのだろうか。

また、チーム全体としてシュートが決められたということについてですが、この試合の振り返りをするからにはケイソンにクレジットをあげないといけません。体調不良のドートに代わってスタメン出場を果たしたルーキーは勝負どころのスリーを外さず、試合の流れを相手に渡さないという大仕事を果たしてくれました。その他の選手達もワイドオープンを外し過ぎることもなくきっちりと沈めてくれていて、この試合のOKCが作り出したスリー32本のうちワイドオープンのものは10/25、オープンなものは4/7でした。めっちゃありがたい。サンキューなみんな。そしてシーズンハイおめでとうなケイソン。

 

という感じでポジティブな面が十二分に発揮されたが故の勝利だったわけですが、個人的に結構気になるネガティブもありました。それはシェイのオーバーアグレッシブとチェットのオーバーネガティブです。シェイに関しては特に3Qのシェイタイムがうんちっちで、なんでか分かりませんが1人で全部をやろうとしては失敗してを繰り返していました。お相手さんはこの試合ゾーンディフェンスを敷くことが多く、かつサイズのある選手も多いため、奴らのペイント内はきつきつになっていましたが、そんなことお構いなしにシェイが中にアタックしては突き返されて逆速攻を食らうという場面が多かったです。そのせいでとまでは言えないかもしれませんが、結局3Qはスコアアウトされましたし失点の仕方も良くないものが多かったので、ゲームの流れがUTA側に行ってしまいました。

LAB2Bの結果を受けて世界中のにわか達からネットで色々言われたのが気に食わなかったのか何なのか知りませんが、チームのリーダーとして自分を見失わずにいてくれないと困りますよシェイさん。ここまでシェイに説教したい気分になったのは少なくとも今シーズンは初めてですしこれまでもあったかどうか分からないレベルなので、一旦落ち着いて0-0メンタリティに戻ってくれよシェイ。

シェイへの文句が長引いたのでチェットには短めにしますが、こんな逃げプレーだけは絶対にするな。

素晴らしいポンプフェイクが出来ているじゃないか。ケスラーもフェイクに引っかかってチェットに向かって跳んじゃってるじゃないか。しかし何故そこでフェイダウェイを選ぶ?何故接触を嫌がる?

いくら疲れていてもコートに出ている限りはそれは言い訳になりません。体をぶつけろ。怖がるな。チェットなら絶対に絶対に出来るんだから。信じてるぞチェット。

あと、チームとしてネガティブだったのは被2nd Chance Pointの多さでした。ケスラーに高さで負けまくりました。流石に3試合も続けてプレスティちゃんへのお願い文言を長々と書くことはしないですが、流石にねプレスティちゃん?ね?

 

ということで、無事3連敗を阻止したOKCでした。ついこの前始まったばかりのはずの23-24シーズンもここで折り返しとなります。

直近10年のOKCの41試合消化時点での勝率を見てみると、

こんな感じでした。WCFまで行った15-16シーズンとほとんど変わらない勝率ですよ。凄いですよね。この勢いを続けてもらって、久しぶりにプレーオフの空気を味わいたいものです。

だからこれからも怪我無く頑張ってくれよ~!

 

 

2024/1/21 atMIN 102-97 Win 29-13

試合のリンク

なんと勝ってしまいました。凄ぇなおい。

前回対戦ではPTS OFF TOの雨あられで比較的早くに勝敗を決することが出来て、さらにはこの試合でも立ち上がりは同じような展開に持ち込むことが出来ました。相手のターンオーバーを誘ってはトランジションで攻めて、ミスマッチをついたりイージーバスケットを作ったりと素晴らしい入りでした。

