けしぶ

オクラホマシティサンダーについてあれこれお話しする場所です

SGAという男

 さて、今回はSGAことShai Gilgeous-Alexanderについて、思うことを語りたいと思います。

以降シェイと呼びます。なぜなら、ぼくの場合SGAよりもシェイと呼ぶことのほうが多いからです。

 

 

シェイとの出会い

2019年のポールジョージトレードによってOKCにやってきたシェイ。当時は彼のことをよく知りませんでした。調べてみると、プレーオフでBIG5のGSW相手に活躍した期待の新人らしいことが分かりました。あの年のポジョとのトレードでやってきて、さらにプレーオフでも活躍できる若手などというステータスだったので、シェイへの期待は膨らむばかりでした。

というか、あのトレードによるチームへの、そしてぼく達OKCファンへのダメージは大きく、代わりにやってきたAll-rookie 2nd teamの新人に大きな希望を見出さないとやってられない状況でした。

 

結果的に、シェイは当たりというか、とんでもない選手でした。2年目にもかかわらず、リーグでも話題になったスリーガードラインナップの一角として大活躍しました。ガードとしては身長が高めで、ディフェンスでも長い腕とスムーズなフットワークで堅実な活躍をしてくれました。

 

しかし、上手くかみ合っている19-20シーズンのOKCのロスターも、長くは続かないことは分かっていました。シーズンの最中にはガリナリ、アダムス、デニスのトレードの噂が常に流れており、最終的には起こらなかったとはいえガリナリはトレードされかけました。チーム解体ならば、スリーガードラインナップも解散で、全く別のチームに生まれ変わるだろうと。ポジョトレードとラストレードで手に入れた大量の指名権と若いシェイを中心に再建をしてくのだろうと、将来に思いを馳せていました。

 

再建への不安

中心選手もいて、指名権もたんまりある。理想的な状況じゃないかという声を当時はたくさん見ました。しかし、不安に思っていたことがありました。それは、果たしてシェイは優勝を目指すチームのgo-to-guyとなれる器を持っているのか、というものでした。シェイをエースにして優勝を目指すチームを作ることができるのか。場合によってはシェイもトレードの駒にするべきなのか...

なぜかというと、シンプルに優勝チームのエースの実力になるかどうかが微妙だと感じていたからです。2番手、3番手としてなら良い選手かもしれませんが、エースだとちょっと足りない気がしてならなかったのです。実際、2番手、3番手として素晴らしい選手でも、エースになると思ったほど活躍できない選手は昨シーズンも今シーズンもいます。名前はあげません。この不安を抱えたまま、20-21シーズンの開幕を迎えました。

 

 疑ってごめん

 プレシーズンの時点で既にOKCにおいて圧倒的なgo-to-guyとなっていました。プレーの質もさらに良くなり、クラッチにおいて頼りになるエースへと成長していたのです。今までの不安は完全に杞憂だったといえるほど、シェイは最高のエースへと進化していたのでした。

今となってはシェイに頼りっぱなしで、申し訳なさすら感じています。いつか、ドラフトなりトレードなり育成なりでシェイとコンビを組めるほどのスターがOKCに現れることを祈っています。

 

 

 

このぼくの考え(シェイについて疑問→再評価)と似たものをブログに書いている方を見かけたことがあります。その方のブログを見て、「ああ、この不安は僕だけが感じていたわけではなかったんだ」と思いました。この感情を改めて言葉にしたくて、この場をお借りして書いてみました。

 

それでは、ここまで読んで下さりありがとうございました。これからもシェイを信じて、彼についていきます。