バックトゥバックの2日目かつ移動もあったとはいえ、HOUにブローアウトされるのはすんごい残念でした。その内容も酷いもので、何やっとんねん君達はっていうプレーが多すぎました。
とりあえず直近の試合の感想は以上です。
話題を変えて、今回は今シーズンのOKCを観てきてぼくが感じている「OKCリビルドタイムライン」について語ります。
結論から言うと「来シーズンからは優勝を本気で目指そう」です。その理由は全てシェイの4年連続4回目の急成長にあります。
ぼくは昨シーズンまではシェイのことを船長と呼びつつも、正直実力的には優勝チームの1.5番手から2番手くらいの位置取りだと考えていました。決して手放すわけにはいかない選手でチームの中心人物だけど、いざ優勝したときにシェイがFMVPになるかな?どうだろう?、という感じです。
それがこの活躍ですよ。現地のファンからMVPコールが出るくらい大変素晴らしいパフォーマンスを残しています。
MVP chants for SGA in Paycom Center: pic.twitter.com/wujXguYimW
— Derek Parker (@DParkOK) 2022年11月26日
ぼくは完全にシェイの評価を間違えており、彼はひとたび優勝すればほぼ必ずFMVPを受賞するだろうほどの選手でした。
個人的には地球代表の15人に選ばれるくらいの実力なのは間違いないと思っていて、それはつまりAll NBA Teamは確定ということです。明らかにその辺のスターとは一線を画すレベルの選手になってしまいました。
さて、ここからが問題です。ぼくは前の記事でこう書きました。
彼(シェイ)の周りにチームを作っていくべきだということが完全に明らかになり、ひとつの再建タイムラインが定まりました。
見返してみて、これは結構上手く書けているなあと我ながら思ったんですけど、完全に今のOKCの悩みはこれだと思います。シェイがこんなレベルの存在になってしまったせいで、ふわふわした再建はもはや出来なくなってしまったんです。
シェイのキャリアをこれ以上無駄にするわけにはいきません。
一刻も早くシェイの周りにチームを作り、優勝めがけて一直線に進むべきです。もうこれ以上ドラフトがどうこう、プロスペクトが云々とは言っていられない状況になってしまったわけです。
こういった背景からシェイ中心のチーム作りを早急に進めなくてはいけないのですが、そのために出来ることと言えば時間のかかるドラフトではなくトレードが最も効率的です。FAは無理だし自前の若手選手の育成は時間がかかりすぎるし。
ということでトレードについて少し考えてみます。なお、考えるのはキャップが30milくらい空く予定の2023オフシーズンになってからのトレードです。つまりこちらからは契約を放出せずにそこそこの選手は獲得出来る状況を想定します。
トレード交渉の場においても今まで貯めに貯めてきた指名権は役立ちます。今こそ売り切れ御免の指名権大特価セールを行うべきかもしれません。しかし、Win Nowかつシェイを助けられるスターを獲得するとなると、指名権だけを渡すというトレード交渉は難しい気がします。将来どうなるか分からない指名権よりも今戦力になっている選手の方が安全で確実ですからね。
となると、こちらからある程度将来性が約束されている若手も放出しなければいけなくなるかもしれません。そこで白羽の矢が立つのがギディなんじゃないかと思ってしまいます。
なにもギディが悪いんじゃありません。まだ20歳になったばかりのソフォモアを簡単に諦めるのは明らかに悪手ですし、3年目にブレイクしたポク、4年目で遂に居場所を見つけたベイズの例も考慮すると、何故ソフォモアのギディを手放すんだという話です。
ここで勘違いして欲しくないのは、ぼくのスタンスは「ギディは絶対に不要ではない」です。今でも戦力として活躍してくれていますし、チェットとのコンビプレーもまだなのに見切りをつけるのは愚かの一言です。
でも、シェイの急成長のせいでギディの成長を待つ時間が急激になくなってしまったというのもまた事実な気がします。それなら将来価値が比較的高く、現時点でも使い方によっては十二分な活躍をするギディをアセットにして、シェイとばちこりハマる1.5番手~2番手の選手の獲得を画策してみるのも一手なのではないかと考えてしまうことがあるのです。そうすればプレーオフも現実的になり、シェイもより楽にプレー出来るようになるかもしれない。キャリアの早いうちからプレーオフミニッツを経験すれば他の選手達もまた一段階成長出来るかもしれない。そういった意味でも今のOKCは「善は急げ」な状況にいるのではないかと思います。
もし本気でトレードに動くならギディ以外の若手も勿論トレード対象になるでしょうが、その中でも群を抜いてギディはアセットとしての価値が高いはずです。ギディが凄いからこそトレードの弾としても重要になりうるよねっていう話です。
という感じで、ここまで最近ぼくが感じるOKCのタイムラインとそれを達成するための考え方の一例をシェアしてみました。あくまでぼくの妄想なので冗談半分に読み流していただいて、興味深いと感じていただけたのなら幸いです。
ちなみにぼくがトレードで狙ってみたい選手はエイトンです。その前提として
- PHXがプレーオフで負ける
- エイトンがやっぱりここに居たくないをする
の2点がクリアされる必要がありますが、もしクリアできれば
- シェイ
- ドート
- ポク
- チェット
- エイトン
という常軌を逸したラインナップが出来ます。エイトンチョイスの理由は、センターはやっぱりしっかり体を張れる人がいたほうがいいというのと、DFリバウンドが強い、ヤニスをある程度相手出来る、クリスポが認めている、などです。エイトンくるならギディも残って欲しいですけどね、どう考えても相性良いし…
他にも色々いると思いますが、あったら嬉しいということで紹介しました。
今回の記事は以上です。
これからどうなっていくのかは分かりませんが、恐らく今シーズン中に大きなテコ入れをするというのはないと思うので、しばらくは今のメンツを溺愛していきたいと思います。普通に今のメンツ良い感じなことも多いですからね。
Go Thunder!!
Respectfully. #ThunderUp pic.twitter.com/VQ1pt9i3fL
— Bally Sports Oklahoma (@BallySportsOK) 2022年11月26日
それでは!