けしぶ

オクラホマシティサンダーについてあれこれお話しする場所です

長くて退屈な夏

何にも書くことがないので無理やり捻出してみます。

 

話題その1はサンダーガールに再度日本人の方が加入した件についてです。これについてはオフシーズン動向まとめ記事の方に書くべきか迷ったんですが、あっちでは15+3人のロスターに関することのみを書こう(今年は)、と思ったので記事を分けました。

YOKOさんがすごく丁寧に事の経緯をまとめてくださっていたので恐縮ながらこの場にリンクを残させていただきます。

サンダーファミリーに日本人が加入したっていうだけでシンプルに嬉しいですし、シーズンのでっかい楽しみがまたひとつ増えたのも嬉しいです。きひろさんのパフォーマンス楽しみにしております!

 

話題その2はサマーリーグです。去年辺りからOKCのサマリロスターはロッタリー指名された選手が複数いる豪華なメンバーでした。そういった背景もあって去年は全勝狙いでしっかり結果も残してほしいと思って観戦していたんですが、何故か今年は結果にこだわらずに観戦出来ました。

その理由として、チェットの復帰戦&リハビリだったことや今年のロッタリー指名であるケイソンはプレースタイルがスーパースター系ではなくチームの一員として輝きそうなタイプであること、ソフォモア組もDubは出禁になるしウーズは自己中心的なプレーをせず自分に出来ることを淡々と遂行するタイプで、Willも周りのサポートをメインにプレーしている気がすること、などなどの細かい事象が組み合わさった結果チームとしてのサマリのゴールが「勝利」にはならなかったんだろうな、と思えたからです。

去年も結局サマリプレーオフに進めなかったわけですが、それを受けて「OKCはサマリ絶対勝利主義ではないんだな」と感じたのもまた今年の観戦を気楽にさせてくれたものだったと思います。これが良い悪いは置いておいて、OKCがサマリで目標としていたことはしっかり達成出来たっぽいのがとても良かったです。それぞれ課題が見つかりつつも各自強みを生かしたプレーをたくさんみせてくれました。

ウーズは今シーズン結構期待しちゃうよ?

 

次にチェットとDubが参加したUSAセレクトチームについてです。

一般的にはケイドの支配力が話題になってますが、OKCファンとしてはチェットDubのプレーに目が奪われます。チェットは相変わらずフィジカル不足によるボールロストや判断ミスが散見されたものの、誰が相手でも絶対に引き下がらないメンタルとこれまた相変わらずのDFセンスを存分に見せてくれたような気がします。

なんか、チェットはポテンシャル指名だったことを最近思い出しました。既にリーグで通用するリムプロ能力やストレッチ5として起用出来るシューティング力を持っているせいですぐに活躍出来るんじゃないかと思っちゃっていましたが、フィジカル強化やハンドル等の明らかな弱点もあるルーキーでしたね。ドラフト前の記事でもそんな感じで書いていたのに!そう考えるとチェットやOKCの将来が明るすぎて楽しみでなりません。

一方でDubは相変わらずやばいです。こいつやばい。本当にやばい。この男、底が知れん!

2人とも怪我無く終えられた(まだ試合したり練習会したりするのかは知りません)のがまず一安心でした。また、まだ若い2人が色んな選手とプレーしたり話したりする機会を得られたっていうのがOKCファンのぼくとしてはとても嬉しかったです。チェットDubだけじゃなく、他のOKCの選手達もそういう機会があったら是非積極的に参加してバスケのことやそれ以外の色んな事を学んでいってほしいと思います。

 

上の話題から少し繋げて、もうそろ始まるワールドカップについてもほんの少し語ります。

ぼくはカナダとオーストラリアを主に応援しようかなーと思ってます。どちらの国にもOKCの選手が複数在籍していることは言わずもがな、他のNBA選手も多いですしそのタレント力もなかなかのものです。豪に関しては東京オリンピックでもメダルを取ってましたので今回はカナダの躍進に期待してます。

セルビアのサンダー2人が撤退してしまったのが悲しいですが、NBAを優先してくれたとポジティブに考えて奴らの活躍は10月の楽しみに取っておこうかな。

アメリカは正直どうでもいいんですが、今回の代表メンバー結構いい感じだと思っています。どこかに1万円賭けろって言われたら迷うことなくアメリカにするくらいぼくは評価してます。

日本は誰も怪我しないように頑張ってくれればOKです。応援はします。

 

 

ということで今回は以上です。あと2か月もつまらない日常を過ごさねばならないのかと毎日憂鬱ですが、気長に待ちます。

誰も怪我しないでね。

 

それでは。

 

 

リアルなロスター予想

今回はお情け抜きの本音中の本音でいきます。

 

もうどうしようもなく契約済み選手が増えてしまったOKCですが、どうにかして15人以下に絞る必要があります。こんな当たり前のことを今更書く必要もないかもしれませんが、現状はこちら↓

に加えてルディゲイも含めた21人編成となっております。ここから最低6人はカットしなければいけないという背景を一旦理解して、それを念頭に置いたうえで議論していきたいと思います。

今回考察していくのは、ぼくが思う各選手の実力とそれに加えてちょっと政治的なフロントの思惑の2点です。この2点とサマリの活躍度も軽く考慮しながら、最終的な23-24シーズンのロスターを提案してみようと思います。

 

さて、まずは99.99%放出されることがない選手をリストアップします。

  • シェイ|実力◎|政治的思惑なし|
    • 考察不要。昨シーズンのリーグ最高ガード。長期契約も結んでいるうえにシェイ以上のコストパフォーマンスを発揮してくれる選手はリーグに5人もいるかどうかな気がする。
  • Dub|実力〇|政治的思惑なし|
    • 攻守両面で汎用的でハイレベルな活躍が出来る上ボールを持たずとも存在感を残せる、おまけにシュートも上手いため彼を放出しても彼以上の何かを得ることは難しい。ルーキー契約がまだ3年残っていてすぐには金銭的な重荷にならないことからも残留一択な気がする。
  • チェット|実力〇|政治的思惑なし|
    • もしかしたらシェイ以上に問答無用かもしれない。2位指名選手NBAデビューさせないでトレードはありえない。多分プレスティのお気に入り。
  • ジョー様|実力〇|政治的思惑ほんのわずかにあり|
    • 上手い、安い、ハッスルが揃った最高のロールプレーヤー。彼を出すシナリオが思い浮かばない。しいて言えばジョー様の契約は24-25シーズンまでしかなく新たな契約を交渉しなければいけないという面倒事がちょっと遠い未来にある。これをフロントが嫌った場合に早めの放出(リターンは大きいはず)もありうる気もするが、多分ない。
  • ジェング|実力△|政治的思惑あり|
    • がちがちにプロテクトされていたものばかりだったとはいえ、1RPをみっつも放出してまで手に入れたジェングを見限るわけがない。実力的にはもしかしたら今シーズンもOKC Blueに出向することもあるかもしれないが、ロッタリーピックのソフォモアをゴミ箱送りにするなんてありえない。そしてサマーリーグを観てる限り結構上手くなってるので尚更放出はない。
  • ケイソン|実力〇|政治的思惑なし|
    • 話す必要なし。

彼ら6人の放出はない、とぼくは思っています。

 

