けしぶ

オクラホマシティサンダーについてあれこれお話しする場所です

23-24シーズンの3月を追いかけて

23-24シーズンを追いかけてシリーズ3月編です。

3月は10勝5敗でした。結構負けていた印象だったのに、なんやかんや勝率66%か。すご。

 

 

本題行きます。

 

2024/3/1 atSAS 118-132 Lose 41-18

試合のリンク

負けです。勝てる気せんかったよ。

言い訳もくそもありません。SASの方が良いバスケをしたから勝ったというセンテンスでこの試合の振り返りは済みます。ウェンビーを抑えれば勝てる、でも抑えるためには常に彼を意識しないといけない、そのせいでその他4人のスパー達がそこそこフリーになる、でもってそのフリーを確実に決められる、というSASにとっては理想的な、OKCにとってはお手上げな展開になりました。

巷では結構OKCのディフェンスに関する不満を目にしましたが、ぼく的にはSASの外角の精度が異常過ぎたっていう単純な結論に帰着してしまっていいんじゃない?って思っています。なんせ、

  • ワイドオープンスリー:8/19 = 42.1%
  • オープンスリー:6/13 = 46.2%
  • タイトスリー:5/7 = 71.4%

ですよ?上記のSASの試投数は今シーズンのOKCが相手に許している本数から言えば平均的な数字であり、決して相手に打たせ過ぎたというわけでありません。これらのシュートをこんな確率で決められるのは流石にきつく、特にオープンスリーとタイトスリーを合わせて11/20は狂っています。オープンって言ってもワイドでもないですし、タイトスリーに関しては5本Madeって本当になんなんだよ。これらに加えてペリメータ内でもタフなジャンパーは決めてくるし、それでいてウェンビーもやっぱり凄いしで、流石にこんなレベルでシュートを決められるとOKCだろうとどこだろうとどうしようもないと思います。つまりはOKCファン目線で言わせてもらうとすればとてつもないアンラッキーな敗北だった、と言いたいところです。

しかしながらこれだけのシュートを決めたSASの選手達には最大限のクレジットを送ります。来シーズン以降も引き続き頑張って西を荒らしてくれ。

 

でもってOKCについてですが、前半は良かったんですが後半からシュートが入らなくなりました。これまたアンラッキーです。ドートの3連ミスはそりゃ目を覆いましたが、あれはもうしょうがないじゃんって感じですよね。あそこでシェイなら決めていたのか?Dubなら?チェットなら?そんなの分からないですよ。ドートだって今シーズンここまで頑張って決めてきてくれてるんですし、あそこでちゃんと打ち切ってくれたうえで外してしまったんならそれ以上文句言えるか?って話ですよね。

後半のチーム全体の外角不調を鑑みれば、むしろよく大爆発SASについていったとさえ思います。それは相手のターンオーバーをしっかりと得点に繋げたり、リバウンドでも頑張って被2nd Chance Pointsをなるべく防いだりするなど、OKCの強みや弱みをよく理解して戦えていたからだと思います。こんな絶絶絶好調な相手にラスト4分までは食らいつけたっていうのは褒めないといけない箇所ですし、だからこそ最後の最後まで落ちなかったSASのシュートがOKCが何度も手繰り寄せようとした流れを攫っていったっていうのが余りにも無情で観戦しているときは悲しく、試合後も憂鬱な気分にさせてくれたんです。最後点差を離された時間帯はそれまでなんとか頑張っていたOKCの面々ももう無理ってなったんでしょうね。チーム全体の士気も激萎えでした。

 

正直SASとはもうやりたくないですが、残念ながらあと1回残っています。幸いPaycom Centerでの試合なので会場の雰囲気は良くなるでしょうし選手達もやりやすいとは思うのでこの試合程面倒なことにはならない、と思いたいですが、まあ今からでも少々嫌だなって思ってます。

NBAさん、NBAファンの皆さん、そしてSASファンの皆さん。あなた達が期待していることはよく理解出来ますが、あくまでOKC対SASの一部分ってことを忘れないでくださいよ。ぼくが言いたのはこれだけです。

あーつかれた。

 

 

2024/3/4 atPHX 118-110 Win 42-18

試合のリンク

何故か勝ちました。不思議なこともあるもんだね。

前半は相手のターンオーバーを誘ってそれを得点に繋げるというお得意の展開に加えて相手のシュートが落ちていたというのにも助けられ、大きくリードを取ることが出来ました。ヌルキッチの無限リバウンドによって変な流れで進んだゲームではありましたが、リバウンド以外でのOKCのディフェンスはまあよく頑張っていたと思いましたしオフェンスもそこそこかつエースのシェイは良かったので、「この感じなら今日は大丈夫だな」って前半が終わった時のぼくは思っていました。油断だね。

しかし後半に入るとOKCのシューティングが大大大不調に陥り、オープンショットをたくさん打っているのにそれらをことごとく外しました。あんなジョー様は見たくなかった。加えて前半から酷かったリバウンド争いでも引き続き競り負け続けたほか、KDとビールがスーパースターらしくハイレベルなスコアリングを披露してきたことで、最大24点まで広げていたリードを溶かし切り遂には逆転までされてしまうというとんでも展開になってしまいました。結局はPHXさんも試合全体を通してターンオーバー癖を克服出来ずで要所要所でのミスが最終的な結果に大きく響いた形にはなりましたが、20点差以上つけておいてのこの展開に持ち込まれてしまったのはOKCとしては大変良くなかった内容でした。

今これを書いているのがこのPHX戦の次のLAL戦も終わった後の3/6なんですが、その前のSAS戦も含めてここ3試合のOKCのシューティングスランプがかなり気になります。今回のLALとの試合は単純には言えないでしょうが、SAS戦とPHX戦に関しては「OKCが勝手にシュートを外して負けたor接戦にしてしまった」という自分達の不安定さによる敗北と言っても過言ではない情けないゲーム内容だったように思います。SAS戦はまあお相手さんのシュートの調子が良かったっていうのもありましたし本記事でもそう書きましたが、こちらがいつも通りの確率で決められていれば少なくともラスト4分でOKCがリード出来ていましたし、PHX戦だって3Qに追いつかれることもなかったはずです。

そんでもって、このような内容のゲームを経験する度に今のOKCが取っている「遠目のシュートに頼る戦術」に不信感を抱いてしまいます。どうしてもジャンプシュートっていうのは不安定なんだよねと。これが入っているから今シーズンは強いけど、入らなかったら21-22シーズンみたいな結果になりかねないよねと。

でもでも、ここまでシーズン60試合やってきて勝率7割弱なんだからこの戦術でいいでしょっていうのもあるんですよね。ちゃんと結果出してるんだし文句言うなよと。でもでもでも、仮にプレーオフの大事な1戦2戦でスリー25%になったらどうするのっていう不安もあるじゃないですか。でもでもでもでも、仮にまたDENやMIN、BOSに勝った試合みたいなのがあったらそんな不安もぶっとぶんでしょ?

う~ん、もうどっちが正しいかは分からないですね、プレーオフの結果次第かな。

 

ということで今回はバスケを救ったアーロンとケイソンにクレジットを差し上げます。外が入らないことでなかなか良いリズムに乗れないOKCを救ったのはこの2人で、アーロンのドライブやカッティング、ケイソンのステップバックスリーのおかげであの鬱屈とした流れを断ち切ることが出来ました。それに加えてディフェンス面でも2人共ディフレクションなりディナイなりスティールなりローテーションなりでハッスルしてくれて、そのおかげでなんとかOKCのバスケを守ることが出来ました。最大限の感謝だぜ。

あとは久しぶりにちゃんと明示的にシェイにもありがとうを言います。あなたの活躍なくしてこの試合に勝つことは出来なかったよ。これまで全部の試合でそうだけどね

 

ということで試合内容についてというよりかは最近の不調OKCに対する不安を吐き出す内容になりました。

なんとかもう少しシュートを決められるようになろう!というか決められたあの頃に戻ろう!