しかし流石にMINさんも前回対戦から何も学んでいないわけではなく、サイズという明確なアドバンテージを丁寧に生かしてきました。それはなにも単純なパワーバスケによる蹂躙だけではなく、サイズ差を埋めるためにどうしても早めにヘルプに寄らなければいけないOKCのディフェンススキームを見破っての逆サイドへの飛ばしパスをがんがん通してきました。それによって前半だけでコーナーから10本のスリーを打たれ、そのうち6本も決められてしまいました(そのうちのひとつはマクラフリンのミラクルスリーだけどね)。そもそもサイズで大負けしているOKCなのに相手のシュートタッチまで良いとなるとそれはとても大変なことで、結局立ち上がりに作った16点差のリードが前半のうちに殆ど溶けてしまったのでした。

後半に入るとサイズ差から生じる負担がOKCチビーズの肩に重くのしかかり、その疲れからかこちらのシュートがてんで入らなくなりました。結局はこれまでのOKCは外のシュートを決めつつ相手のターンオーバーを誘うことでなんとか食らいつけていただけであって、外が入らなくなってオフェンスの流れが悪くなるともうどうしようもなくなります。そんなこんなで3Qは17点しか取れずに逆転されてしまい、この時点でゲームセット臭がプンプンしていました。

↑3Qのショットチャートです。信号機かよってね。

4Qに入って互いにメンバーが入れ替わると、こちらは引き続きシュートが入らず、お相手さんはターンオーバーでリズムが掴めず、となり両者我慢の時間が続きました。ここ最近の流行りだった4QDubも疲労からかこの試合では出現せずでした。でもこれはちょっと考えればしょうがなさすぎることであり、だってここまでの36分間ずーっとサイズミスマッチと戦い続けてきたDubにこれまで通り1人でオフェンスを仕切ってねっていうのは無茶すぎますからね。

そんな流れだったので、残り6分半の段階で9点差がついていたときは正直諦めてました。ここから捲るなんて無理でしょうと。お相手さんは落ち着いてボールを回してこれまで通りオープンショットを打っていればいいだけであって、それを邪魔出来るほどOKCの選手達の体力は残っていないだろうと思っていたんです。

そんな折にテンポよくシェイが2点を取ってくれて、その後のディフェンスでチェットがゴベアを止めてくれるとそのままドートがスリーを決めました。これで4点差となり逆転勝利への道を自分達で創り出すと、そこからは一進一退の攻防となり、お互いのグッディが光りました。思うようなオフェンスが出来ずイライラする中で輝いた星はOKC側で、我らがスーパースターシェイが最後の6分半でステップバックスリー1本を含むFG4/6、FT2/3という活躍を残してくれました。

彼に率いられたOKCは見事逆転、ドートによるアントへの3本シューティングファールなどのドタバタもありながらもなんとかそのままリードでの逃げ切りに成功したのでした。

 

この試合の辛かったところは何と言っても3Qのシューティングスランプでした。でもそれは先述の通りただ単にシュートが入らなかったんじゃなくて、個人的にはデッカいMINの選手達を相手にしていたことによる疲労が大きな原因だったんじゃないかと思っています。チェットだってゴベアとの押し合いへし合いに試合中ずっと頑張っていましたしDubなんて自分よりも15cmくらい大きいKATがマークマンだったわけですから、やっぱりみんな大変に疲れたんだと思います。

これを今後も続けていくのはやっぱり厳しいです。ほんとに誰かしら6'8以上かつ230lbs以上の体格を持つビッグウイング~センターを獲得しないといけないと思います。既存の選手達を守るという意味合いでもまじで頼むよサムちゃんよ。このブログ読んでくれよ。

 

しかしながら結果は勝利です。あんだけデカくて動けるパワフル集団の西1位MIN相手にシーズンで2勝1敗というのは大変喜ばしいことです。それに、LAB2B、絶好調UTA、西最強MINというアウェイ4連戦をイーブンで切り抜けられたのも嬉しさマックスです。

オールインをしているわけでもなく、外部から獲得したミドルティアFAに全頼りしているわけでもない、自分達で築き上げたOKC Thunderでここまでの試合が出来て結果も得られているということをまずは誇りに思いたいです。

 

Dubも言ってますが、ようやくおうちに帰れます。次の2戦は勝たなければいけないゲームになりますが、自宅のふかふかベッドでゆっくり寝て、家族とゆったり過ごして、食べ慣れたものを美味しく食べて、遊び慣れたOKCでリフレッシュしてもらって、しっかりとメンタルを0-0に戻して臨んでいって欲しいです。

シーズン後半初戦の勝利おめでとう!!お疲れ!!