ではこの6人以外の選手はどうなのかっていうことを語っていきます。まずはぼくが思う「彼は残らないだろうし残すべきではない」という選手についてです。

  • ベルタン|実力▲|政治的思惑あり|
    • こんな余計な契約を保持し続ける理由はないし実力的にも他の若者達のチャンスを奪ってまで起用するべきかというと首を傾げる。一応身長は高いしハッスルが全くない選手でもないしスリーを打つことに関しては大変上手だろうからロスターに残る可能性もあるかもしれないが、ぼくは残らない/残すべきではないと思う。多分彼の契約を引き受けてくれるチームはないので最悪ウェイブでもいいからベルタンは放出して、彼の代わりに1人でも多く将来有望な若手を残すべき。
  • ディポ|実力▲|政治的思惑あり|
    • 実力的にも契約的にも残す理由が正直ない。ベルタンと同じ理由でウェイブ、かなぁ…
  • ゲイ|実力▲|政治的思惑なし|
    • 年齢が厳しすぎるし残したところでどうする。メンターの役割くらいしか思いつかないけど今更外様のメンター?という気がする。

この3人は残す理由がありません。なんとかトレード相手が見つかるといいんですが…

 

で、まだ名前を挙げてない選手達についても語ります。

  • ドート|実力〇|政治的思惑ちょっとあり|
    • どこかとトレードする際に便利な契約を結んでいるっていうのがどうしてもドートの立場を不安定する。実力的にも十分なトレードアセットになれるため、常に心のどこかでドートトレード論は燻っている。
  • ギディ|実力〇|政治的思惑ちょっとあり|
    • これほどトレード価値の高い若手もなかなかいないのではと思う。3年目が終わると同時にルーキーエクステンションの交渉が始まるだろうから、そこをフロント側とギディ側で上手く折り合いがつけられるのか。少なくとも今の時点ではマックス契約はあげられない。
  • Will|実力△|政治的思惑ちょっとあり|
    • 彼もまたトレード価値が比較的高そうというのが理由。他にもルーキーイヤーのスリーの確率が果たしてどこまで本物だったのかっていうのが重要で、もし昨シーズンのように決められないとすると試合に出しにくくなる。ボロが出る前に何らかのトレードパッケージに含まれてしまう可能性がわずかにある気がしてこっち側のリストに載せている。
  • トレ|実力△|政治的思惑なし|
    • ケイソンをドラフトした時点でOKCにおけるトレの将来は暗くなった。政治的思惑どうこうというよりも単純にチームが求めるレベルに届いていないのかもしれない。そう考えるとOKCのガードに求められるレベルが如何に高いかっていうのを痛感する。
  • アーロン|実力〇|政治的思惑あり|
    • どのチームからも欲しがられる実力の持ち主なのでトレードパッケージに含まれてしまうかも、という理由。おそらくアーロンを入れればかなりのリターンが見込めるだろうし、契約延長という煩わしいものを先延ばしにするためにアーロンを放出するっていうシナリオもありえるのでは、と思う。
  • ケンリッチ|実力◎|政治的思惑ちょっとあり|
    • 仮に他のチーム、それこそLALからノンプロテクトの1巡目指名権とのトレードの打診があったりしたら放出されてしまうかもしれない。さっきの放出されない6人のリストに入りうる7人目なのはケンリッチだと思ってはいるけど、とんでもないリターンが手に入るとなると何とも言えない気がする。
  • ポク|実力△|政治的思惑なし|
    • Willやジェングの成長、Dubやケンリッチの汎用的過ぎる活躍に押されている。正直ここまで色んな選手がいるのであればポクにこだわる理由もない。4年目のプレーを視てから今後のことを話し合うでもよし、もうトレードパッケージに含めてしまってもよし、かもしれない。ぼくはポクに残っていて欲しい。
  • JRE|実力△|政治的思惑なし|
    • なんでサマーリーグも怪我で欠場するんだよ。それでもって復帰試合でケアレスミスしすぎだよ。チェットの加入とWillの活躍、ジェングの成長に対抗出来ていないのが現状。1~4番までを大体カバーできるフットワークは魅力なので、他チームから必要とされるかもしれない。
  • ミチッチ|実力〇|政治的思惑あり|
    • 折角ならOKCに来て欲しいけど、どうなるかは分かりません。多分OKCに来てくれる。
  • ジャック|実力△|政治的思惑なし|
    • わざわざFAで獲得したんだから恐らくロスター15人に入るんじゃないのとぼくは思っている。2way契約とかにしておけば枠を争うこともなかったのに、なんで本契約をあげたんだ…という点からも意外とフロントからは信頼されているのかもしれない。
  • タイタイ|実力△|政治的思惑なし|
    • 残す余裕がない。
  • ガルバ|実力△|政治的思惑なし|
    • 折角ガルバというハッスル出来るビッグウイングが手に入ったんだから残してみたい気持ちはある。けど席が準備出来るかどうか…

という感じで実力の問題で残れない可能性がある選手もいれば、契約更新やトレードアセットとしての価値云々の問題もありそれも考慮しないといけないので、最終メンバーを予想するのはとても難しいです。ですが本記事ではぼくなりに15人に絞ります。

ぼくならこうします↓

  1. シェイ
  2. Dub
  3. チェット
  4. ジョー様
  5. ジェング
  6. ウォレス
  7. ケンリッチ
  8. ドート
  9. ギディ
  10. Will
  11. アーロン
  12. ミチッチ
  13. ポク
  14. ジャック
  15. ガルバ

残せなかった選手達には申し訳ありませんが、考えた結果こうなりました。ガードはリーグ最強クラスの布陣であり、あとは3~5番の信頼性を上げるだけです。そのためにジャックとガルバ、ポクは一年を通じて評価していきたいと考えました。

 

ベルタン達の契約をウェイブするかは分かりませんしブロックバスタートレードが起こるかもしれないので上記の仮ロスターは完全に妄想です。でも現状だけから考えたらこうなって欲しいねっていうものでした。

みんなで仲良くゴールインっていうのが出来ない勝負の世界は厳しいですね。それでもやっぱりOKCの優勝は観たいので、上手い具合にチームビルディングしてくださいプレスティさん。

 

それでは。

 

 

悪魔的アイデアについて

今回はふと思いついたことについて語ります。

今回もこれまでと変わらず、ぼくの妄想というか個人的意見全開で話を進めていくので、冗談半分に読んでください。

 

さて本題ですが、23年ドラフトで6'4以下の選手を2人も獲得したことから、プレスティはなんだかんだ今のロスターに満足してなさそうだということが分かりました。チェットのNBAデビューや選手達の振るい落としが今シーズンのメインテーマになりそうなので、結局は引き続き自分達のペースでチーム作りを続けていくことが予想されます。

 

しかし昨シーズンの3合目辺りからぼくは「すぐに勝ちに行くべき」だと言っていました。その理由は「シェイが凄すぎるから」で、シーズンを通して31.4/4.8/5.5/1.6/1.0という鬼スタッツを残してAll NBA 1st Teamにも選ばれた名実ともにリーグ最高のスコアリングガードを擁しているにもかかわらずちんたらチーム作りをしているのは良くないのではないか?と思うわけです。

何故今のシェイと共にじっくりとチームを作ってはいけないのかというと、シェイのレガシーを作ってあげたいからです。彼が歴史に名を残しうる選手なのは明らかですが、そのために個人として達成しなければならないことはそんなに残っておらず、チームとして結果を出す時期に入ってきている気がするんです。

特に最近はSNSの影響で「優勝が全て」みたいな風潮が必要以上に強いので、世界中から自分を認めてもらうためにも若手選手達は優勝したくてたまらないはずです。そしてそれはシェイも例外ではないはずで、彼もここ3年間はチームと自分の成長を優先してくれましたがこれからは勝利を求めるフェーズに入りたい!と思い始めてもおかしくありません。

 