 

 

2024/3/5 atLAL 104-116 Lose 42-19

試合のリンク

負けです。最近多い気がするんですが、このゲームも勝てる気しなかったですね。

ADのディフェンス力の高さ、と一言でまとめてしまうことは簡単ですが、彼の生まれ持った体の強さ、長さ、フットワークの軽さと速さ、優れたBBIQからくるポジショニングの的確さと判断力の良さ、これらの全てがOKCのドライブ&キック戦術に刺さりました。また、ペリメータディフェンスが良くないと言われているLALのロスターですが、起用出来るビッグウイングの人数は多いですし実際この試合でも彼らの長さには手を焼かされ、なんだかんだ厄介なディフェンスをやられた感じでした。そんでもってそんな長さを頑張ってクリアした後に本丸のADが待ち構えていてリムまで行けずに後戻りっていうのが多くて、そうするとキックアウトしてもズレてないので結局オフェンスを作り直しになってしまう、じゃあ深くまでドライブするっていうとそれはそれでADに止められる、このどうしようもなさがOKCにとってきつすぎました。自分達のバスケをやっているのに上手くいかないっていうのがね…。

それならディフェンスで守り勝つしかないっていうことになりますが、この面ではOKCの弱みである「相手ビッグウイングにつけるディフェンダーがいない問題」がレブロンに利用されまくりました。OKCのエースディフェンダードートは高さでも重さでもレブロンに劣りますし、ドート以外でははっきり言ってパワー不足が深刻過ぎてレブロンとマッチアップ出来る選手なんていません。ぎりぎりケンリッチならチャンスあるかも?こんな背景から1人でレブロンを守れないっていうのは明らかなので結局はチーム全体でレブロンのドライブを警戒しなくてはいけなくなるんですが、それ故に中をケアしてディフェンスが収縮、そこで生まれたわずかな隙間を百戦錬磨レブロンジェームズが狡猾かつ的確に突いてきました。ドンチみたいなプレーの華はないかもしれませんが、「今これやられたら嫌だな」っていうプレーを毎回やられていたような印象で、やはり史上最高のオールラウンダーの異名は伊達じゃない圧巻のゲームメイクでした。

レブロンを止めるっていうのはジェングが本格化するかしない限り現状のロスターメンバーではどうしようもないですが、それよりも先にレブロンが老いるかもしれないので一旦この問題については置いておきます。問題はAD無理問題で、これに関しては今のロスターメンバー云々っていうよりも今のOKCの戦術がADには通用しないんじゃない?っていうのがある気がします。ADを攻略するには高さと重さを活用した伝統的なポストゲームをするのがいいんでしょうが今のOKCのプレーブックにはそんなオフェンスはありません。その代わりにハイポストやトップからのゲームメイクが出来るチェットやWillがいつもはよく働いてくれているのでそういった別の強みはあるんですが、こと対ADという観点にのみ絞って考えるとそれだけでは通用しませんしむしろADがディフェンスで体を張らなくていい分その他の部分でアグレッシブにプレーしてくるので尚更止められなくなります。この点についてプレスティらOKC上層部やデイグノート監督がどう考えているのか1度本音を伺ってみたいです。

OKCの選手達もみんな頑張ってたんですけど、やっていることが本来やりたいこととは違っている雰囲気しかしなくて、この感じで勝利を拾うにはこっちがスリーを含めたシュートを全て決めてかつ相手がシュートを外すしかないなって感じさせるような重い流れでした。勿論そんな都合のいいことは起きないですし、流れの悪いOKCと良いLALでシュートが決まるのはどっちかってことですよね。そんな感じで本当に勝てるビジョンなし、可能性ゼロ、そんなゲームでした。ドートはシュートを決め続けてて偉かったぞ。

まあしょうがないです。こういう日もありますよ。そういうときは運悪く台風かなんかに直撃してしまったと思って引きずらないようにするしかないです。
よし、切り替えて次頑張りましょう!

 

 

2024/3/7 atPOR 128-120 Win 43-19

試合のリンク

勝てました。いやーよかったー。

立ち上がりは景気よく点が取れたり相手がシュートを落としてくれたりで「The 強豪チームvs再建チーム」という試合展開だったんですが、スタメンが下がってベンチ組が入ってくるとなんか上手くいかなくなり、ターンオーバーをしたり今度はこっちがシュートを外したりと相手に流れを譲り渡すような良くないプレーが続きました。2Q以降も同じような展開がじわじわと継続して、結局はスタメン組の出場時間を抑えることが出来ずいつも通りのミニッツになり、全然強豪チームvs再建チームというような展開ではなくなりました。一度もリードは渡さなかったんですが、PORの粘り強さとしぶとさが嫌でしたね。

先述の通りこの試合はベンチ組の時間帯が不調で、特に奇数Qの後半を担当するシェイ軍団がいまいちでした。なーんか点が取れなかったんですよね。シェイが1人でボールを持ちすぎているような印象もありつつ、だからといって他の選手もなんかいまいちでボールを託そうにも頼りない感じがしたので、どうにも歯がゆい時間になってしまいました。偶数QのDubチェットタイムはまあまあだったんですが、奇数Q後半のマイナスが試合全体に大きく影響してしまったというのは紛れもない事実でした。
で、今シーズンのOKCの試合を振り返ったり最近のLAL戦とかこのPOR戦を観てぼくが感じたことなんですけど、チェットのところでアドバンテージを取れているかどうかっていうのが実は今のOKCの強さ(=勝利数)を支える大きな要素なんじゃないかと思いました。例えばLAL戦ではADという中でも外でもチェットを守れてかつパワーで攻めきれるフィジカルを持ち合わせた化け物にやられましたが、一方で同じようにパワーがあるビッグマンのヨキッチやシェングン、ヨナスにはチェットの外の動きについていけるフットワークがないためそこでアドバンテージが取れて、そのおかげでDEN、HOU、NOPには現在勝ち越しています。また、どの選手相手でもチェットは基本的には高さでミスマッチを取れるのでそこで彼の強みは出せますし、攻守両面でインパクトを残せます。以上のことからチェットが上手く機能するときは大体チームとしても上手くいって、そうじゃないときは絶対勝てないっていう図式があるんじゃないかと思いまして、今回のPOR戦でもチェットに対抗出来る選手がPORにはいないっていうことでそこで大きなアドバンテージが取れていたからなんとか競り勝てたっていうのがあったんじゃないかというのがぼくの中に思い浮かんだことでした。その証拠にチェットの+/-はチームトップの+32ですし、不調だった奇数Q後半は基本的にチェットが出ていない時間帯でした。
ここまでうだうだと語りましたが、とはいえこのPOR戦を観ていてふと思ったことをシーズン全体を包括した話にまでスケールアップするのは間違っているでしょうし、実際はもっと複雑な事象が絡み合った結果が今のOKCの強さを形作っているはずっていうのは重々理解しています。今回ぼくが主張したかったのは、単純にやっぱりチェットのスペシャル具合って凄いよねっていうことと、ポクがいなくなってしまった今チェットがいない時間帯のユニコーン枠は誰なのか、その時間をどう凌いでいくのかっていうのが今後のOKCの課題になってきそうですよねっていうことでした。
因みにこれ書いてるのが次のMIA戦が終わった後なんですが、笑顔が素敵なあいつがチェットなしタイムの解答になりうるかもっていう希望を見せてくれました。それは次の試合感想で話します。

あと、ここまでOKCについてばっかり語ってきましたが、少なくとも3Q後半にやられたのはOKCが悪かったというよりもPORの追い上げが凄まじかったからでした。特にサイモンズね。この試合不調だな~助かるな~って思ってたら突然オンファイアーになってきて困りますよ。びっくりさせるなサイモンズ君。もう次からはやめてよね。

