けしぶ

オクラホマシティサンダーについてあれこれお話しする場所です

21-22シーズン開幕10試合を終えたOKC

まさかの3連勝...

 

さて、現在4勝6敗で西11位の座につけるOKCですが、今シーズンも多分このままタンキングになるのでしょう。一応開幕前にはベイズやポクといった若手が急激に伸びてフェイブもバチっとハマってプレーオフっていう可能性も残っていたわけですが、そんなことは起こりませんでした。

というわけで、ここまでの試合を観てきてぼくが感じた率直な感想について語りたいと思います。

 

それは、「真に優秀な若手」についてです。というのも、ギディが本物過ぎてぼくの中で真に優秀な若手っていうはこういう人のことをいうんだなと思わされたからです。

ギディは最高のパフォーマンスを残してくれています。これ以上何も求めないのに、ちらほら期待以上のパフォーマンスまでもしてくれます。vsLALでの最後のフェイブへのアシストやvsSASでの最後のドートへのアシストは頭の中でもリプレーできるくらい何回も観ました。

ところで、ぼくはスタッツを見るのも嫌いじゃないですが、選手の評価をするにあたってはスタッツでは評価しないようにしています。なので、選手の評価をするときはその選手のプレーをみて、プレーひとつひとつの質を自分なりに分析することで、選手の特徴や得手不得手を読み取るようにしています。良いプレーをし続ければ自ずとスタッツもついてくるっていうスタンスです。今年のシェイなんていい例で、昨シーズンより確率は落ちてますがどう考えても選手としては進化しています。最近はスタッツも良くなってきたしね。

で、ギディは数字以上のプレーをしています。特にパスの質はルーキーという枠を飛び越えてリーグ内においても上位クラスだとぼくは思っています。比較対象は絶対にルカドンです。どんな場面からでも空いている選手や効率的なパスを見つけ出し、それを実行できるIQとセンスを持っていますし、何よりプレーのイメージを常に持ってるのが最高です。パス以外にもフローターは上手だし、意外とスリーも打てるし、レイアップの際の滑らかな腕使いも既にNBAで通用するものです。

こんな有能な選手をドラフトで獲得できるなんて正直想像してませんでした。KDとかラスとかをドラフトしたときはこんな感じだったんだろうなと想像させられます。本当に優秀なルーキーを獲得する、ドラフトで当たりを引き当てるという瞬間に立ち会えたような、そんな気分です。それほど個人的にジョシュギディという選手は光っている逸材なのです。

一方、昨シーズンからいる若手組が思ったほど伸びていないというのが非常に歯がゆいです。ベイズ、ポク、マレドンはその好例です。昨シーズン十分に出番を与えられていた彼らにはもっと爆発的な何かを期待していたのですが、今のところ目を見張るような活躍はないように思います。もちろんときにはすごく良いプレーをしてくれたりしますけど、もっと安定してほしいですし、何よりも昨年からの+αが弱々しく感じます。まだ若い2年目、3年目に今以上の結果を求めるのは酷なのかもしれませんが...

ベイズは23位指名にしては良い」、「マレドンも2巡目指名にしては良い」って今までずっと思ってきました。ですが、リーグに入ってからは指名順位なんて関係なしで実力の世界になります。このことを今シーズンになってようやくぼくも少し理解したような気がします。

そんな世界の中で生き抜くことができるほど、果たして彼らは才能を持っているのでしょうか。数字は昨シーズンと大して変わらないかもしれない、少し悪くなったくらいで大した差ではない、っていうのは僕から言わせれば完全に的外れです。プレーの質が本質的に期待ほど成長していないという印象しか受けないのです。

ポクの成長幅の低さには正直がっかりしましたが、彼の場合はまだ投資を続けても良いと思わせるスケールがあります。それは7フットの身長だったり、パスセンスだったりシュートセンスだったりから感じられるものです。ですが、流石にもうちょっとインパクトプレーヤーにはなっててほしかったなあ。

6位指名のギディとロッタリー外指名の選手たちを比べるのはアンフェアなのも分かっています。ですが、昨シーズンあんなに頑張ってたのに...っていう気持ちになってしまうのです。それに、22年ドラフトでもまたロッタリー選手が入ってくることが予想されますが、そうなったら果たして今いる若手たちはどうなってしまうのか。JREも今重用されてますけどバンチェロなんてドラフトした日には一気にプレータイム減りそう。

今までOKCのために身を粉にしてプレーしてきてくれた選手たちはみんな大好きですし、できることなら今のメンバーの成長も見続けていきたいです。しかしそれは不可能であり、シェイのためにも無限に再建を続けるわけにはいかないため、いつの日か今のメンバーの何人かともお別れということになってしまうのかもしれません。

 

ちなみにドートは昨シーズンからオフェンスの伸びは少ないかもしれませんがリーグトップのマンディフェンス力の持ち主ですので完全な例外です。今シーズン終わったら4年55~60milくらいで契約延長しそう。というかしてくれ。

 

なんか語ってたら内容が二転三転してしまったので無理やり体裁を整えましたが、読みにくい出来になってしまいました。

要するにギディは凄くて他の若手たちも頑張れよっていうことが言いたかったんです。そいでもって22年ドラフトでも我らが超有能GMによるエキサイティングな指名があることに期待してます。今後15年スタメン張れるいかつい奴よろしく。

 

今後も良いバスケをしてくれることを期待してます。

それでは。