 

 

2024/1/24 vsPOR 111-109 Win 30-13

試合のリンク

勝てはしましたがなかなかに良くないゲームでした。

何が良くなかったかを書き残していきます。

端的にまとめると、それは試合の入り方です。こりゃまた酷い入り方でして、集中していないというかなんか雑念を持ちながらプレーしているなっていうのを感じさせるような感じでした。その理由は恐らくですがPORさんを舐めていたからで、今シーズンPORさんとはこれまでに2回試合をしていたんですが、それがどちらも大勝も大勝、勝ちすぎもいいとこな感じでした。どっちの試合も好き放題にシュートを決めたり守ったり出来ていたもんですから、なんとなーくですが「この試合もきっとそうなる」という雰囲気があったんでしょうね。それに加えてタフなロードトリップが終わって2日のお休み、からのプレーオフ圏外チームとの試合という側面もあって、これもまた油断を助長させる要因になっていたと思います。まあ要するにとにかく舐めてたんですよ、PORさんのことを。

それでも立ち上がりだけで言えば悪くなくて、相手のターンオーバーを引き出したりオープンショットをしっかり決めたりとやりたいことは出来ていました。それが続けられれば良かったんですがまあNBAの試合にこんなメンタルで臨んでいるチームがグッドプレーを継続出来るわけもなく、オフェンスではチームで連携出来ずにターンオーバーばっかりするわ次第にオープンショットを外し始めるわFTも外しまくるわで自ら流れを悪くすると、ディフェンスでもハッスルのなさをPORさんに突かれ始めて、あれよあれよと競ったゲーム展開になってしまったのでした。最終的に審判に助けられてなんとか勝てましたが、あれが無かったら5割以上の確率で負けてましたね。

特にディフェンスハッスルのなさ具合はなかなかで、悪く言えば全体的に覇気のない無気力DFでした。相手が中に来たら流石に対応するけどスリーまではいつも通りは対処しないよ~という感じで、若いチームにあるまじきのだらしなさを見せつけてくれました。これまでのPORさんならこんな守り方でも問題なかったのかもしれませんが、今日のPORさんはベテラン多めシューター多めのラインナップだったためにこの怠慢DFに代償を払わされることになりました。

まあ、シューター多めとはいえPORさんも平均的にはスリーが上手じゃないチームであることや、POR相手にいつも通りのハッスルDFをやり続けて体力を消耗するのは正直勿体ない(勝者の怠慢ですね…PORさん本当に失礼しました…)ということを鑑みると、このディフェンス方針になるのも理解は出来ます。実際こんなディフェンスでも109点しか取られてないしね。

だからこそ、ぼくはこの試合で1番良くなかったと思うのはオフェンスでの自滅です。先述の通りオープンショットを外す、適当なオフェンスでターンオーバーする、FTを外す、などなどの分かりやすい自発的ミスが自分達の首を絞め、結局は48分間ファイトしないといけなくなりました。もともとは3Qまでで試合を決定付けて4Qはまるまるガベージにしたいねぇとか思いながらこの試合に臨んだんでしょうが、そんな甘ちゃんな考えしていたからこそここまで流れを悪くして最後までぎりぎりの展開に持ってかれてしまったわけです。

選手の皆さん、そしてチームスタッフの皆さん、反省しましょう。

 

さて、一応褒めたい部分もあるのでポジティブ面にも触れましょう。

Dubちゃんクラッチショットありがとう。次はもっと意味のある試合でこんなプレーをしてね。

あとはキヨンテが少しだけ出場しました。かつてPOR相手に出場したことがあってそのときの経験やスカウティングの情報を使いまわせるという判断だったんでしょうが、それに加えて誰を出してもなんかピリッとしない展開だったのでデイグノート監督もお試し感覚でキヨンテを出してみたんだと思います。その結果特に何も起こらずにキヨンテのミニッツは終わってしまいました。もう少しGで修行しようキヨンテ!