この試合はスタメン組の調子が良かったわけですが、チェットはもう語り済み、シェイは自分の担当時間だけで言えばマイナスだったかもしれないけど試合全体で見たらスーパースターパフォーマンスを残してくれた、Dubは独立してこれまで通り高確率での大活躍、ギディは最近少しずつボールを持たないところでも動けるようになってきたのとディフェンス面でも努力の結果が目に見える形で出せるようになってきたっていうところが凄く良かった、ドートはコート上の相手のベストプレーヤーをいつも通りマークしながら邪魔にならないオフェンスを残してくれた、ということでみんなとても良かったです。上手くいかない時間がある中で自分達の強みを正しく発揮して落としたくなかった試合をセーブしたっていうのがこの試合の1番の収穫でした。

ということで今シーズンもPORをスイープです。3シーズン連続だったかな?デイムのあれ以降そんなに苦手なイメージがないのは同ディビジョン内のチームとしてはありがたいですし、PORには申し訳ないですが今後もこのパワーバランスが続いてくれると嬉しいです。
でもPORも着実に若くて才能のある選手を集めてるし、変に爆発される前にOKCも結果を残せるように先を急ぎましょう。
よく勝ち切りました。

 

 

2024/3/9 vsMIA 107-100 Win 44-19

試合のリンク

勝ちました!こりゃいい試合だったぞ!

ホームに戻ってきて臨んだMIA戦でしたが、とても面白い試合でした。前半はこちらのシュートが入らない一方でMIAは良いリズムでバスケットボールが出来ていて、堅く守って正しくオフェンスを作ってオープンショットを沈めるというとこちらがやりたかったことを完璧にやられました。単にMIAのシュートタッチが良かったっていうよりもちゃんとオープンな状況を作られた上での失点が多かったので言い訳のしようがなかったです。

そんな負けムード全開の中、スタメン組が下がるとOKCご自慢の優秀ロールプレーヤーらが活躍してくれてしっかりとMIAについていき、さらにはOKCらしくなくオフェンスリバウンドからの2nd Chance Pointsを稼ぐことでなんとか前半を10点差で折り返すことが出来ました。そして3Qに入ると最初こそ前半のような雰囲気で試合が進みましたが、中盤からはOKCワカテーズのとんでもないローテーションとハッスルでMIAのオフェンスのリズムを狂わせるとその勢いのままシュートを決め続け、なんと17点のランを作り出して逆転してしまいました。正直なところMIAがワイドオープンにこだわってシュートが打てそうなタイミングでもエクストラパスを選び過ぎたことが彼らの失策だったような印象でしたが、その判断をさせたのは紛れもなくOKCのディフェンスの運動量の豊富さでした。

自分達で作った勢いをきっちりと生かせたOKCでしたが、MIAもタダでは転ばずOKCにしっかりとついてきて長い時間OKC1桁リードっていうのがずっと続きました。しかしながらここで世界5傑に選ばれたカナダの至宝シェイボンテエイシャンギルジャスアレキサンダーが顕現し、とんでもない個人技でMIAの追い上げをかわし切ることが出来ました。ここのやったりやられたりのハラハラドキドキ具合がとても楽しくて、気付いたら残り時間3分だった!みたいな感じで時間を忘れさせる展開だったのがこの試合が面白かった大きな要因でした。勝ったからなおさら楽しかったよね。

 

シェイについては長くは語りませんが、いやもうほんとに凄い選手ですね。オフェンシブバッグの深さが目立ちますしこの試合でも37点の大活躍だったのでそこは勿論褒めるべきなんですが、ディフェンスでの運動量も凄いっていうのがこれまたいいんですよね。シェイも含めたSLAM5のディフェンスが17点のランを作ったんですから、やはり彼のバスケに対する姿勢やチームへの貢献の仕方、人生の安定感が大好きです。

さて、Willの話をします。怪我から復帰後の数試合チェットの控えビッグとしてとても良い活躍をしてくれているWillですが、なんでも器用にこなしつつ体も張れるっていうのがとにかく今のOKCのニーズにぴったんこなんです。ハンドオフやハイポストからのゲームメイクが結構ハイレベルに出来るので所謂ポイントセンターっぽいことも出来ますし、ただ単にコーナーやトップにいてもらってシンプルなストレッチビッグ役みたいなこともお願い出来る、トラディショナルなビッグマンらしくスクリーンを張ってロールしてリムアタックも出来る、といった感じでオフェンス面では使い勝手がよすぎるほか、ディフェンスでも後ろからの声掛けやポジショニング、スイッチのタイミングの良さ、ポストディフェンス、スクリーンアウト、ローテーションの速さと理解度の高さ、そして勿論ドローチャージとぱっと考えただけでも彼を誉められる箇所がたくさん出てきます。こういった要素に加えて勝利インタビューの犬を代表したチームのムードメーカー役も最高ですし、どんなときもベンチで立って味方の活躍をチアーしてくれているのを知っているのでカメラに映らないところでも大活躍!こうなると本当にケチをつける点が背が6'9しかないことしかありません。そんなWillがいることでチェットがいない時間帯のビッグマン問題に光明が差してきており、彼がコートに出ている時間はOKCが誇るロールプレーヤー組もアグレッシブに動けるようになり(特にジョー様の動きが本当に変わります)、それによってスタメン組も含めたローテーションの柔軟性が向上して結果そのときに最も効果的な布陣を上手く作り出せるような感じになってきました。それを可能にしているのは先述の通り色んな役割をこなせてかつビッグマンなWillがいるからで、彼の存在感はスタッツだけでは測れないほどに大きなものになってきています。これは大変に嬉しいことですよ。

また、ギディもここ数試合調子が良いです。彼もようやく「ボールを持っていない自分に何が出来るか」っていうところを真に理解出来てきたようで、止まってボールを貰わない、ボールを貰う前に次のプレーのイメージを持つ、そもそもボールを自分達のものにする意識を持つ、などの基本的である一方で地味で目立たない、だけどとても大切なことを身に着けて実践出来てきています。これまでのギディのバスケ人生では上手すぎるが故に自分中心のプレーだけをしていればよかったと思うので上記の事柄を学ぶ機会がなかなかなかったんでしょうが、急にOKCが強くなってチームが求めるバスケの質が変わったこと、Dubチェットの台頭によってまさか自分が4番目5番目の選手になってしまったこと、クロージングラインナップの一員として試合に出られないこと、相手にも捨てられるという屈辱を受けたこと、これらの経験を経てギディは腐らずに正しい道に進んでくれました。地道に時間をかけて何が駄目なのかを整理してどうすれば改善できるのかを学び、それを実践してみるというサイクルを数か月に渡って繰り返し、それが遂に報われてきています。こんな泥土の中を進むような大変な作業を諦めずに頑張ってくれたチームスタッフやコーチ、そして何より本人のギディには本当に感謝です。近道をしないで一見遠回りだけど結果的に正しい道を選んで進み、それによってより大きな成果を得るっていうOKCのカルチャーをまたひとつ見れたような気がします。

 

ということでとても良かった、面白かったMIA戦でした。チームとしてのOKCの良さとシェイのスターパワーの強さが上手く融合した結果掴み取った勝利だったので、どっちも1試合で楽しみたいっていう場合はこの試合はうってつけです。

こうして19敗は守られた!