つまりはシェイのことを考えてのWin Now移行をするべきなんじゃないのか?というのがぼくの言い分で、流石にこれ以上シェイを待たせるのはシェイに失礼じゃないか?ということです。

でも、基本的にはNBAは刹那的な行動によって成功出来るような甘いリーグではありません(LAL以外)。シェイの今すぐ勝ちたい気持ちは分かるけど、突貫工事をして目先の1回の優勝、ではなくてもう1年じっくり準備してから3連覇を目指す方が最終的にはたくさん勝てるじゃないか。その方が20年後の君のレガシーが輝くんだから、お願いだからプレスティを信じてもう1年待ってみてくれ。

というのがチームのフロントやOKCファンが考えている意見です。これは一理どころか百理以上ありますし普通にぼくもこう思ってます。

じゃあなんで記事の前半で「今すぐ勝て」なんて言ったのかというと、シェイに「ここに居たくない」をされる可能性がほんのわずかに出てくる気がしたからです。いつまで俺を待たせるんだ、All NBA 1st Teamにもなった俺の輝かしいキャリアを無駄にしてまでこんなチームに居てやる必要はない。こう思われるのが怖すぎるのでチームとしても勝利を目指す姿勢を見せるべきなんじゃないの?と思うわけです。

 

しかし、そんな心配を吹き飛ばせる画期的なアイデアを思いつきました。この考えをシェアしてみようと思ってこの記事を書いています。

そのアイデアとは、

シェイをトレードする

です。シェイの顔色を窺わなきゃいけないんならその悩みの根源を放出してしまうのです。

シェイトレードはあながち悪くない面もあります。ひとつはシェイにタイムラインを合わせる必要がなくなることで、それによって現OKCの方向性である丁寧なチーム作りを何の抵抗もなく継続することが出来ます。ふたつ目はチームの若返りで、ギディやDub、チェットといった最近ドラフトした選手達にタイムラインを合わせることが出来ます。

それらに加えて、恐らく今のNBAならシェイを出せば殆ど全ての選手が手に入ると思います(ヨキッチとウェンビー以外)。例えそれがヤニスだろうとエンビードだろうとルカだろうとステフだろうとトレード出来るとぼくは強く思っています。こっちは指名権だってたくさん持ってるわけなので、シェイ+指名権でヤニス獲得、みたいなことも出来るはずです。

このように、シェイを放出することによるメリットは意外と色々とあるわけです。

 

 

 

なんて本気で言えるわけないじゃないですか。

シェイを放出して優勝したって意味ないから。シェイとドートが2人でラリーオブライエントロフィーを掲げているその光景を見るためにずっと応援してるんだから。他の選手を蔑ろにしているわけではないですがやはりこの2人はちょっと特別で、彼らと優勝するのがぼくの夢でありひいてはOKCの歴史に刻まれるべきものだと思っているので、シェイ放出なんてくだらない戯言はこの場で吐き出して焼き捨てることにします。

 

 

ということで意味のない妄想記事でした。シーズンが始まってくれないとこんな不健全なことを考えてしまうので、はよサマーリーグを始めてくれ。そしてはよはよ10月になってくれ。

シェイ、今年も期待してるぞ!

 

それでは。

 

 

ドラフト直前!ドキドキ前夜★

時間がないので手短に行きます。

 

まず12位指名権の理想的な使い方ですが、今までずーっと言ってきたようにどう使っても上手くいくと思います。プレスティが決断したことならなんでもサポート出来ますし多分それが長期的な成功にとって一番の選択になるんだと思うので大丈夫です。

 

しかし、ぼくは大変ソフトなメンタリティの持ち主なので今のロスターから選手がいなくなってしまうのが辛いんです。12位指名の選手はまだしも50位指名の選手も本契約なんてことになれば現ロスターから誰かを解雇orトレードしなければならなくなりますが、正直に申し上げるとそんなことしないで欲しいと切望しちゃってます。

さらに言えば、現在の本契約選手が14人なので12位指名を自前でしようもんならロスター枠的にトレード・FAによる外部からの補強が出来なくなります。そうなるとぼくのヤコブ計画も既存の誰かを放出しないことには達成出来なくなっちゃうんですよね。そんなんならいっそ将来の指名権や絶賛活躍中の誰かを獲得するために12位指名権をトレードしてしまえ、そして現状の14人+証明済み現役選手で来期に臨んでくれ、なんて思っちゃってる自分がいます。

 

まあこんなこと思ってるのは多分ぼくくらいでしょうしこんな考え方をしていてはNBAで優勝するなんて出来っこありません。丁度タイムリーなことにBOSが長年チームを支えてきた裏エースのスマートを放出するというトレードもありましたし、OKCもスマート放出ほどインパクトのある動きでなくともそろそろ本気で優勝を目指して身銭を切る必要があるのかもしれません。

ということで既存のロスターメンバー14人から誰かがいなくなってしまう覚悟も少し持ちながらドラフトに臨みたいと思います。

 

12位指名でのお気に入りはクリバリ君ですが、そもそも他の候補生をほとんど知らないのでクリバリ君以外名前を出せません。ライブリーみたいなのが欲しかったらここ2年のドラフトで誰かしらビッグマンを取ってたんじゃないのかな?あと出来れば背の低いガードはやめてねプレスティ。

 

今年のドラフトはどのチームがどの選手を取るのか?果たしてドラフトナイトトレードはあるのか?といったOKC以外のチームの動きにも注目して見たいですね。こんなにドラフトへのモチベーションが薄れているのもひとえに昨シーズンのOKCが40勝もしてくれたからですよ。だからこそこのチームを崩すのは…とか言ってると話が巻き戻るのでここまでにします。

 

まとめると、ドラフトも楽しみだけど既存のメンバーにメスが入るのが怖くて辛くてたまらない、けどその辛さを乗り越えてこそのチームビルディングだ!ということでした。

ドラフト楽しみ!それでは!

 

 

OKCの2023オフシーズン動向

今年も私見でまとめていきます。OKCのオフシーズンの動きをただまとめるだけではなくそれらについてぼくの考えもだらだら語っていくので、OKCの動きだけを追いたい方は目次だけ見てください。

 

それでは今年も目次機能を活用してまとめていきましょう!

 

6/10 DENとの指名権トレード

夜更かししてたら急にwoj砲が飛んできました。

トレードに使われた指名権の条件が複雑でかつ複数の年度に関連するパッケージだったため最初見たときは「???」でした。色んな人のツイートを見て数分後にはなんとか理解することが出来たのでその後無事おねんねすることが出来ました。

↑の通りぼくはこのトレードに賛成なので、何故賛成なのかについてこの場にしっかり書き残しておこうと思います。

まずはDENがこのトレードを行った理由を考えてみます。それは単純に来シーズン以降もヨキマレコンビで優勝を狙うためです。そのためには今シーズン以降もお金をやりくりしつつ柔軟にロスター調整をしていきたいわけですが、来シーズンのチームサラリーが既に170milくらい計上されていてかつ23年ドラフトのFRPも持っていない、さらには25年以降も結構な量の指名権を放出してしまっており、DENは思うように動けない状況でした。

そんな中で本トレードで指名権をひとつ出すだけでみっつも指名権を獲得出来ました。これが成功と言わずして何と言うか。たとえそれが遅めのFRPだろうがSRPだろうがそんなものは些細なことで、期待の若手を安く4年間こき使える権利を増やしたのですから完璧なトレードだったと言っていいと思います。指名権はトレードにも使えるしどれだけあっても困らないですからね。

 

