けしぶ

オクラホマシティサンダーについてあれこれお話しする場所です

サンキューOKC Guys Vol.4 in 22-23 season

22-23シーズンのサンキューも今回が最終回です。今回はおまけ?もあるよ!

 

 

今シーズンの合計出場時間が4番目に多かったのはドートでした。

シーズン開幕前に大きな契約を貰ったドートでしたが、その契約更新が無駄だったとは決して言わせないパフォーマンスを残してくれたと思います。

ディフェンスではどんなときも相手のエースにマッチアップして苦しめてくれました。今シーズンだけで何本のクラッチシュートを止めたことか。そのディフェンスを可能にしているのはドートの強い体とあり得ないほど俊敏なフットワーク、そして何よりも彼がディフェンスに全てのエナジーを費やしてくれたからでした。

始めに書いたようにドートはシーズン開幕前にこれまでの4年5milという所謂奴隷契約から5年87.5milというそれなりの大型契約に更新したわけですから、ある意味その時点で彼のビジネスはひと段落ついていたわけです。これからはそこそこバスケをしているだけで毎年じゃんじゃんお金が入ってくることが確定したんですもん。もしぼくが社長から「君の今までの努力を認めて、今後5年間で合計5000万円を確定であげよう」とか言われたら最初の1年2年はサボりますよ。そんな状況の中ドートは泥臭く相手をチェイスしてルーズボールに飛び込んで怪我上等で相手にぶつかりに行ってくれて、Thunder Cultureを全くサボりませんでした。それだけでもうさっき書いたように彼の契約が無駄ではなかったと言えると思います。

オフェンスに関しては確かに言いたいこともありますが、今みたいにドートを3rdオプションみたいな役割で起用してること自体がそもそもの間違いな気がするのでそれを今後改善していくことがOKC優勝への重要なステップになると思います。つまりJREと同じでドートの役割をもっと制限出来るようなロスター作りをしてからドートへの不満を口にするべきだというのがぼくの意見です。

シュート力が安定してないけどディフェンスが堅牢なカナダ人といえば誰でしょうか?-それはディロンブルックスです…となってしまうのが現状かもしれませんが、来シーズンからは誰もが口をそろえて「ルーゲンツドートだ」となるように、これからもチームの魂として躍動して欲しいです。あわよくばシュートももう少し決めてくれてもよろしいのよ?そしてくれぐれもうっかり移籍してシェイを48分間マンツーするなんてことはしないように。

そんなドートには「これまでと変わらないでいてくれてありがとう」と言いたいです。

 

次にDubです。なんとチームの変顔担当ルーキーがドートを超えました。

お化けルーキーシーズンでした。ルーキーの枠を超えてNBAプレーヤーとしてもハイレベルなパフォーマンスを残したDubは、無事ROY2位になり恐らくAll Rookie 1st Teamにも入ることになるでしょう。この時点でギディ越えだね。

彼については1か月半前に個別で記事を書いてそこで褒めちぎったつもりでしたが、なんか褒め足りない気がします。だって改めて考えるとシーズン後半はDubのおかげでなんとか勝てていたといっても過言じゃないほどの活躍でしたからね。DET戦のクラッチショットもDubの勝負強さと勝ち運の強さが存分に出たモーメントでした。

今後のDubの成長を予想するのは良い意味で難しいです。スーパー優秀ロールプレイヤー的な役割でシェイやギディらのスターを支える感じには既になってますが、今後もそんな役割を押し付けてしまうのが勿体ないくらいの将来性を感じさせてくれました。自分で点も取れるけど味方を生かすプレーも出来る、ディフェンスも長すぎる腕と体の強さと頭脳を存分に生かして今後どんどん良くなっていくのが容易に想像出来る、人間性はこの1年間見てきて文句のつけようがない。果たしてこの12位指名のとんでもない男は何処まで行ってくれるんですかね?