 

 

2024/3/11 vsMEM 124-93 Win 45-19

試合のリンク

勝ちました。こういう勝ち方いいよ~。

主力がごっそり抜けているMEMに対して早い時間から勝負をつけられました。シュートタッチが絶好調だったのにも助けられましたが、それ以前に33本もワイドオープンスリーを打てたのが楽に勝てた要因でした。最近のPOR戦では出来なかった「The 強豪チームvs再建チーム(?)」という展開をきっちりと達成して、無事アベイラブルな選手が全員出場、ムスカラさんは無得点でした。

正直この試合については特に話すことがないんですが、まあ一応何点か触れておきます。まずはDubの怪我で、誰かとぶつかったわけでもなくコート外のコードか物か人かを踏ん付けて足を捻りました。怪我後すぐは結構痛そうにしていて、すぐファールしてすぐロッカールームに向かって行ってそのまま試合には帰ってこられませんでしたが、この一連の動きは全て自分で出来ていたのでそんなに重い怪我ではないんじゃない?という感じはしていました。結果的にはただの捻挫だったみたいで次のIND戦もQuestionableとはなりましたが、とはいえただの捻挫でも無理は禁物ですししっかり治してゆっくり体力回復してから復帰してもらって全然OKです。それにチームとしても今シーズンここまで脇目も降らずに走り抜いてきていて休む暇がなかったので、ここいらで一度みんな小休止をいれてもいいんじゃないって思います。チェットとケイソンなんて全試合出場ですし60試合以上出ている選手が7人もいる現状を踏まえて、一旦休むっていうのも全然ありです。シェイもあと2試合出たらもう休め。

あとはビョンボさんが試合に出たことです。この前のPOR戦で急に倒れてしまったビョンボさんでしたが、この試合で無事復帰出来ました。単なる脱水症状だったということで安心しましたが、これからは宗教上の理由があっても多少はちゃんと飲み食いして欲しいですね。気を付けてね。

最後にケイソンのキャリアハイについても書き残しておきます。ガベージで稼いだとはいえ20点越えは立派ですし、最近のケイソンはスリーの調子も上がってきていますしそれと何よりステップバックだったりドリブルからのショットメイクだったりのスキルもちょっとずつ実戦で使えてきているところが大変素晴らしいです。2年後くらいにはドリューホリデーになってるのかな、言い過ぎかな。

 

今回は語りたいことが本当に少ないのでこれで終了です。

ムスカラさん、次こそスリー決めてよね。シェイがあんなに立ち上がってセレブレーションの準備してるの珍しいんだから。みんな待ってるんだから早く決めてね。

 

 

2024/3/13 vsIND 111-121 Lose 45-20

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負けです。20敗突入!

要所要所で見事に守られました。INDはそんなにディフェンスが良いチームではないと聞いていましたが、OKCのドライブに対して複数人で包み込むタイミングや位置取りが上手く、シェイらがドライブはしてみたもののあと1歩先に行けない、でもここでパスアウトしてもディフェンスがずらせない、どうする???っていう場面を多く作られました。それに対してシェイが取った解決策がドライブを囮にしたスリー乱発でしたがこれが入らず、チームとしてもエースがこんなに空回りしているとどうしてもいい流れを作ることが出来ずでずるずるとINDペースに持っていかれました。ハーフコートでオフェンスが上手く作れないとなると速いペースに持ち込みたくなるわけですが、それもまたINDの得意な展開ということでそこでアドバンテージを取り切ることも出来ずだったのも負けてしまった要因でした。

それに加えて、INDのミスの少なさもこれまた厄介でした。オフェンス効率史上最高の名に恥じないとんでもないハイクオリティさで、OKCが喉から手が出るほど欲しいPTS OFF TOが全然稼げなかったんですよね。3Qに追いついたときもINDのミスによるTOが重なったのが大きかったわけですが、試合を通じてあのレベルでオフェンスを展開されるとなるとOKC側としてもなかなかいつものようなTO誘発ディフェンスは出来ません。ここでもINDの戦術レベルの高さにしてやられたわけです。

じゃあINDに打ち勝つ方法はないのかっていうとそうではなく、彼らの対面ディフェンスの緩さは画面越しかつ素人目にも伝わってきたのでこの弱点を突くのが対IND戦略になる気がします。だからこそこの試合はDub欠場が痛く、ハイレベルにセルフクリエーションが出来る選手がシェイだけだったからこそこの試合が窮屈なものになってしまったのです。もしDubがいたら…と感じる場面は多かったですし彼がいたらもっとシンプルに点が取れていたような気がします。

 

この試合よく頑張ったなって思ったのはドートとケイソンのバイソン親子でした。ドートは1番から4番までのディフェンスで貢献してくれたほか、ルーズボールへの果敢な飛び込みやハッスルでチームの流れを作る原動力になってくれました。ケイソンもケイソンでディフェンスは勿論オフェンスので安定感が頼りになります。最近のケイソンのスリー確実ですよね。親父に似なくてよかったね

逆にネガティブに感じたのはチーム全体のパワー不足感でした。今更って話ですが、ターナーやシアカムといった大きめな4番5番を全員でケアするためにどうしてもディフェンスが歪んでしまい、そのズレを的確に攻められていたのが印象的でした。その解決策としてヘイワードさんを獲得したわけで、更には彼も十分に活躍してくれてはいるんですが、やはり今のチェットが5番を担うっていうのがこの弱点を生み出す原因なんですかね。これについては数年単位で修正していく箇所だと重々承知しているので今どうこう言うべきではないっていうのは分かっているんですが、やっぱりちょっと気になったので書いてみた、という感じです。頑張れチェット、君がどっしりリムを守れるようになったらNBAを壊せるぞ。

ということで、INDが強かったということとDub不在の影響が今のOKCにとっては思っていたよりも大きかったねっていうのを学べた試合でした。

 

流石にここまでくればプレーオフもストレートで入れるでしょう。なのでまずはそれほどまでに勝ってきたっていう自分達の成果を誇りたいと思います。

しかし、この試合みたいにちょっと対策されるだけで途端に脆くなってしまうというのもまた今のOKCの現状なわけで、この辺を加味するとやはり不動の西1位~3位な超強豪っていうステータスの獲得までは至っていないのかなっていうのが正直な感想で、それがあながち間違っていないっていうのを再確認させてくれた試合になったのではないかと思っています。

しかし、別にオールインしているわけでもない、スーパースターのベテランを引っ張ってきたわけでもない今のOKCワカテーズでここまでの成績を残せているのは先述の通り誇るべきことです。なので、勝って当たり前っていう煩悩を今一度締め出して、目の前の課題解決であったり勝利への意欲だったり選手達の成長を観ていくのを楽しむ、こんなマインドにセットし直したいと思います。

流石に再建チームを名乗るようなチームではないというのがぼくの意見ですが、それでもWinNowチームでもないっていう自分達のポジションを改めて胸に刻み、勝利第一ではなく成長第一っていう気持ちで今シーズン残りの試合も観ていきます。

というわけで成長しろよみんな!頑張れよ!