あとは単純にこんなゲームでも勝ちを拾えたことを喜びましょう。大きなジャッジミスに助けられたとはいえ、これだけ流れの悪かったゲームでも点差を離されすぎることもなく一応ついていけましたし、4Qにはリードチェンジを繰り返す中で最終的には勝てたわけです。出場選手の年齢やNBA経験年数だけを考慮するというほどOKCの方が格上でもない中で、こんな試合にも勝てるようになったということはやっぱりチームとして成長している証拠ですし誇ってもよい箇所だと思います。

 

という感じで、一応良かった点もあったもののなんとも微妙なPOR戦でした。PORの皆さんやPORファンの皆さんにはこんな適当な姿勢で試合に臨んだことを本当にお詫びしたいです。

しかしですね、今日勝ったことでなんとOKCが西の1位になれました。すごいね。

もっと気持ちよく勝って楽しく西1位をお祝いしたかったですが、それはまた明日かそれ以降の試合に取っておきましょう。

次のSAS戦は気を引き締めてくださいよ?お願いしますよ?

 

 

2024/1/25 atSAS 140-114 Win 31-13

試合のリンク

勝ちました。

まず先に白状すると、これを書いているのが次のNOP戦も終わった後です。さらに言えばNOP戦の次の日である1/28に書いているため、MINがSASに負けてOKCが単独西1位になった状況での感想です。いやぁ最近の忙しさがすごくてね…

さて、巷ではNBAライバルウィークとか銘打って、チーム単位だったり個人単位だったりでバチバチのライバル関係のカードをわざわざ企画してリーグを盛り上げる運動をしています。それに巻き込まれる形でウェンビー対チェットという構図を無理矢理作られて、チームの立ち位置や彼ら2人の役割まで色々と違うのに比較されて個人の勝ち負けをつけられてとされまして、この試合はとにかく迷惑をかけられた散々なゲームとなりました。

まず言いたいのは普通にチェットよりもウェンビーの方がROTYにふさわしいということです。普通にウェンビーの方がROTYです。

でもそれは完全なチェット<ウェンビーではなくて、彼ら2人をn次元のベクトルとするとノルムは完全にウェンビーの方が大きいということです。あくまで総合値的にはウェンビーの方が大きいと言っているだけで、n個の細かな能力をそれぞれ見ていけば勿論チェットの方が大きなスコアを持っている領域もあるわけです。例えばオープンスリーの確率やディフェンシブIQは確実にチェットの方が現状上であり、こういった要素が優れているからこそチェットは勝っているOKCの主軸の1人になれているわけです。でもやっぱりノルムで言えばウェンビーの方が大きいはずなので、やたらとチェットを評価している人の声なんて無視してSASファンの皆さんは落ち着いてください。この試合でそれは確実なものになったんですから。

試合内容に話を進めます。前半は変なターンオーバーをしまくっていたOKCですが、これもまたウェンビーの計り知れないディフェンシブエフェクトがもたらしていたものでした。どうしても彼がいるだけでコートが歪むんですが、その歪み度がOKCの選手達が想像していたものを遥かに超えていたんだと思います。それによって思うように攻められない時間が続き、結局は締まらない内容で10点のリードを得る程度で終わってしまいました。