さて、本題のOKCについてです。本トレードのOKCの主目的は

指名権を減らすこと

だったとぼくは思っています。どれだけあってもいいはずの指名権を減らすという愚行を目的に行ったトレードだったということです。

でも流石にOKCが抱えていた指名権の数は多すぎました。だって本トレードが起こる前は23年ドラフトではSRPも含めて3人指名して、24年ドラフトではFRPだけで4人も指名する予定だったんですよ?24年ドラフトを終えた時点で今のロスターが半分入れ替わってるって?冗談止めてくれよ。

ロスターにいる選手達がてんで駄目駄目なGリーガー連中っていうんならいくらでも入れ替えてもらっていいんですが、そうじゃないじゃないですか。チェットが怪我でいなくなって高さゼロなロスターになってしまったのになんやかんやでプレーインまで行ってそこでも1回勝つくらい優秀なメンバーが集まってるんですよ。そんな優秀な選手達を1年2年で強制的に入れ替えていくのはそれはチーム作りではなくチーム壊しで、2年縛りでロスターを作ってたら良い文化なんて築けません。

というわけで今いる選手達にフォーカスしようということになったわけですが、じゃあ多すぎる指名権をただ同然で捨てるのかというとそんなことプレスティがするわけありません。そこで上記の思惑があったDENと交渉して、29年ドラフトのFRPを貰う代わりに多すぎた目先の指名権をいくつか手放したわけです。こうすることで今いる優秀な選手達を強制的に追い出す必要がなくなり、もっと丁寧に彼らの実力を見極めることが出来ます。それに加えて27年以降のFRPも増えたのでもっと長期的なプランを立ててチーム作りが出来るようになり、ロングタームな観点で見るとより良い意思決定を下せるようになれたと思います。

豊作と言われる23年ドラフトの37位指名権や来年のFRPとSRPをトレードして6年後のFRPを貰うというのが理解出来ないという意見も重々承知しています。が、意外とプレスティは今のロスターを信頼していて、このメンバーで来シーズンも戦ってみようと思っているんでしょうね。そのためには消費期限の近い指名権は邪魔になるのでちょっと思い切って処分しちゃおうかな、というのがOKCの意図だったんじゃないかなぁとぼくは思うわけです。

向こう6年7年の長いスパンを見据えて考えるとこのトレードの旨みが見えてくると思います。まあプレスティがやったことで失敗だったことなんて無いんだから大丈夫でしょう。なあ髭…

この調子で23年ドラフトもいい感じに済ませてくれよサムちゃん。

 

 

6/23 ケイソンウォレスとキヨンテジョンソンをドラフトで獲得

ドラフト直前のドキドキ★記事で「背の低いガードはやめてね」と言ったのに見事に6'4以下の選手2人をドラフトしてくれました。

10位でケイソンを、50位でキヨンテを獲得です。

2人が出ている試合はまだ観れていないので彼らの良さを語ることは出来ませんが、なんやかんやOKCにドラフトされたというだけで特別な才能を持っている気がしてきます。

ケイソンを取るためにトレードアップしましたが、どうも11位のORLに取られることを危惧したのではなくてTORがケイソンを狙ってジャンプアップしてくるかもしれなかったかららしいです。そのためにベルタンの契約を請け負うほどなのでプレスティの惚れこみ具合が分かります。

彼のハイライトを軽く観てるとなんか6'3のガードとは思えないですね。ダンクへの行き方やブロックが6'6~6'7くらいの選手のそれに見えます。その理由は恐らく体格がしっかりしているのと腕が比較的長いからで、それらの武器をカレッジでもしっかり使えているのが素晴らしいです。

ドラフトしたときこそ「!?」という感じでしたがこれを書いてる今現在はそこまで反対ではなくなりました。多分Dubと同じように激やばレイトロッタリー選手になってくれると思うので、来期以降のOKCに欠かせない選手になってくれることを期待してます。

一方でキヨンテはなんかとんでもない過去を持っているみたいで、命の危機を彷徨いその後自分を信じてなんとかここまで辿り着いたという苦労人です。そんなこと知ってしまったらもう応援するしかないですしOKCファンのみんなで支えてあげたいですね。

体重が凄いので力強く体を張ってもらって、そして彼もまた長い腕を持っているのでそれでリバウンドをばっちり掴み取ってください。それでもってオフェンスでは大学時代のスリーの確率をそっくりそのままNBAにも輸入してくれ。

 

ドラフトが終わりましたが、サマーリーグの試合が始まるまでもう少し時間があるのでこのチャンスを生かしてケイソンとキヨンテの試合を観て彼らの選手像をぼくなりに明らかにしたいと思います。もしかしたらごちゃごちゃTwitterか記事で語るかもしれません。

7/2追記;ケイソントレードの成り行きでダビスベルタンズもやってきました。よろしくね。

 

 

7/1 さようならリンディ君

21-22シーズンの途中にOKCに加入してからほどほどに活躍していたリンディウォーターズ3世がロスターに残らないことが発表されました。チームオプションをサンダー側がピックアップしない形でのお別れで、チームにお金の負担がないというのは良いことなのかもしれません。

プレーインでも出場機会を貰っていたので23-24シーズンも残れるかもなんて思っていたのでかなりショックです。彼のバックグラウンドが大好きだったので是非ともOKCのエースシューターになって欲しかったんですが、シーズンを通して不安定なスリーが改善されることが無かったのが放出の決めてになってしまいました。

あなたがOKCで頑張ってくれたのは絶対に忘れません。今までありがとうございました。

 

 

7/2 オラディポとミチッチとジャックと

急に動きました。それぞれ記録しておかねば。

オラディポの契約を吸収してあげる代わりにMIAから指名権を貰いました。この指名権の詳細はまだ分からないので後日追記します。ところでOKCは相変わらず引き取り業に勤しんでますが折角キャップスペースを空けて臨んだオフシーズンにそれでいいのか?もっと前向きなチームビルドを期待していたので正直がっかりしているところがあります。ディポの怪我の具合もよく分かりませんし正直戦力としては見ていませんが、久しぶりにラスカルチャーを知る選手が凱旋したのは大変興味深いし楽しみです。よろしくオラディポ!

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7/9追記

オラディポを受け取る代わりに2つの2巡目指名権を獲得したようです。フェイブのときみたいな1巡目指名権を期待してましたがそれはならずでした。でもまあまあだね。

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次にミチッチについてです。本当にOKCにやってくるとは思っていませんでしたが、トレードするにしてもNBAでの実力が分からないオールドルーキーなのでアセットを放出してまで獲得したいというチームがなかったんでしょう。お金・ミニッツ・勝利を求めているそうですが、お金は3年23.5milとまあまあ貰ったわけですからあとはあなたが頑張ってミニッツを奪い取ってOKCを勝たせればいいんですよ。これにてミチッチドラマ(OKC地区限定配信)も終わったのでがしがし応援します。よろしくミチッチ!

そしてジャックホワイトというオーストラリア出身のサイズのあるウイングをまさかのFAで獲得しました。6'7/225lbsのサイズで97年生まれ、Gリーグでは次のようなスタッツを残せた選手らしいので、一刻も早くOKCのジャージを着てプレーしてもらいたいです。2年契約らしいけど安くて2年目はチームオプションとかだと勝手に思ってます。

ギディ曰く良い選手らしいので、これからよろしくジャック!

