けしぶ

オクラホマシティサンダーについてあれこれお話しする場所です

23-24シーズンの10月を追いかけて

23-24シーズンを追いかけてシリーズ10月編です。

10月は3勝1敗でした。グッドスタートだ!

 

目次です。

 

では本題行きます。

 

2023/10/26 atCHI 124-104 Win 1-0

試合のリンク

本試合はチェットのデビュー戦ということもあり、OKCファンは勿論NBAファンなら結構楽しみにしていた試合だったと思います。でもって彼の活躍はというと、

  • 25min
  • 11pts
  • 4rebs
  • 3asts
  • 1stl
  • FG% = 4/7
  • 3P% = 2/3
  • FT% = 1/3

でした。ぼくとしてはFTを除けば十分合格ラインだと思うんですが、一部では少し期待外れというような言われ方をしていたのが印象的でした。ドラモンドに転ばされたり相撲に負けたり前半最後にギャンブルスティール失敗したりで話題にもなってましたしね。

でもチェットがいたことでやっぱりCHIもやりにくかったんじゃないかなぁと思うわけです。立ち上がりはどちらも3Pの調子が良くて凄いハイスコアゲームの様相を呈していましたが、そこから中を大荒らしされなかったのは「チェットが中にいたから」だと思うんですよね。だからこそ相手の確率が落ちてくるまで耐え忍ぶことが出来て、3Qでの大きなランで突き放せたんじゃないかと思うんです。そりゃあスタッツ上でも目立つようにBLKをもっとして欲しいという気持ちもありますが、そもそも50-50のリムアタックをCHIが避けていたような印象だったので、スタッツ上では地味になってしまいました。

でもぼくはチェットの存在感をひしひしと感じたよ。これからもよろしくね。

で、本日最も輝いたルーキーはチェットではなくケイソンでした。凄いよ。なんかケイソンって「高級なアーロン」っていう感じしませんか?いやーこいつは良いよ。ケンタッキー大産のレイトロッタリーガードは当たりだね。

ケイソンの先輩かつレイトロッタリー組のシェイは神でした。予想以上に神でした。もうどう褒めたらよいのか分かりません。

あと良かったと思うのはドートのリバウンドハッスルです。あのどでかい体を存分に生かしていやらしく攻守リバウンドに飛び込んでくれて、数本のリバウンドをマイボールに出来ました。ドートの精神をみんな見習いましょう。ドートはジョー様のスリーを見習いましょう。

 

でちょっとネガティブ面に行きますと、やたらとターンオーバーが多い試合でした。でもまあシーズン初戦だし各人色々試してみたいこともあったんでしょうからそこまで深刻に捉えてはいないんですが、なるべく早く修正した方がいいと思います。とはいえ昨シーズンはリーグで5番目にTOが少ないチーム(13回)だったんですし、多分直せます。

 

また、不思議というかほお~~って思ったのは、ジェングセンター起用でした。確かにWillと身長一緒だしなんならバムとかも一緒くらいですが、果たしてどうなんだろう?上手くいくのだろうか?と思って観戦してました。ところがストレッチ5としていい感じにスリーを決めてくれたほか、思ったよりも相手ビッグを上手くカバーしてナイスDFが出来ていて、なかなか面白い進化だなぁと感心させられました。ポクの代役感もありますが、ケンリッチやWillが離脱中でポクももう少しリハビリしたいとなると今後も少々はセンタージェングが見られるかもしれません。楽しみだね。

というところで本ゲームは以上です。文字数1300!多いよ!毎回こんなに書かないように工夫せねば。

この試合を一言で表すと、

開幕戦だから!

ですね。でも大差で勝てたしみんないい感じでプレーしてくれたのでとっても楽しいゲームでした。

 

 

2023/10/28 atCLE 108-105 Win 2-0

試合のリンク

ラスト3分10点差負け、という状況からシェイドートDubチェットのスリーで追いついた楽しい試合でした。

この試合で調子が良かったのはドートで、最後の連続スリーのひとつを決めたほか、逆転のレイアップ、ミッチェル相手へのクラッチディフェンスなどのスーパープレーが光りました。こういったハイライトプレーが目立ちますが、この試合、ひいては今シーズンのドートはオフェンスでの判断の改善に取り組んでおり、目を覆いたくなるようなひどいミスが減りました。まだクリエイティブな判断(ドライブ後のことをしっかり考えてない的な)まで出来ていないとは思いますが、昨シーズンまでの「ドライブを始めたら決めるか外すかTOか」というギャンブルが格段に減り、少なくともチームオフェンスのフローを保てるくらいにはなりました。そもそもチェットやDubの活躍のおかげで以前よりもドートのオフェンスの負担が減っているのですから、オフェンシブフローを止めないっていうだけで十分な働きをしてくれていることになるので、このドートのプレースタイルの変化には今後も注目&期待です。

ドートの活躍についてはOKCファンなら十分に分かっていることで注目もしていると思いますが、この試合で外部ファンから注目されたのはチェットの7blksのスタッツだと思います。何故かチェット対策をせずにこれまで通りのリムアタックを仕掛けてきたCLEに対してしっかり授業してあげました。