しかし3Qに入るとその想定のズレをしっかりと修正し、ターンオーバーの数をわずかひとつに抑えると一方でSASにはミスを強いるような良いディフェンスを展開して、そのギャップを生かした攻撃的な内容で試合を決定付けることが出来ました。今シーズンのOKCがここまでの成績を残せている要因としてこの相手のミスからの速攻での得点、いわゆるPTS OFF TOの多さがあり、ここで一気に流れを持ってくるのが上手いっていうのが今のOKCの強みです。これを思うようにさせてくれればたとえDEN相手だろうがBOS相手だろうが全然勝てるわけで、この試合でも後半からはきっちりとそれを遂行できた感じでした。

結局これまで数年かけてOKCが築き上げてきたスキームとそれを熟知した選手達が作り出すディフェンシブインパクトにSASも対応出来ず、この試合も早い段階でのガベージとなりました。スリーの確率の違いが~っていう意見も一理ありますが、それもまたこれまでチーム全体で改善に取り組んできたOKCのストロングポイントであり、OKCの確率が良すぎたから、SASの確率が悪すぎたからっていうだけで勝敗を語るのもちょっとナンセンスなのかなと思います。

 

個別に言うとやはりアーロンの派手な活躍に触れねばなりません。ガベージに稼いだスタッツもありましたが、最近のシュートタッチの良さと欲しいときにそこにいてくれるセンスの良さを十二分に生かしたプレーをしてくれました。ドラフトされてから常に良いプレーはしていながらも指名順位的にも契約内容的にもなかなか優遇されず、実力に対して見合わない待遇で過ごしていたアローンでしたが、今シーズンからの勝ち目指しOKCでは彼の持ち味に助けられることが多くなり、気付けばほぼ全ての試合である程度まとまったミニッツを得られるようになりました。そしてその期待を裏切らずにここまでずーっと活躍してくれているアーロン、感謝しかないぜ。

他のベンチメンバー組もシュートタッチが良くて、前半の良くない時間帯に戦い抜けたのは彼ら2ndユニットのおかげでした。スタメンが情けなくても安心だね。

 

という感じで、余計なアテンションを集めながらもそれに対して過剰に反応せずに淡々と自分達のゲームが出来た試合でした。個人の成功も大事にしたいところではありますが、今はまずチームの成功を第一に頑張る姿勢を大切にしていきたいですしそれが出来ています。今後もこれを続けていって、成功だったと言えるような23-24シーズンを創り上げたいですね。

 

 

2024/1/27 atNOP 107-83 Win 32-13

試合のリンク

勝てました!やったね!

11/2に2nd Chance Pointsを27点も献上して敗北したあのNOP戦からここまで、長い道のりでした。基本には良いことが多かったですが、色んなゲームを経験して成長したOKCがあのNOPを相手に20点差をつけられるまでになりました。このチーム…底が知れん!

前回対戦で散々やられたバランチュナスのオフェンスリバウンドはチェットがしっかりと対応して、これまでの二の舞になることを防ぎました。その証拠にチェットのリバウンドが13個ついており、そのうち11個はディフェンシブリバウンドでした。この数字は確実にチェットのリバウンド意識の高さを表しており、そのおかげでしっかりと自分達のディフェンススキームを遂行することが出来ました。何をやりたかったかっていうと前戦のSAS戦やさらに過去の色んな試合と同じでPTS OFF TOを多く稼げるように相手のターンオーバーを誘発することで、この試合でもNOPに20個のTOを強いたほかそこから22点もPTS OFF TOを稼ぐことが出来ました。これに加えて被2nd Chance Pointsを10点に抑えようもんなら基本的にNOPさんには大負けすることはなくなります。

でも、この試合にはザイオンがいませんでした。仮に彼がいたとするとNOPのオフェンスのスピードがマシマシになりそうですし、彼を守るためにファールがかさんでしまったりこれまでみたいなディフェンス方針では上手くいかなくなったりするかもしれないので、決して一概にNOP<OKCと言い切ることは出来ません。