なんか書き忘れてませんかね?急に色々あったのとTwitterの変な仕様変更で情報収集に制限がかけられたのもあってイマイチ全ての動きを追えている自信がないんですが、ひとまずこんな感じです。

 

 

7/3 更なる豪コミュニティの拡大

正直何が何だか分かっていませんが、OKCがパティミルズを獲得しました。どうもHOUがディロンブルックスを獲得するのにサイン&トレードをしていてなんとそこにBKNも絡んでいる、そしてOKCも入って指名権をつまみ食いしてミルズも受け取った、という感じみたいです。調べてもよく分からん。

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7/9追記

なんとミルズを引き取る代わりに3つも2巡目指名権をゲットしたようです。凄いね。

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このトレードによってロスターが20人になりました(キヨンテは2way契約の予定らしいので正しくは19人です)。

「高額契約して以降プラスの働きを出来ていないベルタン」、「怪我によりあの頃の輝きはなくなってしまったディポ」、「年齢により全盛期を完全に過ぎたミルズ」と何とも言えない3人衆が出来上がりました。ディポ獲得の際にはよろしくなんて書きましたが、ただでさえケイソン、ミチッチ、ジャックと3人も新しく獲得したこともあって上記ベテラン3人の席を用意する余裕はOKCにはありません。べテラン3人衆でサラリーを調整して指名権も放出して誰かを獲得するなんて夢物語がファンの間で噂されていますが、どうなることやらです。

契約受け取ってくれるチームはOKC以外にはいないのでそこまで期待はしてません。

 

 

7/9 オーストラリアントリオ、解散

ヤツも無事サンダーレジェンドの仲間入りを果たしました。パティミルズをATLに送ってその見返りにタイタイワシントン、ウスマンガルバ、ルディゲイ、2巡目指名権ひとつを獲得です。ミルズは空きサラリーを使って獲得したので、結果的にただのサラリーキャップを21年ドラフト23位、22年ドラフト29位、2巡目指名権に変えました。

さて、ロスターがぱんぱんだって前から言ってたのにさらに頭数が増えました。でもこれまでの契約引き取り業とは少し違うタイプの動きで、タイタイとガルバはまだまだこれからの選手なのでOKCが進んでいる方向に少しはフィットする選手達を獲得した動きとなりました。ゲイは年齢的に無理すぎる。

ロスターに空きがあれば最高の動きだったんです。ガルバは身体能力のあるビッグウイングとして起用してみたいですしタイタイもベンチに置いておいて損はありません。でも空きがないのでこの2人の面倒を見てる余裕は残念ながらない気がします。しかし先述のように彼らはこれから伸びていくはずの若手なのでどこかのチームが欲しがってくれるかもしれません。つまりはベルタンやディポ、ミルズよりかはトレード価値のあるアセットとして見ていいと思います。

ガルバはともかくタイタイはトレードでたらい回しにされてサマーリーグにも出れていません。可哀想です。OKCに残るっていうのは難しいと思いますが、2人が良いバスケキャリアを過ごせることを祈っています。

 

 

7/20 ルディゲイのウェイブとジャック正式加入、DENの指名権

サマーリーグが無事に終わってからの報道です。予想は出来てましたが取り急ぎな感じでゲイをウェイブしました。彼をロスターに残す理由はなかったですしサラリーもそこまで高くない6.5milだったので予想通りだったわけですね。

他チームがFAルディゲイに関心ありとかいうニュースがありますが、それならトレードで取りにこいよと思ってしまいます。まあしょうがないか。

それでなんとかオフシーズンのマックスロスター人数である21枠目を空け、ジャックと正式に契約しました。およそ2年4milで3年目は制限付きFAに出来るみたいです。彼はOKCの弱点のひとつであるビッグウイングへの回答になれるかどうか、楽しみにしております。絶対五輪で怪我しないでよ。

で、今オフの最初の動きであるDENとの指名権を主としたトレードで手に入れた29年指名権の詳細が明らかになりました。と言いつつも条件がよく分かんないのでとりあえず確定したことだけ書いておきます。

 

 

8/22 細かくも大きな動き?

見出しの通り今回の動きは他のチームのファンからしたら小さなもので、OKCファンのぼくとしても期待しているようなビッグムーブではなかったくらい地味地味でしたが、如何せん短期間で4人もの選手の処遇が決まったということもあって意外と見逃せない、そんな感じでした。

まとめると、

  • HOU組ウェイブ
  • 2way組生存

です。つまりタイタイワシントンjrとウスマンガルバの両名がカットされ、リンディ君とオリビエサーが度重なる2way契約で生き残りを果たしました。

個人的な意外度で言うとガルバ解雇が一番で、何故ならロスター予想記事でも書いたようにガルバは残す価値があると思っていたからです。ヨーロッパ風味を持つ器用なスモールビッグは今のOKCに是非いて欲しい人材だったんですが…。Willよりガルバの方が明確に劣ってるなんて言えるかなぁ…。

しかしタイタイもガルバもドラフトの際に取ろうと思えば取れたと思うので、その時にスルーしたということはつまり両名とも「バスケの上手さ云々の問題ではなくOKC Thunderという組織に合っていない」判定を受けてしまった、ということなんでしょうか。だからと言って1年以上NBAで頑張ってきた21歳、22歳の人間性を決めつけるのもどうかと思いますし多分プレスティはそんなことしないと思うので、その他何らかの事情があったのか…?ぼくにはこの動きは説明できません。

そしてリンディ君とサーがまたもや2way契約の座を掴み取りました。

リンディ君とはてっきりお別れだと思っていて、本記事でも「あなたのことを忘れないよ」なんて言ったのが恥ずかしいです。やっぱり自身のルーツを大切にするという意味でも2way契約でもいいから地元でプレーしたい、という思いがあるのかなぁなんて思ったりしてます。今年こそどフリーのスリーは決めてくれよ。まじで。ほんとに。わざわざNBA.comで調べてみたら1試合当たりワイドオープンスリー2.1本も打ってんのに確率31.4%って…。ドートですら2.5本打って36.4%決めてるんだぞ…。参考までにギディは2.4本打って34.1%、ジェングは2.0本で29.1%でした。やばいね。

そしてサーですが、ほんとに正直言うと他の選手を試してみてもよかったんじゃない?とは思いました。決してサーのことを諦めている訳ではないんですが、そこまで彼に固執する理由が分かりません。まあでも運動神経はいいしスキルセットもOKCの中では大変貴重なものをいくつも持っているので、ひとまず来シーズンもよろしく!ですね。

 

あと、モーゼスブラウンがPORに拾われてました。モーは自分のNBAキャリアをここまで長いものにする切っ掛けを作ったOKCに感謝しろ。

 

 

10/18 さようならJRE

遂に遂に21年ドラフト組からも放出されてしまいました。21年カット第一号はJREで、ディポと抱き合わせでHOUへトレード、対価はKPJと2巡目指名権2個です。恐らくですが2027年MINのピックと2028年MILのピックです。ついでにKPJは即ウェイブです。当たり前じゃ。

JREの思い出話をします。彼がドラフトされた当時、OKCのスタメンCはデリックフェイバースでスタメンPFはベイズでした。しかし若手育成という大義を果たすためチームはフェイブと話し合い、彼の出場機会を減らすことを許してもらいました。そこで白羽の矢が立ったのがJREで、いつ頃からかスタメンPF~Cとして彼が出るようになりました。サイズこそ小さいものの強い足腰と優れたフットワーク、サボらない精神力でしっかりと力仕事と汚れ仕事を果たしてくれて、流石にセンターとしてはアンダーサイズすぎるけど今後もOKCを支えるスモールビッグの一角になってくれるとぼくは信じていました。