ディフェンス以外にもクラッチスリーやリバウンドも頑張ってくれていて、ドラフト時からぼくが期待していた理想的なチェットホルムグレンを目の当たりに出来てもうニヤニヤが止まりません。

あとはCHI戦に続いて我らが愛しいケイソンちゃんが活躍してくれました。個人的に昨年のドラフト時にDubに期待していたようなThe 3&Dの役割を完璧すぎるほどにこなしてくれています。

 

ネガティブ面では、結果勝てたのでよかったですがギディとDubが不調でした。特にギディは必殺のフローターが全然入らなくてシュート確率がかなり悪くなりました。それでもギディは2本のインバウンズパスでイージーポイントを演出してくれたほか、6rebs6astsと得点以外の数字はしっかり残してくれましたし、Dubもスリーは好調でなんやかんや14点取ってくれました。この2人がどちらも本調子から程遠かったのに勝てたというのが今シーズンのOKCの良さですね。

また、非常に珍しいことなのですがジョー様が試合を通じてシュートタッチを取り戻せませんでした。それでもクランチタイムにプレータイムを与えられるあたりは流石の信頼度で、相手だってその日偶然調子が悪いからってジョー様を放っておくことなんて出来ないはずなので、この試合はアンラッキーだったと割り切りました。振り戻しでDEN戦で10本くらい決めてくれ。

 

あと気になるのは、2ndチームの5人は果たしてどうなるのかということです。今はけが人の都合上ジェングが2ndのCをやってくれてますが、例えばポク(or Will)が戻ってこれそうならジェングは他のポジションに移るのか、ケンリッチの復帰によってローテーションはどう変わるのか、vasaやベルタンはどう起用していきたいのか、アーロンの入る余地はあるのか、などなど細かな気になるポイントが目白押しです。とにかくまずは怪我人リストのみんなに復帰してもらってそこからあれこれ確かめていくんでしょうが、そこもまた10月11月のOKCの見所ですね。

シェイがいなくても点が取れてチェットがいなくても守れるように頑張りましょう。

 

ということでなんと見事シーズン開幕2連勝です。このまま連勝街道まっしぐら!と言いたいところでお次がDEN戦というなんとタイミングの悪いことでしょうね。でも昨年の覇者に初めて土をつける喜びを味わいたいですし実際それも現実的なことだと思うので、勝利を目指して引き続き頑張って欲しいです。

最後に、チップイングランド先生、チップ感謝です。

 

 

2023/10/30 vsDEN 95-128 Lose 2-1

試合のリンク

完敗です。これが現実ってやつです。自分達がやるべきだった決めるべきシュートを決めるっていうのがなかなか出来なくて、むしろお相手さんにそれをやられてしまいました。

こんな点差でもポジティブ要素はあります。それはやはりというか開幕3試合全部同じですが、チェットとケイソンです。

まずはチェットについてですが、どうしても彼には派手なディフェンス、主にブロックを期待してしまう風潮があるのでそういう意味ではこの試合は残念な結果になったかもしれません。でもそんなくだらないスタッツはどうでもよくて、チェットのこの試合での活躍はオフェンス側でした。誰よりも背が高く腕も長いチェットは、正しいタイミングとコースでカットインすれば誰にも止められません。その片鱗はプレシーズンゲームからも見せており、勿論レギュラーシーズン開幕後の2試合でも上手く出来ていたのですが、今回の試合でディフェンディングチャンピオン相手にも通用するんだっていうのが確認出来ました。これはひとつ褒めるべきことではないかと思います。

昨シーズンまではスリーが壊滅的かつシェイまでありえん不調になったら誰も何も出来ずに完敗してました。まあこの試合も完敗ではあるんですが、そんな中でも今後はチェットというオフェンスオプションにも頼ることが出来るというのが明らかになり、少なくとも今後はスリーとシェイが詰まった際にもう少しどうにか出来るかもしれないと思えるようになりました。一歩前進。

そしてケイソンは引き続きシュートを外しませんしディフェンスでも手の出し方がいやらしすぎます。流石にここまで頼りになる3&Dだとは思っていなかったので棚から牡丹餅感が凄いです。試合前の挨拶もよかったですし、こいつ~💛って感じでこれからもOKCファンみんなで愛でていきたいですね。

 

ネガティブ面ですが、そもそもDENが強いっていうのを前提にすると各選手にあれこれ言うのも違うかも?と思いました。ですが流石にパワー負けに関しては一言言います。

流石に誰か取ろうぜ

チェットやポク、ジェングをビッグマンまで相手をするスキルビッグウイングとして使ってそのポジションでもドリブルやパスが出来るチームが作りたいのは分かります。その方針で行くと3年前から決めたんでしょうから今更彼らを否定するつもりはありませんが、お守り的な感じでお相撲ビッグマンを誰かベンチに置いておくのはダメなんですかプレスティさん。別にヨキッチ特効とかって意味ではなくて、バスケにおいて至る所にあるパワー勝負な場面で少しずつチームを助けられるような人材です。リバウンドにしろスクリーンにしろその他諸々ですね。ちょっと前まではムスカラさんがいてくれましたが、機動力やスキルセットを少し犠牲にしてでも背が高くてパワーのある選手がひとりはいないとこの試合みたいにひょろひょろ3人衆で上手くいかなくなった時に更なる対抗策が打てず、どうしようもなくなります。