でもこの試合でヨナスのオフェンスにおけるサイズアドバンテージを完全に消せたことはなかなかにポジティブなはずで、それはザイオンを相手にしても同じなんじゃないかと思っています。つまりそれは彼らが両人ともディフェンスに難があるということを攻撃出来るんじゃないかっていうことで、この試合のヨナスは完全にチェットやその他OKCが誇るオールラウンドウイング達にきりきり舞いにされていました。オフェンスでも思う様なプラスが残せず、かたやディフェンスでは彼の前でどうしてもズレが生まれてしまう、という状況に陥ったNOPはヨナスを起用し続けることが出来なくなりました。結局はサイズのアドバンテージを捨ててラリーナンスJr.を起用したりハーブやトレイマーフィーをスモールファイブとして起用したりと、本来NOPが狙いたかったはずの攻め方をNOP側から避けてきたんです。これをOKCの作戦勝ちと言わずして何と言うか。

そしてそれはザイオンが復帰した場合でも同じことで、彼の微妙なディフェンシブインテンシティや身長自体は別に高くない点をOKCが狙い撃つことは至極当然であり、実際今回そんな感じのことをヨナス相手に実行して結果勝てたわけですから、やっぱりザイオンが復帰したとしても今のOKCならそれなりに戦えるんじゃないかなぁと思います。

とここまでやたらとポジティブに書いてきましたが、やっぱりNOPさんに勝てたっていうのが喜ばしかったんですよね。結構な数のOKCファンの方がNOPを苦手な相手判定していましたしぼくもそう思っていた節があったので、今回の勝利は純粋に嬉しかったです。ガベージ作れるくらいの点差をつけられましたしね!

 

勿論NOPのオープンスリーの数は大変に多かったです。インサイドを守るために逆サイドが空くという現状のOKCのディフェンススキームの弱点は何度も突かれましたが、幸いそれを外してくれていたのに助けられたっていうのは言い訳しようのない事実です。

でもOKCだって外しまくったからさ、そこはお互いイーブンにいきましょうよ!ね!お互いスリーが不調だったっていうところはもう前提にしてさ!

無理矢理連れてこられて微妙にインタビューに参加するも隙をついて逃げるシェイ

 

次の対戦時はお互い45%くらいでスリー決めましょうね。勿論ザイオンも復帰したフルパワーペリカンズでね。

次も負けないぞ~。

 

 

2024/1/29 atDET 104-120 Lose 32-14

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起きたら負けてました。

いやぁほんとに負けるとは正直思ってなかったので、少なからずショックではあります。負けた理由もOKCの準備不足の側面もあったはずですし、何よりここまでの勝率が1割のチームに白星を献上する西1位は存在していいわけがありませんからね。

でも、何よりもまずはオープンショットをきっちりと決めてきたDETの皆さんにリスペクトです。去年のOKCもBOSに勝ったりして、そのときの嬉しさやチームの一体感は忘れられないので、ただただOKCが駄目だった、この負けは恥、などの野暮は言いません。チーム一丸となってスリーレベルでスコアリングしてきたDETの勝利でした。

とはいえ流石にOKCの選手達はまさかここまで調子が良いDETに当たるとは思っていなかったでしょうね。言い訳するとしたら情けないですがOKCの油断です。DETには多少のオープンを与えてもいいだろうと高を括っていたらそれをめっちゃ決められて、そうするとこちらもトランジションとかのイージーポイントに繋げにくくなるので、その辺がOKCの誤算となりました。というかオープンとはいえあそこまでスリーを決められるなら勝率5割乗せられるでしょDETさん。

まあでも今のOKCは「強きに屈して弱きをくじく」よりもその逆を目指したいチームです。つまりは、今年は別にプレーオフを最後まで勝ち抜くための体力を残さなくてもよいはずなので、それならレギュラーシーズンから強豪相手に本気で挑んで色んな事をしたりされたりしてたくさん学んで、そうじゃないところで適当にやって休んでもいいんじゃないの、ということです。来年以降は絶対負けちゃだめだけどね、今年に限っては低勝率チームに負けても別にどうでもいいかなっていうのがぼくの意見です。