しかし22年ドラフトでサイズのあるウイング~センターを4人もドラフトしたことで風向きが大きく変わります。チェットの怪我でローテーションに空きが出来たので10月11月はスタメン控えに関わらず一定のミニッツを与えられていて、実際良い感じに活躍してくれていましたが、12月に怪我をしてしまってから事情がとんでもなく大きく変わってしまいました。Willの台頭とケンリッチやDubらの万能すぎるウイングの活躍によってJREが為すはずだった役割「DFではサイズ不足を誤魔化しつつ相手のビッグマンをマークしてOFではスリーを決める」が一気に埋まってしまったのです。さらに言えば上記のWilliams3兄弟がそれぞれ単なる3&Dとは呼べないほど独特なスキルを兼ね備えた逸材なせいで、そこまでスキルマンではなかったJREのカムバック先がなくなってしまったのです。トレードデッドライン後辺りに怪我から復帰したものの、その頃にはサリッチまでOKCに参画していたため尚更試合に思うように出られず、ケンリッチの離脱というJREに訪れたチャンスもWillとサリッチで無理矢理ビッグマンローテを回してしまう暴挙策をチームが取ったため潰されてしまいました。

そんなこんなでJRE自身も自分の境遇の危うさをビンビンに感じていたんだと思います。サマーリーグ参加を表明して自分の成長具合をアピールしようとしましたが、またもや直前で怪我をしてしまい参加が遅れ、その間にチェットは大活躍するしDubは身体大きくなってるしWillは相変わらず非凡なパスセンスを見せてくれつつ攻守両面で器用に活躍するし何ならジェングまでもがそのサイズと類稀なるセンスと将来性を見せつけてきました。これに加えてケンリッチ、怪我から帰ってくるであろうポク、FAで未知数のジャック、ルーキーのキヨンテ、2way契約という抜け穴で残り続けるサーがいるのでもうどうしようもなく、言い訳無用でさようなら、となってしまいました。

このような結果になってしまった一番の原因は昨シーズンの怪我ではないかと思っています。高確率なスリーとこれまでと変わらず誰にでもスイッチ出来る悪くないDFを発揮していた矢先の離脱となり、最大のアピールボーナスチャンスを失ってしまったような気がします。

しかし、JREにはこれまで3年間本当にお世話になりました。慣れないセンター起用にしっかりと対応して期待に応え、チームメイトとも仲良く楽しそうにしてくれました。OKC恒例の地域貢献活動でも大人から子供まで様々な人と触れ合い、たくさんの人々を笑顔にしてくれました。

HOUでどんな待遇になるのかは分かりませんが、そこで無理でも必ずやあなたを必要とするチームは現れると思うのでこれまで通り頑張ってください。どこ行っても応援します。

愛を込めて。

 

そして遂にロスター調整用カット行使必須枠残り1となりました。正直この人かなぁ…と思う選手はいますしロスター予想記事で予想してますのでまああれですが、しっかりとロスターが確定するまで更新を続けます。

それじゃあ23-24シーズンを戦い抜く戦士の最後の選択、よろしくねプレスティ。

 

 

10/23 ジャックウェイブ、トレ残留

この度、夏に結成されたオーストラリアントリオ:ジョシュパティジャックが完全解体となり、ぼくの予想も大外れという結果になりました。最後のロスタースポットに選ばれたのはトレで、ジャックホワイトは大変残念ながらウェイブとなってしまいました。

ジャックはW杯にて代表に選ばれてはいたもののなかなか出番がなく、さらにはプレシーズンゲームでも2軍同士の戦いになるまで出番がないという感じで、結局ジャックホワイトという選手の全容を掴み切れないままのお別れとなってしまいました。とはいえ他に起用したいorしなければいけない選手だらけのOKCですし、ジャックもチームに合流した後の練習等で期待されていたようなプレーが出来なかったのかもしれません。

うーんもう少ししっかりみてみたかったよジャック。今シーズンにどこかのチームに拾ってもらえるといいなぁ。それでもって来年のパリ五輪ではちゃんとミニッツ貰えるように頑張って準備しておいてね。

ほいでラストひと枠に滑り込んだトレマンさん、おめでとうございます!ほんとにほんとにおめでとう!ぼくの予想はジャック残しのトレカットだったので申し訳ない気持ちでいっぱいです。ですが昨シーズンからちょこちょこトレの潜在能力に関してポジティブな発言をしてきてますし、実際今でもトレを諦めるのは勿体ないと思っているので彼の残留は大賛成です。やっぱりあの滑らかなハンドルと卓越したシュートクリエーション力は魅力的です。

トレカット予想の根拠でもあったケイソン&vasa加入という向かい風がありますしそもそもガードが多いOKCなので、ここから巻き返すのは簡単なことではありませんが、折角ロスターに残れたのでここは思い切って積極的なアピールをお願いしたいです。というか単純にもう少し安定してジャンパーを決められるだけですぐにルーキー契約延長ゲットレベルだと思うので頑張って欲しいです。ロスター数の話は知らないぞ

また、JREはHOUにカットされてしまったようです。君もGSWに行くのか…?ともあれ恐らくですが複数のNBAチームから興味を持たれるくらいの選手ではあるはずなので、今後の活躍に期待してます。

 

 

ということで23年オフシーズン動向まとめもこれにて終了です!記事の途中でベルタンさんディスしてしまったこと以外はいい感じにまとめられたと思うので、将来見返すのが楽しみです。

 

それでは!今シーズンも楽しみましょう!

 

 

FA市場に目を向けてみる

ぼくはOKC ThunderファンなのでFAで選手を獲得してチームを強化する、なんて夢物語はさらさら期待してないんですが、たまには夢を語るのも悪くないかなって思って記事を書くことにしました。

今オフのFA市場に流れ出てくる可能性がある選手一覧を見てみて、OKCに来て欲しい選手がいたら語る方式でいきます。

今回の参考資料はspotrac!デフォルトの並び順が22-23シーズンの契約が大きい順だったのでそのまま見ていきます。

 

まず気になったのは勿論リスト最上位に位置する完全FA(以下UFA)のラス。いつでもラスにはOKCのジャージを着ていて欲しいですし実際カムバックが出来そうならまあまあアリかもしれないと思う自分がいます。

例えばこんな感じでラインナップ組めれば最高です。リムランが出来るセンターさえ獲得すればセカンドチームの不安は解消です。

ここまで語っといてあれですが、ラスの年齢や彼が求めている役割、契約を考えると正直ラス獲得は現実的じゃないです。というわけで少なくとも来シーズンはラスにはどこかで優勝してもらって、その後OKC凱旋っていう形を取ってもらいましょう。頑張れよラス。

 

次、プレーヤーオプション(以下PO)のミドルトン。最近怪我が多すぎてちょっと信用しきれないけど、怪我さえなければSFポジションが超アップデートされる。でもやっぱり怪我がどうしても怖いしそんな背景があると彼にPFは任せられなさそう。OKCのニーズと少しずれてるかもしれないですね。

 

POのポルジンギス。OKCには合わなさそうなのでパス。

UFAのケビンラブさん、年齢的に厳しすぎる。

 

UFAのブーチェビッチ。UFAなのか。悪くないように思うけどやっぱり年齢的にOKCには合わないかもしれない。あとはフットワークがそこまで良い印象がないので今のOKCのDFスキームに全くついてこれない気がする。

 

POドレイモンド、やかましいからなし。

 

UFAハリソンバーンズ、ハリバン界の開祖ですね。サイズもあってDFも悪くない、オフェンスの器用さは折り紙付きで凄く良い選手なんですが、彼もまた年齢がネックです。OKCはまだwin nowではないので既に全盛期を過ぎてしまった選手に大きな契約をあげるわけにはいきません。あと3歳若ければ一考の余地ありだったかもしれないです。

 