いつも起用しろっていうわけじゃないので、そこんところほんとに何とかしないと厳しいです。流石に3年間もこんなこと言い続けるの結構疲れました。多少は相手に合わせられようにしようよ。もしくは高さの上乗せを目的にチェットとポクを同時起用してツイン7フッターでいくとかさ(個人的な願望です)。

 

ということで年間で4回もあるDEN戦の第1ラウンドはいとも簡単に持っていかれました。でもこれからの伸びしろが多いのはOKCですし、今シーズン中にヨキッチの出てるDENに1回は勝てると嬉しいですね。そのためにも決めるべきシュートは決めるっていうとても難しいけど大切なことはやり続けましょう。

ペイコムセンターのオープニングゲームだったこともあってお客さんもそこそこ入っていたらしいので、現地の皆さん今後も応援声援よろしくお願いします。

73点差以下ならかすり傷よ!

 

 

2023/10/31 vsDET 124-112 Win 3-1

試合のリンク

BtBの2戦目、再建時期被りのライバルDETに勝ちました。前のDEN戦でブローアウトされたが故に主力のミニッツを抑えることが出来ましたし、移動もなかったのでいい感じに試合に臨めたんだと思います。

バイアスが入ってしまっているかもしれませんが、この試合は全体を通してOKCがコントロールしていたような気がします。10点差前後をキープしながらスイッチが入った選手、今回の場合はギディがパパっと試合を決定付けるという試合巧者ぶりを披露してくれました。

正直に白状しますと、このような強豪チームお得意の試合の進め方が出来るとは思っていなくて、DETも良い若手が多いし特にケイド-デューレンコンビがノリノリだっていうのも聞いていたので、この試合もころっと負けちゃうかもって思ってました。DEN戦での敗北もあって悪い方悪い方に考えてしまっていたので、「開幕2戦の3P%は偶然」「結局今シーズンもシェイ頼み」などなどのネガティブ思考がぐるぐるしていまして…

ところが素晴らしい試合展開を見せてくれてきっちりと勝利っていうことでだいぶ安心しました。スリーもそこそこ決まっていて、加えてシェイ頼みとは到底言えないOKCの選手達の活躍だったのでとても嬉しい結果になりました。

 

さて、今回はギディについて少し語ろうと思います。

CLE戦とDEN戦で不調だったギディに対して結構厳しい意見が多かった印象なんですが、それらに対して反対したい気持ちがありつつも、じゃあリーグ全体を見渡した時にOKCにとってギディ以上のオプションが存在しないのか?と考えるとぐぬぬ…ってなる自分がいます。なんやかんやギディも3年目ですし、ここいらでドカンと跳ねてオールスタークラスになってくれると大変ありがたいんですが、今後も上手くいったりいかなかったりで波のある選手になってしまうようだともしかしたら…というのが率直なぼくの意見です。

ギディ放出シナリオは何と言ってもギディの価値が高いことに起因しています。21歳の大型ガードで実力も既に証明済み、チームの全ての責任を負わせられる程かと言うと違うかもしれませんが、どのチームに行っても毎試合25分以上はミニッツを渡せるプレーヤーです。だからこそそんな宝石のようなギディを放出することで今のOKCによりフィットする何かを得るっていうのはわずかながらあり得るのではないかと思います。

すぐさま何かが起こるっていうのはないと思うので今からビクビクする必要はないと思いますし、何よりギディちゃんが大好きなOKCファンはそんなことこれっぽっちも期待してません。我々はスモールマーケットチームであり、ドラフト指名選手はトレードの弾ではなくサンダーファミリーの一員です。今後もギディと共に勝ち進んでいって優勝して、オーストラリア代表でチームメイトにリング自慢してるギディが見たいんですよ。なのでギディよ、もっともっと成長していってくれ。そのためにもフローター以外の武器を身に着けよう。ファール稼げるようになろう。

 

その他選手へのコメントとしては我らがラトビアンレーザーが火を噴きました。彼みたいな最強のベテランランニングシューターは5分だけ出しても15分出してもきっちり仕事をしてくれますが、OKCデビューとなったこの試合でも12分出て6点取って帰ってきました。シュートが入ったら儲けもの、そうじゃなければ早めにお役御免で起用出来るので、新しい武器が手に入ったような感覚ですね。これからもひたすら決め続けてね。

 

ということでDET戦の振り返りというよりもギディへのコメントがメインになった気がしますが、今回はここまでです。ホームでNOP、GSW、ATL、CLEと続きますが、気を引き締めて頑張りましょう。半分以上は勝ちたいね。