 

 

2024/3/15 vsDAL 126-119 Win 46-20

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勝ちました。世間の風潮ではうちが負けるはずだったみたいですが。

フェイク首位のOKCが優勝候補のDALに勝ってしまいました。シェイもFT稼ぎに余念がなく、OKCファンもDALのミスに大喜びする無礼振り。そんな逆境の中ドンチュがいないというハンデを背負いながらも西1位の強豪相手に終盤まで競ることが出来たDALの方が勝利に相応しいバスケをしたので、この試合はDALが勝てたはずでした。それはすなわちOKCの負けを意味します。はいお疲れさまでした。

 

…っていうのは半分冗談ですが、なんか結構色々言われましたね。上記のは全部マジに言われたことです。

上記の通りドンチョが怪我でいなかった中ゴッドカイリーが躍動し、彼が中心となりつつもギャホードやTHJといった優秀なサポート面子もしっかりと仕事をしてきました。カイリーほんとに上手かったね~。THJもOKC側からすれば厄介極まりない選手でしたし、ドンチャ抜きでも一定の強さを発揮してくる辺り誇張抜きにDALは優勝候補だなっていうのがぼくの感想でした。

一方で、OKCもそんな調子良さげなDAL相手にしっかりと抵抗出来ました。特に2Qにワイドオープンスリーをすぽすぽ決められたのがこの試合の勝因のひとつで、ここで決めたいシュートを決められたからこそ相手に流れを渡さずになんとかコントロールし続けることが出来たのです。すなわちシュート力の高さという紛れもない自分達の実力によって勝利を手繰り寄せたのですから、ここはOKCの面々を褒め称えなくてはいけません。

それに加えて、シェイは勿論なんですが怪我から復帰したDubが獅子奮迅の活躍をしてくれました。彼のショットクリエーション力の高さに救われた場面が多く、実際シェイ < Dubを唱える方がOKCファンでもそうじゃなくても多く見受けられる程彼のパフォーマンスは素晴らしいものでした。Dubの攻守にわたる貢献にどれだけ助けられていたのかを前試合のIND戦とこの試合で深く学びましたね。

また、ギディがオフェンス面で積極的にプレーしてくれました。DALは極端にギディを捨てるチームのひとつですが、ギディもそうやって捨てられた際に変に迷ったりせずにスリーを打ち切り、それをまずまずの確率で決めました。ドリブルを1回ついてから決めたやつ良かったです。シーズン前半の頃はスリーを打つかドリブルするかで迷って結局変なスリーに帰着して入らないっていうのが多かったですが、最近は捨ててくるなら迷わずに打ちますっていうモードに入れるようになったので、そこまでに辿り着けた彼の集中力の高さと意識改革にあっぱれです。こういう意識でプレー出来ればもう少しシュートも入ると思いますし、そうじゃなくてもこれまで通り正しいことを自信を持ってやり続けるっていうのを継続してもらって、より自信を深めていって欲しいです。あとは48分間ディフェンスでも集中出来るようになるともっといいね。ゲームフィルムたくさん観なさいギディよ。

 

こんなところでしょうか。まあフェイクOKCの分際とはいえ西1位に返り咲けたのは素直に嬉しいので、この勝利とチームの努力に感謝です。

これからもなかなか面倒な相手が続きますが、怪我のないように頑張りましょう!

シェイは休みましょう!

 

 

2024/3/17 atMEM 118-112 Win 47-20

試合のリンク

勝てました。よく踏ん張った!

正直に白状しますと、この試合が始まる前はもう3月も半ばだしMEMさんも主力選手をお休みさせてくれたりしないな~なんて舐めたことを考えてました。そうしたらまさかのベイン復帰という真逆のことが起こり、それもあってMEMもMEMらしいグッドバスケを遂行してきたもんだったのでなかなか見応えのあるゲームとなりました。

MEMの戦術なんかいいですね。自分BBIQ激低なので言葉での説明は出来ないですが、ちゃんとチームでオフェンスを作っている感じがしたのと選手一人ひとりが役割を持っていてそれをしっかり果たそうとしているのが伝わってきました。そんなベースがあるからこそ良いリズムでスリーも打てるし決められるし、怪我人が多くても良いバスケが出来ているんだと思います。ここにスマートだのジャだのが復帰すると思うと来季はまた強いMEMが帰ってくるんだろうなぁと溜息もんです。来シーズンも切磋琢磨しような。ジャは真面目にバスケしてな。

 

さて、OKCの話をします。前半はスリーのタッチが良くなかったんですがタフなミドルレンジを沈めることでなんとかイーブンで切り抜けました。この時間帯はMEMも結構シュートを落としていたのでこんな展開になりましたが、自分達が作ったシュートをちゃんと決め切っていたのはMEMの方で、難しいシュートを打たされていたOKCの方がオフェンスの質は良くなかったんじゃないかなと思います。そんなNO GOODショットを無理矢理決められるエースが2人いるのが今のOKCなので結局はそこのスターパワーで押し返せていただけなんでしょうが、とにかくなんとか前半を無事消化出来ました。そして後半、特に3Q後半のシェイ軍団のときにOKCがやりたい理想的なオフェンスが展開出来ました。相手のミスを見逃さずに得点に繋げたほか、ジョー様らの外角シュートがしっかりと決まり一気に流れを引き寄せることで最大14点のリードをつけることに成功しました。こんな理想的なバスケが観れたのは久しぶりだったので大変に嬉しかったですし、目と心の保養になりましたね。やっぱこのチーム強いじゃん!ってね。あとジョー様のスリーからしか得られない栄養素の接種も出来て一石二鳥でした。

4Qに入るとMEMのシュートタッチが改善したこととOKCがシュートを外し過ぎたことにより点差が縮まる場面もありましたが、全てのショットを外してしまうという最悪の事態は避けられたOKCは3Qに作ったリードをしっかりと守り切ることができ、最後まで逆転されることなく勝利を掴むことが出来ました。

 

ポジティブだったのはDubの安定感とかチェットの存在感とかも勿論そうだったんですが、ギディの積極性とドートの渋い活躍もよかったんじゃないかなと思います。

ギディはこの試合も捨てられる場面が多かったんですが、ひよらず強気にスリーをアテンプトしてくれました。迷いを捨てる段階はクリアしたっぽいのが確認出来たのもよかったですし、この試合は結局1/6でしたがこれがもう1本でも入るだけで更によくなりますから今後は次のステップのクリアを目指して前向きに進めます。でもあんだけワイドワイドオープンなんだからもっと決められるようになるというのは決して不可能なことじゃない、っていうのもきちんと頭に入れておいてねギディ。

ドートは特別何かを成し遂げたわけではないかもしれませんが、いつもよりかは彼のドライブに対するMEM全体のチェックが甘かったみたいでその緩みを突いたパスがとても良かった印象でした。ターンオーバーになってしまったのもありましたが、彼のドライブからワイドオープンなスリーを作れた場面もあったのでそれで十分TOは帳消しに出来ますし、ドートのそれが今後もたまに見られるようであればそれはそれでチームオフェンスのフロー改善にも繋がって結果的にはチーム全体のオフェンス力の強化やラインナップの柔軟性向上も見込めるはずなので、単純にプラスになって嬉しいですよね。シンプルに言いたいことをまとめるとドートのパスセンスの向上が垣間見れたっていうのがこの試合の中で印象的だったポイントだったという話ですが、これを受けて改めて思ったのはドートもスリー確率以外にもバスケ選手として色んな面で成長してるんだな、やっぱりこいつ凄いし偉いなってことでした。好きよドート。

 

一方で自分が自分がをやりすぎてしまったシェイ君さぁ…。30点取りたすぎて適当なシュートを乱発して流れを壊すこと壊すこと、あなたの我儘でこんなシーソーゲームらしい展開になってしまったんですからね。反省するように。

でもDAL戦の後とかSNSやネット上でとんでもなく悪口言われてたもの知ってますしそれを見返したかったというのもよく理解しています。だからってムキにならずに、いつも通り自分の仕事に集中してくれれば勝手に結果もついてくるはずなので、そんな雑音気にしないで頑張りましょう。

 

ということで落としたくはなかったものの何とか拾えて偉かったMEM戦でした。次はちょっと日付が空いてホームでUTA、そのあとからTOR→MIL→NOPととんでもロードトリップがあったすぐ後にB2BでホームHOU、その後ホームPHXです。御覧の通り3月後半はなかなかにタフですが、気を引き締めていきましょう。

毎試合丁寧に!自分達のバスケを心がけてね!