UFAのジェラミ、いいよね。完璧にOKCのニーズにハマる選手でなんならOKCにいたこともあるんだから、狙えそうならちょっかい出してもいいと思います。しかし、DENへトレードされたときの泥船発言が果たしてどこまで本心だったのか、そしてその感情は今現在どんな形でジェラミの心の中にあるのかというのがちょっと気になります。ミーティングはしたい。

 

POゲイリートレント。Dubを獲得出来ていなければ狙っても良かったかもしれないけど今となってはGTjrは別にいいかな。

 

チームオプション(以下TO)のマリクビーズリー、MIN時代に11本か12本かのスリーを決めてきた憎たらしいシューターですが、ジョー様とリンディ君いるからいいや。

 

UFAクリスチャンウッド、彼は判断に迷いますね…。なんやかんやいたら確実に役立つくらいのOF力ですしDFも個人的にはまあまあ悪くないと思っています。しかし今までの彼のキャリアを振り返るとどうしても「ウッド=勝利に貢献出来る選手」という式が作れません。キャラクター的にもなんかOKCに合わない気がしますし、恐らくプレスティもウッド獲得はそこまで考えてないでしょう。特段理由もないですが

 

UFAのブルックロペス、彼のスキルセットはNBAの全チームが欲しがるものでそれはOKCも例外ではありません。チェットロペスの4番5番コンビは確かに見てみたい。

他のチームとの競合でOKCが競り勝つには契約金を吊り上げるしかないですが、ロペスの年齢を考えると大きな契約をあげるのはぼくならやりません。MILに残ってくれい。

 

POクズマ、全てのSNSをやめられるなら話は聞こうかな。OKCに来たらLALの時みたいにロールプレーヤーの役割をやって欲しいんだけども、それを我慢してくれるかな?求める役割がそんなんだから契約金もそんなに大きな額は提示出来ないけどそれでもいいかな?WASで自由気ままにエースやってるのも彼にとって悪くないかもしれないので強く勧誘する気はありません。

 

UFAディロンブルックス、性格的になし。

 

UFAドワイトパウエル、年齢は高めだけど彼ならそこまで高額じゃない2年契約とかでも納得してくれそうでさらにOKCのニーズにもそれなりに合いそう。怪我が怖いけどちょっとだけ話してみたいかもしれない。

 

UFAジェイクラウダ―、OKCは君のホームではなさそう。

 

UFAのシャリッチ、残留してくれたら凄く嬉しいしサンキューシリーズでも書いたようにチェット復帰によってシャリッチチェットやシャリッチWillのコンビを観れるようになるかもしれないので、短め安めの契約でどっすか?だめすか?

 

UFAヤコブ、ぼくの最注目FAです。チェットのサポーターとして、近頃多いスーパースタービッグマンへの対抗策として、OKCの弱点であるDFリバウンドを改善してくれるリバウンドマシーンとしての役割を任せたいです。SASカルチャーを十分に吸収した器用なビッグマンという印象なのでOKCにも良い感じにフィットしそう。

ここで少しOKCのスモールラインナップ構築を批判しますが、2010年代のMIAやGSWに代表されるようなスモールラインナップをひくチーム達が成功していたのは「歴史的に異次元なレベルのスターがいたから」だとぼくは思っています。ヒートルズはリアルタイムで観てないので何とも言えませんが、レブロンがPFにいたらセンターが小さめでも問題ないでしょ。あと、ボッシュだってバードマンだってラシャードルイスだって6'10以上ありますしいうほどスモールでもありませんし。

GSWはドレイモンドというチームDFスペシャリストでマンDFも素晴らしいという最高クラスのアンカーがいて、それに加えてイグダラというレブロンまで相手出来るサイズとパワーを持つビッグウイングがいたんですから、そりゃスモールでなんの問題もないよねと。そこにこれまた6'6もあるクレイがいて、2016以降はKDまで加わって多少の高さがプラスされたわけですから尚更参考になんかなりません。

それらに加えて2010年代はビッグマン不作の時期だったわけで、相手にスーパースタービッグがいないなら機動力やシューティングを求めてスモール化しても問題ないですしそれが通用しますよ。でも今は5番の役割が改めて見直されてきていて、高さがあるというシンプルな武器が大切な時代に戻ってきています。さらにはヨキッチやエンビードなどのMVPセンターも現れてきている他ヤニスやAD、サボニス、KAT、これからはバンケロなんかも脅威となってくるはずです。

彼らへ対抗するには2015GSWみたいに歴代最高のシューターを軸にしてかつBBIQとサイズ、スキルセットに優れたプレーヤーを10人集めるか若しくはこちらもサイズを増すしかありません。どう考えても後者を実行した方がいいでしょ。

だからその第一歩としてヤコブ取ろうぜ!

今なんてギディセンターのラインナップとかやってる時間帯もあるけどどう考えてもおかしいでしょ。3番4番が6'5しかないのはスモールラインナップじゃなくてミニマムラインナップなのよ。

 

はい、続きいきます。UFAのメイソンプラムリー、年齢高いのとアダムスへの無礼が忘れられないのでなし。

 

POのブルースブラウン。アーロンがその役割を担ってくれるはず。

 

POガリナリ、めちゃくちゃ帰ってきて欲しいけど本人がBOSのファンの前で早くプレーしたいって言ってたからその意思を尊重します。

 

八村さん。ノーコメント。

 

制限付きFA(以降RFA)のキャムジョンソン、好きです。でもRFAなのが厳しいかな。彼にPFは任せられますかね?キャムジョンソン獲得に動くのは反対ではありません。

 

ムスカラさん。10年50milで再契約。

 

UFAニアング、悪くないけどちょっと年齢高めだしリンディ君いるしいいや。

POドラモンド、ガン無視。

RFAサイブル、ぼくならちょっかい出すことすらしないです。だってドートいるもん!

 

RFAのPJワシントン、いいねぇ!3年50milくらい吹っ掛けてみてもいいんじゃない!?

 

RFAのグラントウィリアムス、意外と背高くて6'6あるし体重も十分な感じでスモールPFをこなせるとは思いますが、彼をOKCに加えてもDFリバウンドが増えるかというと何ともですし、相手の大きめのウイングエースを守らせるのもまた違う気がします。そんな感じでグラントにはそこまで魅力は感じません。いい選手だとは思うけどね。

 

UFAマーキースモリス、正直バブルのLALでやってた役割を今のOKCで果たしてくれるだけで最高なんですが、あれから3年経ってますし無理なのは百も承知なのでなしです。18-19シーズンは申し訳なかった…

 

RFAベイズリー…

 

UFAトレイライルズ、正直アリじゃないかと思います。The Rotation Playerっていう感じですが6'9/235lbsのサイズは魅力的です。ライルズの性格がOKCに合いそうならしれーっとOKCにきてくれるのをほんの少し期待してます。

 

UFA渡邊さん、ノーコメント。

 

UFAユーバンクス、あり。結構体張ってDF頑張ってた印象なのでユーバンクスのこと好きです。けどPORに残りそう。

 

UFAジェイレンマクダニエルズ、いいね。ちょっかい出しましょう。Jalenブラザーズ結成目指しましょう。

 

UFAナズリード、OKCファンの中では結構人気株です。ぼくもナズのことは好きなので狙えるなら是非獲得しに行っちゃって欲しいです。OKCで夢を叶えようぜ。

 

RFAのポールリード、プレーオフではしっかり仕事して自身の評価をぐーんと挙げた印象ですが、残念ながらプレースタイル的にOKCには合わなそう。

 

RFAのジョックランデール、彼もまたプレーオフで株を上げました。単純にサイズを求めているぼくとしては唾つけておきたいところですが、特段ランデールにこだわる理由もありません。

