ちょっと前にエイトン⇔ギディのトレードを提案しましたが、ここで撤回させていただきます。
大変申し訳なかったギディちゃん。あんたは手放しちゃいけない天才だったよ。
ということで今回は最近のギディの活躍について思うことを語ります。
まずは12月1日以降の15試合におけるギディのスタッツを紹介します。参考までに括弧内に11月31日までの19試合のものも書いておきます。
- PTS:16.7(14.4)
- FG%:6.9/13.8=50.2%(45.3%)
- 3P%:1.5/3.4=45.1%(25.5%)
- FT%:1.3/1.5=90.9%(67.9%)
- REB:8.5(7.5)
- AST:5.4(5.5)
- TO:2.7(3.3)
トラディショナルスタッツを見るだけでも劇的な変化です。特にシューティング%については同じ選手とは思えないほど改善されています。
アドバンスドスタッツにおいても12月以降と10月~11月を比べると改善が見られることが多く、試合を観ていて感じる彼の成長は数字にもしっかりと表れていることが確認出来ます。それに加えて15試合分のスタッツがこれですから、上振れによる偶然とは言いにくい出来な気がするところも嬉しいポイントです。
さて、ここで気になるのはこの変化の理由ですが、確実に言えるのはシンプルに「シュートが上手くなったこと」ですよね。その根本的な理由はおそらくチップイングランドの指導によるものかと思うのですが、想定していたよりかなり早く効果が出てきているようです。さすちぷ。
プレスカンファレンスでもチップ先生の指導による影響について質問があったようで、ギディ本人が次のように回答しています。
Josh Giddey when asked about specifying what’s changed with his shooting mechanics: pic.twitter.com/UAcfB68jFM
— Clemente Almanza (@CAlmanza1007) 2023年1月7日
更なる進化を示唆するあたり、OKCが彼をドラフトした理由が分かる気がします。さすぎでぃ。
それ加えて、最近は無理なシュートやドライブをしないように意識出来ており、我慢強くオフェンスを展開出来るようになりました。この意識のおかげでフリーのシュートを創り出すことが出来て、そしてそれを進化したシュート力でしっかり決めているわけです。
そもそも、この「無理をしすぎない意識」が出来ているのは結局のところシュート力の向上によるところが大きいとぼくは感じています。要するに「シュートが入る→それを生かすためにフリーのシチュエーションを作ることを意識する→フリーのシュートが入る」という最高にポジティブなサイクルを生み出せているんじゃないかということです。
シュート以外にも、判断力とかもすんごい良くなってきてると思います。これらの成長が上手く噛み合った結果、12月以降のギディのパフォーマンスが生まれたのかもしれません。さすぎでぃ!
こんな急激な成長を見せられると、彼をトレードするなんて口が裂けても言えませんし、シェイの急成長に置いていかれずに一緒に進んでいけそうだと思わされます。その最たるプレーが直近のWAS戦でみられました。
Textbook give-and-go! 📚
— OKC THUNDER (@okcthunder) 2023年1月7日
Forever forward together.
Vote Thunder: https://t.co/2FFNkzy5oU pic.twitter.com/lQmGoAmhD9
シェイの引力と広い視野を生かしたコーナーへのパス、ギディのスリーを警戒したクズマの厳しめのクローズアウト、空いたスペースへのシェイのオフボールカッティング、それを見たギディによる丁寧なパス、と本当に素晴らしいプレーでした。
やっぱりこいつら最高なんだよね。
この調子で怪我なく突き進んで欲しいです。昨シーズンは17勝するのに51試合もかかりましたが、今シーズンは39試合で達成出来ました。オールスターまでに勝率5割とかにもっていけたらぼくとしては大満足ですが、そのためにもギディら若者たちの更なる成長に大いに期待しています。
毎記事言ってるけど、頑張れよみんな!
それでは!