 

 

2024/3/21 vsUTA 119-107 Win 48-20

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なんとか勝てました。一安心~。

UTAがメンバーをタンキング模様に変えてきた一戦でした。そのおかげでマストウィンなゲームだったわけですがOKCは作ったオープンショット外しまくり、一方でUTA側は外したり決めたりを繰り返してきて着実に得点を重ねてきたほか、セクストンのハイレベルなゲームメイクが光ったために結局はOKCがリードしている時間は長いけど試合に出ている面子の差ほどの実力差がないような展開になってしまいました。これが嬉しくないのは勿論OKCサイドであり、これから始まるタフスケジュールを考えるともっと余裕を持って勝ちたかったところでした。

しかし、チェットがそんな憂鬱を吹き飛ばすようなパフォーマンスをみせてくれました。ポスターダンクとアリウープアンドワンダンクと勝負を決めたトランジションダンクとその他2本のダンクを含めた35得点は立派すぎる数字ですし、彼がいるいないで明らかに攻めやすさ守りやすさが違っていてまさに嫌な流れだったのをガラッと変えれくれたMr.ゲームチェンジャー!と言えるような活躍でした。

チームの2番手は誰なんだ論争?がたまに勃発しますが、日によってDubもチェットもとんでもない活躍をしてくれたりするので一概にどっちの方が凄いか重要かっていう結論は出ないですね。この試合だってDubもDubで渋いプレーでがっつり貢献してますしね。なのでどっちが優れているとかは深く考えずに2人とも素晴らしい若者であること、そしてこの試合に限って言えばチェットの支配力がとにかく凄かったということを素直に喜びたいと思います。

 

スリーがもっと決められていれば楽に勝てたはずだったので、チーム全体で見るとそこまで悪い内容ではなかったような気がします。しかしながらどうしても触れなくてはいけない箇所があり、それは前試合に引き続きシェイの球離れの悪さです。30点を取りたいからなんだと思いますが、ダブルチームされても強情ばってボールを離さずに自分で0からオフェンスを作り直そうとしたりする場面が多く、それによってオフェンスフローが悪くなるほか他のOKCの選手達の動きもなくなるせいで相手ディフェンスも守りやすそうになっていました。点差の時間変化グラフを見ても、

シェイの担当時間である奇数Q後半は±0かそれ以下の生産性しかなく、エースの時間帯がこれだとやっぱり勝ちにくくなっちゃいます。

ダブルチームされたときやドライブで中に入っていった後の判断力・パス力はもっと優れていたはずだと思うんですが、どうなんですかシェイさん?ドンチョッチョはそこも馬鹿みたいに上手いからこそあれだけのオフェンスマシーンになっているわけですが、あなたはそこんところうまく捌けるんですかシェイさん?ヘイワードさんみたいにサイズとスキルを兼ね備えた何でも屋Fもいるんだしジョー様やケイソンみたいにシュートが上手くて他のことも出来るガードもいるんだしWillみたいにパス出せてかつスリーまで打てるビッグマンもいるんだから、もっと周りを信じてみてもいいんじゃないのシェイさん?プレーオフに向けて体力を消耗しないためにももっとチームみんなでゲームを作っていこうよシェイさん。

 

あとちょっとこれは主張したいんですが、セクストンみたいにスクリーナーを上手く使いながらのドライブやゲームメイクってOKCの皆さん真似出来ませんか?シェイとか特にドリブルもスペースに滑り込むのも上手いんだから、Willとかと一緒にコートに立ってる時間とかちょっと試してみませんか?OKCのセンター器用方針がUTAとか他のチームと違うのがいけないのかなぁとも思いますが、あんだけセクストンに簡単に点を取られ続けるとちょっと待てなんでうちはこれが出来ないんだと言いたくなります。今後はそこのところも上手くやってくれいデイグノートさん。

 

という感じで、シェイの独りよがりプレーにため息をつきつつもチェットの大爆発4Qは観返す価値のある楽しいものだったので、総じて言えば面白いゲームだったかなっていう感想でした。なんやかんやちゃんと勝ってるしね。

ここからかなりハードなロードトリップが始まりますが、今シーズンここまで勝てているっていうだけで十分期待以上なので、これからはボーナスタイムって思って勝ち負け関係なしにもっとポジティブ思考で観ていきたいと思います。勝ち負けに拘らない~って書いてるの最近多いですが…

これからも良いバスケをみせてくれよなOKC!

 

 

2024/3/23 atTOR 123-103 Win 49-20

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勝てました。よかったよかった。

TORとは以前にダブルOTまでいく接戦をやりましたが、あのときは前半にやたらと点差をつけられてしまってから何とか追いつき、その後はシーソーゲームになったものの結果勝利を手にした、という感じだったはずです。じゃあこの試合はどうだったかというと、やっぱり立ち上がりの1Qに点差をつけられました。オリニクのパスとその他選手のカッティングの上手さにやられてしまいディフェンスで流れが掴めず、オフェンスでも最近流行りのシェイ軍団の不調振り(大体はシェイのせいですが)が続いたので結局は7点のビハインドを背負う形になりました。

この後も同じようにポイントセンターオリニクにやられ続けはしたんですが、パッシング以外に攻め手がないTORはターンオーバーも増えてしまい、そのミスをOKCが得点に繋げることが出来たので比較的早めに逆転、その後は点が取れる選手が多くてさらに比較的シュートタッチも悪くなかったOKCがリードを保ち続けての勝利Getとなりました。4Q途中とかには点差が縮まる場面もあったので盤石な内容だったわけでもなかったですが、再逆転されなかったのは偉かったポイントでした。

 

ポジティブな点について語ります。それは何と言ってもスタッツにもあるようにスティール数と相手のターンオーバー数が多かったところで、相手のカッティングに対して何とか対応しようと選手達が努力している様子が見られ、その結果がスタッツにも表れたのかなと思います。どうもTORのカットのタイミングやコース、パスのタイミングがOKCのディフェンススキームと相性が悪かったみたいで何度も裏を取られたりイージーバスケットをされたりしたはしたんですが、その中でもパスミスやスティールを誘発するように努力していたのは大変に良かった点ですしそこから37点ものPTS OFF TOや24点のファストブレイクポイントを稼げたのがこの試合に勝てた1番の要因になったと思います。

また、ベンチユニットの皆さんの調子が良さげだったのも良かった箇所でした。特にケンリッチはスリーの安定感やドライブへの合わせ、リバウンドの存在感が明らかに目立っており、久しぶりにケンリッチウィリアムズの活躍を観れたような感じで嬉しかったです。その他の選手達も安定したプレーをしてくれて、彼らがスリーが入らないスタメン組を支えてくれたおかげでなんとかプラスな展開に持っていくことが出来ました。感謝だぜ。

 

一方でネガティブはさっぱりしていますが、シェイの不調振りとジョー様の不調振りです。シェイに関してはファールが吹かれにくくなったというのも影響はありそうですが、それ以前にもっとパスを散らす意識を持つだけでも簡単なバスケが出来るようになると思うのでまずはそこの意識改革をお願いできればと思います。ジョー様に関してはプレーオフに向けた充電期間という風に考えているので別にいいんですが、彼がオンコートのときは目に見えてリバウンドが弱くなりそこからくるディフェンス力の低下もあるので、その弱点を補うためにもなるべく早めに復調してくれると助かります。

 

ということで、ロードトリップの初戦は無事勝利することが出来ました。ここからが本番ではありますがまずはTORの戦術に対してそれなりのカウンターを浴びせられたこと、そして勝てたことを喜びたいと思います。

こっから何試合も何試合もタフな相手が続きますが、色々と学びながらどこかで1勝して50勝を達成しようね。

 

 

2024/3/25 atMIL 93-118 Lose 49-21

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勝てる気ゼロ!