 

 

こんなところです。疲れた。

ネガティブな感情なしに本気で欲しい!って思ったのはロペス、シャリッチ、ヤコブムスカラさん、PJワシントン、ジェイレンマクダニエルズ、ナズリードでした。次点でトレイライルズ、他はまあ別にいいかな。

 

果たしてぼくはこの記事でFA市場を見渡したかったのか将又OKCのスモールラインナップに文句を言いたかったのか、それは分かりませんがひとつ確実に言えるのは、

いい加減体張れるビッグマン1人は取ろうぜ!(3年連続4042回目)

 

それでは。

 

 

生意気なOKC

今回はオフシーズンの退屈さを紛らわすためにスタッツを見ていて気が付いたことについて語ります。

と、その前にロッタリーについてちょっと喋ります。まずはOKC12位指名権ゲットおめでとう。そのまま指名もよしだし可能であればトレードアップでもいいし、自由に活用して下さいプレスティさん。それとTwitterでも言いましたがSASWembyは最高です。数年後のWCFはOKC beat SAS in 6ですね。

 

さて、それでは本題に入ります。何もやることがないオフシーズンにすることと言えばあれこれ細かなスタッツを見ることですが、そうやって暇つぶしをしていたらOKCがこれまた面白い数字を残しているのを発見しました。そのスタッツがタイトルにもあるようにちょっと生意気だったので記事を書くことにしました。

OKCの生意気なスタッツとは、

レギュラーシーズンのワイドオープンスリーアテンプト数リーグ最多(2年連続)

です。なんとかプレーインに滑り込むようなチームがこんな上質な外角シュートを演出しているというのが大変生意気なのです。括弧内にも書いたように実は昨シーズンも1位だったんですが、それが偶然ではなかったことも証明出来たのでよかったです。

ということで今回のサムネはOKCが誇るシューター、ジョー様です。

来シーズンも引き続きワイドオープンスリー成功率100%ジョー様でいてくれると助かりますので、よろしくお願いします。

 

ワイドオープンスリーの定義をおさらいすると、「シュートを打った際に一番近くにいた相手ディフェンダーが6f以上シューターから離れていること」のようです。その距離大体1.8mほどで、まあ確かにそれくらい離れてればドフリーといってもいいのかな?

ワイドオープンスリーのアテンプトが一番多いのがOKCでそこからIND、MIL、SAC、DAL、BOS、GSW、NOP、MEMと続きます。こうしてみると基本的にワイドオープンスリーを多く演出出来ているチームは良いチームが多いことが分かります。大体優勝コンテンダーだし、そうじゃないINDだって勝ち星数こそ少ないもののカーライルいてハリバートンネムハードTJいたらGreat shotも増えますよ。

しかしこれらの素晴らしいチームを差し置いてOKCが一番多いんですよ。生意気でしょ?

それでもって面白いのが、フィルターを「ワイドオープンスリー」から「オープンスリー」にすると途端にOKCはその数を落としてリーグ28位になります。つまりがら空きのスリーはよく打つけどちょっと空いてるのは打たない、Good shotよりもGreat shotを目指す、という作戦をOKCが取っていることが想像出来ますね。

 

では次にワイドオープンスリーのシュート効率についても見てみましょう。

OKCはワイドオープンスリーを38%で決めています。この確率は一見悪くないように見えますし、昨シーズンのそれは35.1%だったので当社比では実際かなり良くなったんですが、今シーズンのこの数字は残念ながらリーグ20位という結果でした。要するにOKCは今シーズンも「ワイドオープンスリーを一番よく打つけど大して決められないチーム」という定位置からは脱却出来ませんでした。ちなみに昨シーズンは29位ね。

ワイドオープンスリーをよく決めているチームはGSWの41.9%、BKNの41.7%、LACの41.6%、BOSの41.2%、PHIの41.1%という感じです。OKCの飛躍的なシューティング力向上を鑑みると来シーズンはもっと上を目指して欲しくなっちゃいますが、果たして彼らは41%くらいの確率で決めることが出来るのだろうか。ワイドオープンなんだから遠慮せずに決めてくれよ。

 

という感じでワイドオープンスリーの数がリーグで1番多いけど28番目にワイドオープンスリーを決めるのが下手なOKCなわけですが、スリーを打った場所に関してはどうなんだ?と思ったので調べてみました。

注意ですが、これから話すスリーアテンプトと打った場所の関係についてはワイドオープンか否かは関係ないので注意して下さい。

調べた結果、OKCはコーナースリーアテンプトがリーグ6番目に少なくて、コーナー以外からのアテンプトがリーグ9番目に多いチームでした。

ここ5年間くらい(もっとかな?)コーナースリーはオフェンス効率最高のシュートだという風な言われ方をしていると思います。この情勢もあって、コーナースリーアテンプトが少ないというのは現代NBAで戦うには非常に厳しいのではないか!?というのがこのスタッツを見てぼくが感じたことでした。さらに加えるならば、OKCのコーナースリーの確率は39.7%のリーグ10位で、そこそこ高確率なシューティングを実現出来ているんです。だからこそもっと試投してみてもいいのではないかと思ってしまいます。また、コーナー以外からのスリーの確率は34.7%のリーグ18位とそこまで良いものではありません。そんな効率のスリーをリーグ9番目のアテンプト数で打ってりゃそりゃスリーの確率も落ちるべな。

つまり、シュート確率だけでいえば優秀なコーナースリーを打たずに苦手な非コーナースリーを打っているということになります。そりゃあ相手チームだってコーナースリーを警戒してるだろうからケアしててその結果非コーナースリーが増えるのかもしれませんが、折角ちゃんと決められているんだからアテンプトを増やす努力をしてみてもいいんじゃないのかなと思います。

 

ちょっと愚痴りましたが、ここで思い出すのが先述のOKCの作戦である「good shotよりもgreat shot」です。この作戦のせいといってはよくないですが、その影響でコーナースリーアテンプトが少ないのではないかとぼくは思うわけです。つまり、シェイやギディのドライブの後にコーナーで待っている選手にボールが渡って、そこでgood shotが打てるけどエクストラパスを回して45度にいるワイドオープンな選手にgreat shotを打ってもらう、というのがOKCの現状で、作戦を忠実に実行しているが故の低コーナースリーアテンプト高非コーナースリーアテンプトなのではないかと思うんです。

この仮説が正しいかどうかなんて分かりません。でも今シーズンの試合を思い返してみるとどの選手もスリーが打てそうな場面でも多少プレッシャーがあったらパスやドリブルを選択するっていう場面が多かった気がしますし、勿論それはコーナースリーチャンスでも同じ傾向にあった気がします。くぅぅぅ勿体ない気がしてならない…

 

この記事を書いてぼくの主張がまとまりました。来シーズンのOKCに期待したいことは、

  • good shotな場面(ワイドオープンではない)でもコーナースリーが打てそうなら打ち切る
  • great shotな場面(ワイドオープン)にこだわるなら40%は絶対に超える

という2点で、少なくともどっちかは必ず達成して欲しいです。1点目に関しては、今の確率のままコーナースリーが打てなかったとしてもしっかり打ち切ることで相手のウィークサイドにいるヘルプディフェンダーにプレッシャーを与えられるので、是非トライしてみて欲しいです。

 

というところでオフシーズン恒例のスタッツレビュー回でした。早くドラフトやろうぜ。一日だけといわず毎日ドラフトしようぜ。早くNew Thunderがみたいぜ。早くNew OKC Thunderのメンツがみたいぜ。

それでは!