ということで、短めですがほかに話したいこともないのでこれで終わりです。シェイ以外のみんなはよ~く反省しろよ。

 

 

2024/1/30 vsMIN 107-101 Lose 32-15

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負けました。良いゲームでした。

前の日のDET戦から切り替えて臨んだMIN戦でした。互いにリーグtop5のディフェンスを持つチームの対決で(MINさんは最堅です流石です)、そのスタッツが嘘ではないことをリーグ全体に見せつけた内容になりました。両チームとも100点ちょっとしか取れませんでしたし、なかなか思うようなオフェンスが出来なくてやきもきする選手達と観戦しているファンの皆さん、という感じでした。ま~じでMINのサイズ凄いわ。

そもそもOKCはMINさんみたいな高さと重さのあるチームは苦手なわけで、じゃあなんで苦手な相手に今シーズン2回も勝てていたのかっていうと、相手のミスを上手く誘発出来ていたからでした。一番分かりやすい所で言えばターンオーバーを起こさせてそれをトランジションに繋げる&イージーに点を取るっていうのがあって、それが上手く出来れば勝てる、出来なければ負けるっていうのが今シーズンのぼく的対MIN戦の総評です。

じゃあこの試合はどうだったのかというと、そんなOKCの作戦を読んでちゃんと意識的に丁寧なバスケをしたMINが勝ちました。ターンオーバー数が12対13で差がついてませんしそこから14点しか生み出せなかったOKCの負けです。これはひとえにOKCがどうこうっていうよりはMINが対策してきたからこんな結果になったんじゃないかなぁと思います。

そうやって戦術面でのアドバンテージが取れなくなるとMINのサイズに押し込まれます。単純に高さと重さを使った攻めでOKCがリズムに乗れないようにしてきているような印象でしたが、明らかに自分達が勝っている箇所を思う存分に生かすことでMINは堅実な勝利を掴んだわけです。サイズを生かしてイージーに点を取る、それがバスケの真髄だよね。

こうなるとOKCが勝つにはそれこそオープンショットは全て決めるっていうレベルにならないといけなくなるんですが、本当にそれでいいんですかねプレスティちゃんよ。この試合でもドートのスリーがもっと入っていれば勝てたからよし!っていうつもりなのかね。そんなパチンコバスケをずっとやり続けるのは無理があると思うんですがどうでしょうね。相手のアドバンテージを少しでも消すためにサイズの補強はした方がいいと思いますよぼくは。DubをKATにつけるなんて愚策はもうやめようよ。直接的な原因ではないかもしれないけどこうやってミスマッチを強いてきたせいでDub怪我しちゃったじゃん。

 

この試合で競ることが出来たのはベンチ組のおかげで、少ないボールタッチの中で与えられたシュートチャンスを毎回決めてくれたからでした。それがなかったら15点差とか20点差つけられて負けてたよ。

 

ここまでそんなにポジティブな話をしませんでしたが、将来を全てベットしているオールインチーム相手に預貯金たんまりOKCが今あるもの出来るもので対抗して、それなりに結果を出せているのは明確なポジティブです。サイズ差問題を埋める、なんてやろうと思えばそれこそ指名権を使えば一瞬で出来ますから、それよりももっと今しか出来ないような経験をたくさんして成長に繋げたいっていうのも分かります。

でもそれで一番ミスマッチの負担をかけてきたDubが怪我をして、NBAの過密スケジュール1年目のポッキーチェットもバテバテとなれば話は別です。選手を守りましょうプレスティよ。

お疲れさまでしたOKCワカテーズ、次はディフェンディングチャンピオンのDENだぞ~。