LALと戦ったときと同じような感じでした。インサイドに入り込んでそこからオフェンスを作らなければいけないOKCとインサイドの守りに関しては弱点がないMILの相性の悪さが強烈で、ドライブしたところで何も出来ずにパスアウト、オフェンスをやり直しても同じことの繰り返し…という感じで完全にお手上げでした。インサイドから崩せないとなると外から射貫くしかなくなるんですが、先述のように中からオフェンスを作りたいOKCにとって外からリズムを作り出すのは自分達のバスケではなく、所謂打たされたスリーを打たされることに繋がった結果それらの外角シュートも全然入りませんでした。前半こそMILもMILでOKCのオフェンススランプの流れに付き合ってくれてお互いにぽこぽことシュート外していたんですが、前半のうちからしっかりとサイズを生かした自分達のバスケを遂行していたMILだったので後半からはOKCのチビーズバスケを一蹴し、いつも通りなMILさんに戻ってぼこぼこにしてきました。

試合を観ているときから思ってましたが、今の感じだとMILに勝つにはこっちのスリーが上振れるしかないと思います。勝ったらラッキーです。

また、選手達やコーチングスタッフの皆さんはLAL戦でAD相手に中で何も出来なかったあの経験を生かし切ることはまだ出来ていないようです。まあ相手に合わせたプランBも実行出来ちゃうようなチームじゃないですし、相性の悪い相手に対して未対応なのは全然構わないんですけどね。やっぱり超ハイレベルなリムプロテクター&ミッドレンジ潰しマンがいるチームにはきついですね。

 

この試合について語りたいことなんてもう殆どないんですが、そんな中でもギディの活躍に関してはちょっと話しておきます。1Qから他のOKCの面々よりも明らかに集中して試合に臨めていたギディは、スリーを決めてくれたことは勿論良かったんですがそれよりもなんかこうプレーの質というか判断力というか、色んな観点でひとつレベルを上げたような気がします。分かりやすく何かが変わったというよりも、今シーズンここまで紆余曲折ありながらも愚直に自分の役割の変化を受け入れながらそれを果たすための意識改革やプレースタイルの変更、スキルセットの多様化に取り組んできた成果が今月あたりから遂に出始めた感がありますね。ボールを持たずとも点が取れたりゲームを作れる6'8は便利過ぎるんですわよ。ここまでギディもよく我慢しましたし、チームも目先の勝利を優先して彼をトレードする、なんてことをせずによくぞ粘り強くサポートし続けてくれました。スリーの不安定感はしょうがないのでいいですし、もう捨てられて迷ってしまうギディもいないので、お相手さんはぜひぜひギディを捨てて彼にワイドスリーを打たせてください。迷わずスリーを打ってきて通算34.1%で決める(ワイドオープンなら35.7%)選手にそれをしてきてください。こっちとしては嬉しいのでぜひぜひ。

 

ということで他に褒めたいことも特に思い浮かびませんしネガティブになる必要もない程コテンパンにやられたゲームだったのでぶつぶつ文句をいうつもりもありません。これにて終了です。

やっぱりロードトリップは辛いな~。

 

 

2024/3/27 atNOP 119-112 Win 50-21

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勝った!すげぇなおい!

何で勝ったかを一言で言えば「スリーが入ったから」と言ってもよい気がしますが、これまで何度も何度も言ってきているようにOKCはワイドオープンスリーを作り出すことにおいてはリーグトップクラスなので、それらが入るかどうかが勝敗に直結するのは当たり前なのです。この試合では22本のワイドオープンスリーを打って10本決めたわけですが、こうやって自分達の作ったショットを確実に決められるとやはり良い結果に繋がりますね。

こんなシューティング%になった1番の理由はギディのシュートタッチがすこぶる良かったからなんでしょうが、それにしてもNOPはギディを捨てすぎたように思いますね。1Qだけで2/4だったのにその後もちょくちょくギディのスリーを打たせるようなディフェンスをやっていたのは明らかにNOP側のミスでした。なのでギディのスリーが入ったのは偶然!っていう言い訳はちょっと聞き入れられないかなって思います。しかしながらNOPも何も考えずにギディを捨てていたわけではなく、シェイのマークを徹底するためにはしょうがなかったことであり、実際シェイにはまともに仕事をさせなかったのでそこに関しては流石NOPとしか言えませんが、単純にギディの上振れがNOPにはあまりに計算外だったということでしょう。

3月に入って以降調子を落としているシェイはこの試合も彼基準では低パフォーマンスだったと思います。勿論NOPの徹底マークによるところが大きいでしょうが、そんな感じで上手くいかないエースに対してデイグノート監督はなんと1Qの途中からシェイをベンチに下げるというOKCファン驚きのローテーションを披露しました。これによりアルバラード対シェイという時間帯が作れたんですが、ここでシェイがスムーズに点を重ねてくれたのが良かったです。あまりにもアルバラードのサイズと長さがなさすぎるせいでどうしてもシェイを対面で全く止められず、OKCファンとしては安心して観ていられる時間帯を作り出すことが出来ました。これのおかげでシェイも楽そうでしたし、監督の采配にはなかなか感服です。

しかしそんなローテーションの多様さも結局はギディの成長によるチーム力の余力の増加が大きいのではないかと思います。今まではMVPクラスのシェイor2人でオールスタークラスのDubチェットというローテーションで48分間穴が開かないようにする采配でしたが、ギディがある程度は自分でクリエイト出来るようになってきたことによって多少の穴をギディで埋めることが出来るようになり、この試合でも彼のスリーだけじゃない嫌なところでやってくる嫌らしいプレーにNOPは手を焼いたと思います。特にペイントエリアの距離から放つフローターがなかなかに凶悪で、もともとあれくらいの距離までの侵入なら出来ていたギディでしたがこれまではレイアップまで持っていけないとシュートが出来ないという残念な選手でした。しかし今はあのフローターのおかげでレイアップでフィニッシュ出来る距離まで行けずとも高確率にシュートを沈めることが出来るため、お相手さんとしてもこれまでのように極端なドロップが通用せず困ったなぁとなっているはずです。

そんなこんなで色々と工夫もしながら戦ったOKCでしたが、NOPもやはりというべきか強敵であることに疑いはなく、出てくる選手がみんな上手でした。特に試合全体を通してザイオンザイオンだったというのと、後半はCJがホットになったのも相まってOKCの20点リードが溶け切った接戦になってしまったんですが、最後の最後ではシェイのご都合スリーやDubの勝負強いクラッチレイアップのおかげでなんとか競り勝つことが出来ました。正直後半の失速はもう少しなんとかしたいところですが、オープンなショットをきっちり決めてきたNOPを褒めるしかないですね。

 

他にもチェットのマーフィーブロックも良かったですし、ケンリッチの渋過ぎる大活躍も大変ありがたかったですが、ここまで意外と色々語っていたのでこの辺で終了にしようと思います。

改めて振り返ると最初に書いたようにスリーが入ったから勝ったというのがなんとも適切な気がするゲームでした。イングラムもいないしハーブもファールトラブルになったのにあの強さって、NOPさん怖いよ。西4位5位は伊達じゃないな。

みんなお疲れ~。よく勝ったよ~。

 

 

2024/3/28 vsHOU 126-132 Lose 50-22

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負けちゃいました。残念。

シェイが大腿部の怪我で欠場したゲームでした。怪我が無事治ることと最近の彼の不調具合が怪我由来であることを祈っています。

さて、ちょっと試合感想から話がズレるんですが、レギュラーシーズンをどう終えるかっていうのは若いOKCにとって結構重要なことなんじゃないかとぼくは思っています。要するに「何位で終えるのか」であったり「何勝で終えるのか」というのを少しは意識していた方がいいんじゃないかっていう思いなんですが、プレーオフの対戦相手がどうこうではなく自分達の自信を深めるという意味でもなるべくレギュラーシーズンの締めくくり方はきっちりしたいなっていうのがぼくの意見なんです。例えばこれからの10試合で全然勝てずに西の4位5位に落ちてしまった、そこまで悪くなくとも52勝finで西の3位で終えた、とかになるとプレーオフ前なのにちょっとチームの士気が下がってしまうような気がするので、納得出来る形でシーズンを終えられた方が色々といいんじゃないかなっていうことです。