個人的に来シーズンのDubに期待したいのは、シーズン開幕からしっかりC&Sを決めることです。3月4月にやってのけたような40%をはるかに超えた確率でのスリーは難しいでしょうからそこまでじゃなくていいんですが、フリーのシュートは安定して決めて欲しいです。んでもってそれ以外の部分は自由奔放に伸びてくれればいいんじゃないかと思います。ちょっと具体的に言えばオフェンスの役割をドートからかっさらってもらって、チェットとのツーメンゲームで毎試合15点くらい演出してもらって、ディフェンスで1番から3番くらいまでを完璧に守ってもらって、17点くらいアベレージ出来れば言うことなしです。そして今後もムードメーカーとしてチームを盛り上げてくれればパーフェクトですね。

そんなDubには「チェットを失くしたシーズンにサプライズルーキーとして楽しませてくれてありがとう!」です。

 

次にいきます。合計出場時間第2位の選手はギディでした。出場試合数とミニッツも立派なもんだね

21ドラフトでリーグ中が驚き笑った6位ギディ指名でしたが、この指名は間違いではありませんでした。ギディのソフォモアシーズンは始めこそ上手くいかないこともありましたが、今振り返れば全くもって文句なしのA+評価だったと思います。

スタッツを見るとシーズンの前半後半で明らかに違います。

前半は不用意なTOが多くてシューティングも全然でしたが、どちらも12月あたりからバチっと改善してきました。改善と言えば昨シーズンと今シーズンのスタッツと比べてみても素晴らしい変化量でして、実際に見比べてみると、

  • FG%:5.2/12.4=41.9% → 7.1/14.7=48.2%
  • 3P%:1.0/3.9=26.3% → 1.0/3.1=32.5%
  • FT%:1.0/1.5=70.9% → 1.4/1.9=73.1%
  • TO:3.2 → 2.8

という感じです。正直ここまでFG%が良くなるとは思ってなかったのでギディちゃんの弛まぬ努力にあっぱれです。

ところで、果たしてギディはガードなのかフォワードなのか。今シーズンのギディの活躍を見届けてきてぼくが感じたのはこれでした。まあもっと正確に言えば「ギディを相手フォワードにマッチアップさせられるようにならねえかなぁ」なんですけどね。6'8のサイズであのプレースタイル&結果も出せてる&まだ20歳なので本来は言うことなしなんですけど、そのサイズをディフェンスでもっと生かせるようにしたいなあと思うんですね。身長だけならJREと一緒なんだからどうにかならんかね、厳しいのかな。個人としてもチームディフェンスでもよりスマートに守れるようになってくれると嬉しいです。

そしてオフェンスでは次のどちらかを出来るようになれるとシェイとギディの2枚看板が確固たるものになると思います。ひとつ目はドライブ後のドローファールです。ギディは1試合当たり10回以上ドライブする選手の中でドライブ後のFTAが3番目に少ないです。1番少ないのはPORのスカイラーメイズで彼は5試合しか出てないので参考記録、2番目に少ないTJマッコネルはFTを稼ぐようなプレースタイルと役割じゃないので実質ギディはドンケツです。幸いリーグ最高のドライブ数&FTA数であるシェイがチームメイトなのでまずは彼に師事を仰ぐのがいいと思います。ドローファールが出来ればかなり厄介なオフェンシブプレーヤーになれると思いますし多分これが一番手っ取り早いギディの改善ポイントだと思うのでひとつ目の提案として書きました。ふたつ目はジャンプシュートによるショットクリエーション力の向上です。これが出来れば厄介なオフェンシブプレーヤーなんて域を超えてたちまちオールスターになれちゃうほどの改善ポイントだと思うので早急な改善は求めてませんが、シーズン中にたまにやってたドライブ→フェイダウェイ気味のミッドレンジジャンプショットをしっかり決められるレベルまでもっていけるとやばいことになると思います。今みたいに武器がフローターだけってのはギディの才能を生かしきれてないことを意味すると思うので、こういったオフェンススキルを身につけてもらいたいです。

ここまでやたらと改善して欲しいことを述べてきましたが、ルーキーイヤーに比べてシュート効率等の弱点を克服してきたほか、心身ともにしっかりとしたNBAプレーヤーとなってくれたギディのソフォモアシーズンには感謝しかありません。21ドラフト組の株を買うなら一番の銘柄になっていると言ってもいいほどの成長度合いで、ぼくの期待を遥かに超えてきてくれました。ここまで飛躍してくれたのにまだまだ改善点がはっきり残っているのもファンとしてはたまりませんしね。このオフはオーストラリア代表として貴重な経験を積んでもらって、最高のジョシュギディになって帰ってきてもらいたいものです。そして来シーズンからはチェットと一緒にリーグを破壊してくれ。

