けしぶ

オクラホマシティサンダーについてあれこれお話しする場所です

サマリとソフォモア

 

サマリを観ながら感じたことについて書いていきます。(7/13時点)

 

ぼくは今年のサマーリーグに関して、かなり勝敗を重視して観ています。理由はOKCの出場選手はほぼ本契約or2way契約の選手であり、それに加えて2年目選手も複数出場しているため、このメンツでサマリですら勝てないということはすなわち今シーズンの終わりを意味する気がするからです。

しかし、HOUには負け、バンケロ抜きのORLには辛勝しか出来ませんでした。この原因は色々あるのかもしれませんが、とりあえずその原因をソフォモア組にフォーカスして語っていきたいと思います。

 

まずはトレ。なんでか分かりませんがてんでシュートが入りません。昨年のサマリのスタッツを見てもやっぱり低確率でシュートしてるので、ラスベガスの空気が合わないんでしょうか。

トレの才能が疑いないことは昨シーズンを通して証明してくれているのでそこは心配していません。でももうちょっと勝ちに結びつくプレーをして欲しいなと思いますし、2年目なんだからシュート以外、例えばプレーメイクとかでチームを引っ張って欲しいです。

次にギディですが、シューティングが改善出来ない!これはどうすればいいのか分からない!なんかSASの名シューティングコーチがフリーになったらしいので来て欲しいです。あとは腕の短さの影響もあるとは思いますがまだハンドリングに改善の余地ありって感じがします。ハンドルミスもちょいちょいありますし流石にサマリで平均5TOはしてはいけない気がする。

もっと言うなら、ギディはPGとしてプレーするなら今まで以上にゲームをコントロールしないといけないと思います。この観点ではどうしても比較対象にクリスポを思い浮かべてしまうのでいけませんが、プレーメイクを磨くならもっとビデオ見て勉強してもいいと思いますし、スコアリングするならそれこそもっとハンドリングやシュートを改善していかないといけません。君はそこそこの選手で留まってはいけない才能を持っているんだから、もっと頑張れるはずだよ。

次に、JREはリム周りのシュートが結構上手くなりました。これでギディのアシストを消さずに済むね。まだそれほどスリーを打っている印象はありませんがきっとそれなりに決めてくれるでしょうし、もしスリーが微妙なときがあっても相変わらずのディフェンスの器用さで活躍してくれるでしょう。JREはチェットが苦手そうな体重が重い相手と相撲出来ますし、ガードにもスイッチしてペリメーターである程度守れるくらいのフットワークは持っています。それと何よりオフボールでのポジショニングや声掛けの意識が高いのがいいんだなこれが。

アーロンは全てにおいて成長しています。スリーは入るしカッティングは上手いしドリブル上手くなったしパス上手くなったしディフェンスも1on1、スイッチ、オフボールの動きやポジショニングも良いしでもう最高です。これほど成長するなんて思っていませんでしたが、仮にこんなパフォーマンスをRSでもしようもんならカリフォルニアのウィギンスとどっちが強いかって話も出来るくらいになりそうですね。

他にも、クレイチは上記の2人には劣るもののサイズとフレームに優れていてかつ「1を0にしない」という意識を強く持っているように思います。昨シーズンに比べてまだ明確に成長できた部分は分かりませんが、あのサーカスショットもよく決めましたしディフェンスもとりあえず合格点はあげたいくらいには頑張っています。あとはもう少し自分で攻めるメンタルがつくと一段上の選手になれる気もしますが、今はまだロールプレイヤーとして一歩ずつ進んでいくのでいいでしょう。

ソフォモアだとリンディ君もいますが、サマリでの出場がそんなに多くないのと彼の場合はシンプルにスリーが入るかどうかだと思うので議論しません。

 

以上がメインのソフォモアの選手達だと思います。まとめるとギディとトレにはもっと試合を支配して欲しいと思っていて、その他の選手達は概ね満足しているといった感じです。

もちろんサマリの試合結果をギディとトレの2人だけのせいには出来ませんが、実際その原因としてトレの低パフォーマンスは挙げられると思いますし、ギディはもっともっとコートを支配してもいいと思います。言い方は悪いですが、所詮サマリなんだからさ。

 

さて、ここまでの話でソフォモアの中でもトレとギディにだけ厳しく意見を言いました。ここからはこの2人にだけなぜ?という話をします。

その理由は、ぼくはこの2人を「0から1を生み出す人」という風に捉えているからです。巷で言うクリエイターでしょうか。それだけ特別な2人だと思っているからこそ厳しい目で見ちゃうんです。流石にギディと同じレベルでトレを見てはいませんが…

一方で、ソフォモアでも役割が「1を0にしない人」であるJREやアーロンはいい感じです。「1を0にしない人」とは所謂ロールプレイヤーと呼ばれるプレースタイルの選手を指していますが、誰かが生み出した「1」を消さないように動くのは意外と大変なものです。そんな難しい役割にぴったりの選手に2人はなりつつあります。

 

というわけで、ソフォモアのみんなに言いたいのはそれぞれ今の役割を果たすための努力と成長をよろしく!ということです。決してトレとギディがサボっているわけではないと思いますが、特に君達2人にはより高いレベルを求めてるよってことです。

他のチームと違ってRSに臨むメンバーの半分以上がいるチームでケミストリーも作っていけてるわけですし、その観点でもそろそろ試合結果に表れて欲しいですね。

ソフォモアに限らず他のメンバーも含めた「0→1、1→1」議論は長くなったので次の記事でします。

 

それでは。頑張れソフォモアーズ!

 

(7/14のSAC戦後に追記)

トレ活躍素晴らしかったです。君があんな感じでやってくれると他の選手ももっとやりやすくなりますし試合の流れも引き寄せられます。怪我が軽いといいね…

ギディはサマリ終了のようです。次のプレまでにもう少しはFG%上げられるといいですね。