そんな思惑があるからこそ3月の下旬に大エースのシェイが離脱してしまうというのは正直不安でした。しかしながらこの決定を下せた大きな理由が3月ギディの成熟度の高さなんじゃないかと踏んでいて、彼を観てデイグノート監督もいける!ってなったんでしょうね。怪我シェイに無理をさせないけどこの時期に変に負けたくない、それならギディも最近良いし他のみんなもハングリーだし、ここらで一丁シェイを座らせて真のOKCワカテーズでシーズン最終盤を駆け抜けてやるぜ!と監督が決断してこの試合に臨んだんだろうと勝手に妄想しています。

でもって結果は負けでしたが、見所ありありの大変面白いゲームでした。内容が面白かったからこそ勝利という結果がついてきたら花丸満点だったんですが、まあそこは残念っていうことです。

 

まずは何と言ってもジョー様の大活躍です。

これマジもんですよ、合成じゃありません。

このダンクがこの試合のジョー様の1番のハイライトではあったんですが、それ以外にもジョー様の調子が戻ってきたのか、本来の持ち味であるスリーポイントも打てたものはしっかりと沈めてくれました。今シーズンの前半から中盤にかけてよく見たリーグ最高シュータージョーアイザイアを久しぶりに見られたような気がして嬉しかったですし、このまま調子を維持出来れば大層厄介なチームとしてプレーオフに進んでいけます。やっぱりジョー様好きなんだよね。

また、ギディも相変わらず凄くて、シェイがいないことでボールを持てる機会が増えただけではなく自分でドライブする機会も増やせたことで理想的なビッグポイントガードみたいになっていました。スリーが入らなかった中でのこの存在感と活躍ぶりは今シーズン最高なんじゃないでしょうか。いやでもほんとにぼくが思っていた以上にゲームメイクが上手くなっていて、武器であるフローターを使いながら得点を取りながら以前までのようなドライブしてから後先を考えるっていう弱点も大いに改善されており、普通に1番の役割を託せるクラスのプレーヤーになっていました。今まで半年かけてボールを持たずとも活躍出来るようにっていう改造手術を受けていた彼ですが、その影響が色んな方面においてプラスに働いていることが明らかになってこれまたとても嬉しかったです。

 

で、この試合を観ていたぼくの感想ですが、

シェイよ、チームがお前に合わせるんじゃなくてお前がチームに合わせる時がきたんじゃないか?

っていうことです。多分OKCファンの方なら皆さん同じように感じているのではないかと推察するんですが、シェイももっとチームのいち部分としてプレー出来ればほんまもんのコンテンダーになれると思うんですよね。

最近は球離れの悪さ、その他判断力の悪さからくるタフショットの増加が自分の首を絞めてしまっています。このHOU戦を観るまでは疲れもあるだろうししょうがないのかなって思っていましたが、この試合のみんなのパフォーマンスを観ると全くそうは思わなくて、シェイが中心とはいえあなた1人で全部やる必要はもうないんだからもっとみんなのためにプレーしてあげましょうよっていう感想しか出ませんでした。シーズン前半の頃はもっとみんなでボールシェア出来ていたと思うので、個人賞に拘りすぎずにチーム第一でお願いよシェイ。

ここまで言っても伝わらないならもうスラムダンク貸してあげるから読んで。谷沢にならないでってことだからね。

 

ジョー様ギディの2人以外にもみんなよ~く頑張ってくれたと思います。そんなOKCワカテーズに土をつけたノリノリHOUはなかなかやるぜ。

でも今のOKCワカスギーズのバスケも観てて楽しいから、この感じでこれからもよろしく!

 

 

2024/3/30 vsPHX 128-103 Win 51-22

試合のリンク

勝ちました!痛快!

56/53/100というスタッツから見ても分かるように、好きなようにシュートを決めました。HOU戦に続いてシェイがお休みだったんですが、最近とても良いギディがシェイ分のUSGを十分に埋めてくれており、シェイ抜きの穴は全く気になりませんでした。HOU戦でも気にはならなかったですけど、特にこの試合はボールも回るし人も動くしで凄い滑らかなオフェンスが多くてそれでいてシュートも入るもんでしたので、むしろシェイがいたらこうはならないんじゃない…?とかすら思いながらの観戦となりました。

そんなハイペースハイクオリティなオフェンスをしながらもディフェンスの運動量も凄まじいOKCは、PHXが誇る歴史上最高クラスのシューティングラインナップ相手に奮闘しました。ヌルキッチ以外のスタメン4人がみんなシュート激うまなので誰がボールを持っても必死こいてクローズアウトしなければいけないんですが、ワカテーズの皆さんはそれをちゃんと理解していてかつサボらずに実行し続けました。だからと言っていくら頑張ってディフェンスローテーションを回しても全てのシュートを守れるわけではなく、1Qなんかは結局空いてしまったPHXの選手に打たれてそれが決められてしまった場面もありましたが、流石に36分間ずーっとそんなディフェンスをされるとシュートタッチやリズムが狂うんでしょうね。試合が進むにつれてPHXの調子が落ちてくるのがはっきりを見て取れ、一方でOKCは若さ全開で攻守両面で動き続けて良い流れを自分達の力で持ってくるとそのままがつんと点差をつけてしまいました。まあOKCのシュートタッチが良すぎたのは事実ですが、一応自分達の努力の賜物だったとも思うので今回は素直にこの試合内容と勝利を喜びます。

試合内容と言えば、前回のPHX戦で50個くらいヌルキッチにオフェンスリバウンドを取られたわけですが、この試合ではトータルリバウンドが3つだけでした。ヌルキッチも頭のいい選手なので自分が活躍出来る機会は逃さないはずですが、そこで前のようにやられなかったOKCの対応力と作戦遂行力もまた良かったポイントでした。誰々が頑張った~とかっていうよりもチームみんなで意識的にリバウンドを取りに行けていたような印象ですが、これのおかげで「折角シュート入ってるのに、折角よく守れてるのに…勿体ない…」っていう11月あたりにいつも感じていた切なさを抱かずに済みました。

リバウンドの話題から少し広げると、3月のOKCは結構リバウンドで頑張れていたことも褒めたいと思います。なんとOPP OREB%がリーグ9番目に少なく、余計なポゼッションを与えずにマイボールに出来ていたんですね。シーズンの序盤、特に11月は本当にディフェンスリバウンドが取れなくて先述の切なさを噛み締める日が多かったんですが(なんとOPP OREB%が34.6%…)、そこからメンバーが大きく変わったわけでもないのにシーズン中にある程度の修正が出来ました。そうやって相手のシュートミスを自分達のポゼッションに変える機会が増やせたためにそこから始まるFast Break Pointも増加しており、3月は17.3点とリーグ4位の多さでした。シーズン全体では15.6点の7位だということを考えると、OKCのリバウンド力の増加は単に相手に2nd Chance Pointを与えないだけではなく自分達の攻撃力のアップグレードにも繋げられていることが分かります。これは是非今後も継続していきたいところですね。もしかしてヘイワードさんのリバウンド力に助けられてる?

 

とまあ試合内容から少々逸脱しましたが、この試合に関してはみんなよくよく頑張っていたので選手個別にどうこうと語ることはしません。しいて言えばジョー様のタフスリーやばすぎってことくらいですかね。

ここから始まる東遠征、どこまで踏みとどまれるかが大切です。以前書いた通りたかがレギュラーシーズンとはいえある程度の結果は残したいですし、ここまできたら3連敗なし実績も達成したいので、ところどころで勝ち星が拾えるといいですね。

頑張ろう!MSGで爆発だ!