そんなギディには「OKCの未来を背負う覚悟を見せてくれてありがとう!」です。

 

ということで、昨年に続き今シーズンも我らがシェイギルジャスアレキサンダーが合計出場時間チーム最多となりました。試合数はアーロンやジョー様、ドート、Dub、ギディらより少ないものの合計出場時間は最多です。このことだけでも今シーズンのシェイがどれだけチームに全てを捧げてくれたかが分かります。

この写真の破壊力は計り知れない

今更シェイの凄さを語る必要はありません。そこでシェイだけはフォトコレクションでいきたいと思います。ここから10枚以上画像張るのでスクロール頑張ってね。

 

ファン対応を欠かさないシェイ

 

一生懸命ボールを追うシェイとその様子にちょっと引いてるデジャンテとAJ

 

ブザービーターを決めて華麗にコートを去るシェイ

 

水も滴るいい男になるシェイ

 

世代交代を告げるシェイ

 

これを達成してしまったシェイBLKが四捨五入だけど

 

犬の散歩をめんどくさがるシェイ

 

Tooooooooooooo smallをやるシェイこの試合HOU相手で負けたけど

 

彼女とキメるシェイ

 

オールスターに選ばれて喜ぶシェイ

 

凄い形相になるシェイ

 

試合中に自分のシューズを自慢するシェイ

 

ファン対応が最高なシェイ

 

受賞こそ逃したもののMIPにノミネートされたシェイ

 

生きる芸術品となったシェイ

 

ぼくのフォルダにあったのを手当たり次第に載せました。全部カッコいい!

来シーズンに彼に期待することは特にないです。オフもカナダ代表で観れるはずですし、怪我無くウェストを支配してくれるだけで文句なし。

シェイには「チームを信じてくれてありがとう」と言いたいと思います。

 

 

ということで22-23シーズンのサンキューシリーズも終了です。各人がいたからこそプレーイン出場&NOPに勝利という結果が出せたわけなので、須らく全員に感謝ですね。

 

 

 

 

 

_人人人人人人_
> 待った! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y ̄

 

 

シーズン全休のあいつにも感謝させてください。

未だにケンリッチの写真使ってるってことは仲いいのかな?

チェットももう大きな制限もなく練習出来てると思います。筋肉がついたような写真もありましたし(OKCファンには筋肉がついたようにしか見えない)、来シーズンからは先発Cとして起用される覚悟をしておいてね。

ぼくはずっと言ってきたようにチェットにネクストKDやノビツキーZ世代になってもらうなんて無茶は求めていません。そりゃなってくれたら嬉しいけど彼らみたいなリーグを代表するスーパースターにまでチェットがなれるかは分かりませんし、そうなったらなったでチームのバランスも難しくなってしまうと思うので彼には大きすぎる期待はしません。

チェットに期待してるのはリムを守ること、リムスレットになること、ストレッチビッグになること、オフェンスのフローを止めないことなどなどです。今の時点でもチェットになら十分出来ることだとは思いますがこれら全部が出来るビッグマンは今のOKCにいないため、チェットに期待しているわけです。これらを期待してよさそうなのはサマーリーグで証明済みなので、あとはそれをNBAの舞台で見せつけてくれ。

チェットへは「世間のノイズに惑わされずに仕事にフォーカスしてくれてありがとう」と伝えたいです。SNSとかも正しく使えてますし、プレスティがずーっと惚れていたであろう男はやっぱり信頼出来ますね。

 

 

ということで真に終了です。去年よりも人数が少ない分ひとりひとりに丁寧なコメントが出来て楽しかったですが、やっぱり20人分書くのは大変でした。今の自分なりに頑張ってまとめたつもりでも将来読み返したときに未来の自分はどう感じるのか…

 

最後になりますが、OKC Thunderを支えるフロント並びに選手に近いところでサポートしてきたコーチ陣や会場のスタッフの皆様、たくさんの有益な情報を提供してくださったメディアの皆様、現地だろうと海外だろうとOKCを応援しているファンの皆様、大変楽しい22-23シーズンを創り上げてくださり本当にありがとうございました。

来シーズンもよろしくね!

 

それでは!